初音ミク10周年をはじめ、米津玄師や須田景凪らボーカロイドをルーツとするアーティストたちの躍進といったメモリアルな出来事を経て、ボーカロイドシーンはまた新たなフェイズに突入している。
紅白へ出場した米津玄師を中心に、ボカロPとしての活動をルーツに持ちながらJ-POPのフィールドで活動をするアーティストはその存在感を増し続けている。同時に、YouTubeやTikTokという新たなプラットフォーム発のヒット曲も誕生。これまでとは様相の違った需要も生まれはじめている。
みきとPさんは、新たなフィールドへ活動を移すボカロPたちと比べても遜色のない実績を持ちながらも、ボカロPとしての活動を貫く。独特の発展を遂げてきたボーカロイドというシーンに何を見出だしたのか。ボカロPをつらぬき、最前線で戦い続ける真意を探っていく。