Series

連載

一つのテーマを、連続した企画として発信していく「連載」は、KAI-YOU Premiumの目玉コンテンツの一つです。

単発では伝わりづらい長期的視野を見据えたテーマはもちろん、気になる識者や著名人のロングインタビューや、特定のテーマを掘り下げたレポートやレビューなどを発信していきます。

ハハノシキュウのルポ「MCバトル」

ラッパー・小説家のハハノシキュウ。MCバトルに自身も参戦する立場から綴られる、他にない「MCバトル」のルポルタージュ。

ハハノシキュウが観た「戦極MCバトル15章」の群像劇 ブームの先にいた本当の敵

ハハノシキュウが観た「戦極MCバトル15章」の群像劇 ブームの先にいた本当の敵

PIEDPIPERインタビュー 新会社「深化」とWeb3.0構想への思い

PIEDPIPERインタビュー「クリエイティブには終わりがない」

「ビジネスだけを最優先した人は残ってない」花譜プロデューサーが見つめるVTuber産業の未来図

「ビジネスだけを最優先した人は残ってない」花譜プロデューサーが見つめるVTuber産業の未来図

週刊VTuber経済ニュース

週刊VTuber経済ニュース

ANYCOLOR社「にじさんじ」通販番組が始動 PRやコマース事業を後押しするか

ANYCOLOR社「にじさんじ」通販番組が始動 PRやコマース事業を後押しするか

音楽に救われた日

音楽に救われた日──“強く”あることを求められがちなラッパーも、悩み、苦しみ、自分と向き合って人の心を打つ音楽を生み出す。

その苦悩を通して、音楽という救済の意味を知る。

CHICO CARLITOが、ラップをやめて沖縄に戻った日

CHICO CARLITOが、ラップをやめて沖縄に戻った日

BTGM宮下兼史鷹の「芸人おもちゃ手帖」

いまテレビで引っ張りだことなっているお笑いコンビ・宮下草薙。そのツッコミ担当である宮下兼史鷹が、超がつくほどの「おもちゃ狂」であることはあまり知られていない。

編集部も圧倒された宮下のおもちゃ愛と知識、そこに垣間見える芸人としての日常を語り下ろす。

遊戯王もお笑いも「後攻の美学」がある──「遊戯王」前編

遊戯王もお笑いも「後攻の美学」がある──「遊戯王」前編

越境する音楽家たち

言語やバックグラウンド、活動の拠点、表現手法にとらわれないアーティストが、国内からも数多く現れている。Superorganismを筆頭に、んoon、Newspeak、YonYon、Moment Joon、Mitski、王舟など、挙げていけばキリがない。

人種、言語、セクシャリティ── CIRRRCLEは“ハッピー”で越境する

人種、言語、セクシャリティ── CIRRRCLEは“ハッピー”で越境する

Itaq x 小松成彰対談 音楽とスピリチュアル

安倍晋三銃撃事件に端を発した旧統一教会問題──オウム以来、これほど“宗教”が取り沙汰された年はなかった。

そんな2022年に邂逅したのは、かたや、幸福の科学2世信者でラッパーというあらゆる意味で異端のItaq。かたや、男性で現代魔女という異端中の異端である音楽家の小松成彰。2人の対話を通した“音楽とスピリチュアル”

聞き手は、ニートtokyoのインタビュアーとしてお馴染みの山田文大。

Photo by K. Mitch Hodge

宗教はDIYできる──現代の“魔女”と宗教2世ラッパーが語る「神のデザイン」

宗教はDIYできる──現代の“魔女”と宗教2世ラッパーが語る「神のデザイン」

岩永亮祐の現代マンガ考察塾

日本のポップカルチャーにおいて、漫画の存在は大きい。

多くの映画やアニメーションなどの映像作品の原作という中心的な役割を担い、長年続く出版不況の中でも漫画のメガヒットは続いている。幼い子どもから、大人にまで、あるいは海外にまで届く射程の広さを漫画は持っている。

そして、主に漫画雑誌という連載媒体をほぼ変えないままに、今、ますます漫画は面白くなっている。

神話をベースにして読み解いた画期的な『HUNTER×HUNTER』批評で話題を読んだ気鋭の書き手・岩永亮祐が、現代の漫画、その物語の構造を解き明かす。

この連載を読めば、あの話題作や人気作がなぜ人を惹きつけるのかを理解することができる!

究極の「自由」とは何か? 『進撃の巨人』とエレンの運命

究極の「自由」とは何か? 『進撃の巨人』とエレンの運命

ジャパニーズレゲエ再考

2022年は、ジャマイカ独立60周年に当たる。ジャマイカから広がったレゲエは遠い日本にも辿り着き、ジャパニーズレゲエのパイオニア・MIGHTY CROWNが結成30周年を機にこの夏で活動休止となる。大きな地殻変動を迎えた今こそ、ジャパニーズレゲエは再考される必要がある──

長年日の丸レゲエを追ってきたライターのソロバンタン、大学で文化人類学を研究し著書に『レゲエという実践 ラスタファーライの文化人類学』を持つ神本秀爾が監修する、ジャパニーズレゲエの連載。

Photo by Patrick Superior on Unsplash

日本語ラップとジャパレゲ、数十年に及ぶ知られざる“共闘“史

日本語ラップとジャパレゲ、数十年に及ぶ知られざる“共闘“史

たなかの「ノー《ゲーム脳》ライフ」

本業は音楽家のたなか。彼が目下、音楽以外に打ち込んでいるのはゲームだ。

彼を夢中にさせるゲーム。彼がゲームに夢中になる理由。そして、ゲームをプレイしている最中の彼の頭の中は、どうなっているのか──。

たなかの綴る、ゲームエッセイ。

ゲームは最後のフロンティアだった 『Apex Legends』脳

ゲームは最後のフロンティアだった 『Apex Legends』脳

ハハノシキュウの「KOK2022」FINALレポート

日本一のMCを決めるMCバトル大会「KOK」の2022FINALのレポートを前後編の2回に渡ってお届け。

ストリートの流儀を体現する「KOK」が放った強烈なメッセージを、ラッパー・ハハノシキュウが紐解く。

「KOK2022」がMCバトルに叩きつけた問い REIDAMとFuma no KTRにはなぜ2回延長が“必要”だったのか

「KOK2022」がMCバトルに叩きつけた問い REIDAMとFuma no KTRにはなぜ2回延長が“必要”だったのか

クリエイターのための法律Q&A

クリエイターなら知っておきたい法知識・理論を、弁護士がQ&A形式で解説。ポップカルチャーを騒がせる話題を、骨董通り法律事務所の寺内康介弁護士が、法律的な観点から紐解く。

連載を通して、クリエイターが法的に「できること/しない方が良いこと」の境界線を明らかにしていく。

画像生成AIと著作権を弁護士が解説 Stable Diffusion流行やmimic炎上

画像生成AIと著作権を弁護士が解説 Stable Diffusion流行やmimic炎上

マンスリー大麻リポート 今この植物を巡って何が起きているのか

時代は変わった。この大麻(学術名:カンナビノイド)という植物を巡っては、日本国内においては戦後以来最も激動の時代を迎えていると言っても過言ではない。

その最前線を、様々な形で関わっている人物たちへの取材を通して解き明かす。
Photo by Lisa Yount on Unsplash

それ脱法かもよ? 国内CBDメーカーが明かす大麻“裏”事情

それ脱法かもよ? 国内CBDメーカーが明かす大麻“裏”事情

歌い手たちのキャリアストーリー

メジャーアーティスト、声優、プロゲーマー、音楽作家、小説家、VTuber……歌い手の第一線で活躍している人が、こうした領域にチャレンジする事例は多い。「歌い手=プラットフォームにカバー動画を投稿する人」というかつての認識では、追いつかない状況になってきているように思う。先駆者たちの活躍に憧れ、歌い手を志す若者も多い。歌が伸び、大成すれば、上記のようなさまざまな可能性も拓かれるだろう。一方でその競争は年々激化しており、ままならない現実に悩む人も多いのではないだろうか。

ボーカロイド同様ニコニコ動画で広がり、そして世の中へと浸透していった「歌ってみた」。先駆者たちのキャリア観を聞き、若い活動者たちの将来感が少しでも明るくなるような連載を目指す。

そらる「やめたくなったらやめてもいい」歌い手に聞く“現在地”

そらる「やめたくなったらやめてもいい」歌い手に聞く“現在地”

大石昌良×壱百満天原サロメ「音楽にも物語を」Vol.15

シンガーソングライターにしてアニソン作家、またある時はバンドマンと、様々な活動スタイルを使い分け、独自のクリエイティブを磨き上げる稀代のヒットソングメイカーにしてエンターテイナー・大石昌良。

そして、超新星の如く現れると瞬く間にシーンを席巻し、前回のゲスト・渋谷ハルをして「化け物」と言わしめるほどに眩い輝きを放つまでに至ったバーチャルYouTuber・壱百満天原サロメ。

これまでも溢れんばかりの“ゲーム実況鑑賞”愛を表明してきた大石昌良のアンテナに彼女の存在がひっかかったのはもはや必然。本物のお嬢様を目指す一般人女性との邂逅に、何を見出すのか──

壱百満天原サロメ襲来ですわ~! 大石昌良、お嬢様を目指す一般人女性に出会う

壱百満天原サロメ襲来ですわ~! 大石昌良、お嬢様を目指す一般人女性に出会う

2022年のVTuberシーンを振り返る

2018年初頭からブームが続くバーチャルYouTuber(VTuber)シーン。2017年末に流行の序章を迎えていたことを考えれば、バーチャルYouTuberブームの開始から5年を迎えたと言える。この5年の間でVTuberは5万人へと拡大。世界中にVTuberが存在し、世界中にそのファンがいる。VTuberの活動や身体性も多種多様なものになっている。

本連載では、1年を振り返りながらその多様性に迫る試みである。

キズナアイ活動休止、4年ぶり天使復活──2022年VTuberシーン総括【懐古編】

キズナアイ活動休止、4年ぶり天使復活──2022年VTuberシーン総括【懐古編】

#虫の目で見るインターネット(or Discord)

気鋭のライター・namahogeが横断的に、パラレルな密室を行き来する。

Discordでは一体何が行われ、何が生み出されていくのか。地面に這いつくばって具体的な対象について愚直なまでに微視的にとらえる「虫の目」の視点から、Discordをフィールドワークする。

2020年代、私たちのためのプラットフォームの現在。

Discordから現場に潜る──“分人的コミット”が生むパラレルな密室

Discordから現場に潜る──“分人的コミット”が生むパラレルな密室

KAI-YOU presents オンラインイベント感想戦アーカイブ

KAI-YOU Premiumが送る、TRPGやマーダーミステリーといったオンラインイベントの、会員限定配信の「感想戦」のアーカイブをお届け。

Photo by Richard Horvath on Unsplash

てぇてぇトレイン×まだら牛『新約・きさらぎ駅』プレイ感想戦アーカイブ

てぇてぇトレイン×まだら牛『新約・きさらぎ駅』プレイ感想戦アーカイブ

バーチャルYouTuberアダルト大系──「AVTuber」とは何か?

バーチャルYouTuberとアダルト向けコンテンツとの深い関わりを、メディアでは詳らかにされてこなかった。しかし、そこには、VTuberを広めるきっかけや文化の変化に寄与した背景がある。

語られない「AVTuber」の歴史を紐解く。

バーチャルYouTuberは生モノなのか? メディアが書かない「VTuberと18禁二次創作」の実態 

バーチャルYouTuberは生モノなのか? メディアが書かない「VTuberと18禁二次創作」の実態 

k4sen×ボドカ ストリーマー対談

k4senとボドカ。人気ストリーマーである2人の出会いは10年以上前の「CoD」コミュニティにある。

今では互いに人気ストリーマーとなった2人の視点から、日々高まりを見せる日本でのFPSのコミュニティの立ち位置、変わり続けるストリーマーを取り巻く環境を紐解く。

今のe-Sportsシーン大流行は『CoD』抜きに語れない“カオスな魅力が詰まった”10年

今のe-Sportsシーン大流行は『CoD』抜きに語れない“カオスな魅力が詰まった”10年

大石昌良×渋谷ハル「音楽にも物語を」Vol.14

インターネットに起こりつつある大きな地殻変動。その渦の中心地にいるVTuber・ストリーマーの渋谷ハルだ。

ジャンルを越境する大石昌良と渋谷ハルが、邂逅する──

渋谷ハルがもたらした令和の“ストリーマードリーム” 大石昌良と配信シーンを分析

渋谷ハルがもたらした令和の“ストリーマードリーム” 大石昌良と配信シーンを分析

相反する2つの才能──ELIONEインタビュー

ラッパーとしてだけでなく、プロデューサーやトラックメイカー、レーベルの主宰……など多方面で活躍しているELIONE。

その交友関係とシーンにおける位置付けも特殊だ。非常に不思議なラッパー、その素顔を垣間見る。

ELIONEの99% ストリートからメジャーまでを行き来する稀有な才能

ELIONEの99% ストリートからメジャーまでを行き来する稀有な才能

Kamui×ピーナッツくん対談 多面的な人格を描く、都市の物語

今、バーチャルシーンで最もヒップホップシーンに近いVTuber・オシャレになりたい!ピーナッツくん。反対にヒップホップからバーチャルに最も近いラッパー・Kamui。

シーンにおける「フィクサー」だと互いに認めあった前編では、二人がコラボした『YC2.5』の制作裏話から、サイバーパンク的世界観への見解、両者が共有する「シティ」という舞台設定、東京という街……と様々な話題について語り合ってもらった。

バーチャルからリアルへ、リアルからバーチャルへと横断する2人と対話は、人生を賭けて表現を行ってきた2人にしか見えない景色そのものとなった。

サイバーパンクとVTuber 技術に覆われても表出してしまう人間性が魅力になる

サイバーパンクとVTuber 技術に覆われても表出してしまう人間性が魅力になる

ゲームマスターたちの証言 配信文化が拡大したTRPGの物語

1980年代に日本にもたらされ、以来根強く遊び続けられてきた「TRPG」。古典とも言えるこの遊びは、今、配信カルチャーと結びつき新たな節目を迎えようとしている。

オンライン環境の変化、VTuberの参戦、アナログゲームの筆頭だった「TRPG」に、インターネットで何が巻き起こっているのか?

“観られる”TRPGがなぜYouTubeを席巻しつつあるのか 配信者ディズム インタビュー

“観られる”TRPGがなぜYouTubeを席巻しつつあるのか 配信者ディズム インタビュー

アニメを深める“環境”ガイド

いまや国内だけでなく世界で放送・配信されている日本のアニメーション。TwitterなどのSNSをはじめ、インターネット上ではアニメの様々な側面が語られている。しかし、その多くは断片的で「なぜそのように語られるのか?」「なぜ話題なのか?」といった背景を、ネット上の盛り上がりから把握するのは難しいと言わざるを得ない。

アニメを取り巻く環境の中から「もっとアニメを深く楽しめる」切り口をピックアップ。アニメジャーナリスト・数土直志が、歴史や背景、国内外での評価の違いなど様々な視点から、アニメを楽しく観るために必要な事象を解説していく。

細田守『未来のミライ』日米における評価のギャップはなぜ生まれたか?

細田守『未来のミライ』日米における評価のギャップはなぜ生まれたか?

D.O×Red Eyex漢 a.k.a. GAMI『悪党の詩 REMIX』対談

今からちょうど10年前、練馬から「悪党の詩」が叫ばれた。「悪党が奏でるこの歌が/全土にばら撒かれ」た結果、2022年、一人の悪党が立派に育ってその背中に追いついた。

練馬を代表する男の名前はD.O。彼に憧れて不良の道からヒップホップの道に歩みを進めてきたのはRed Eye。

立会人は、両者をよく知る漢 a.k.a. GAMI。これは、継承の物語である──

D.O×Red Eye×漢 a.k.a. GAMI前編──今夜、極上のブツとヘネシーで祝福する理由がある

D.O×Red Eye×漢 a.k.a. GAMI前編──今夜、極上のブツとヘネシーで祝福する理由がある

「BATTLE SUMMIT」 ハハノシキュウが目撃した伝説の一夜

日本武道館で2022年8月31日に行われた、日本史上初となる優勝賞金1000万円をかけたMCバトル大会「BATTLE SUMMIT」。

ラッパー・ハハノシキュウによるレポートを前後編で公開。

たったの8小節で語られたMCバトル17年の歴史「BATTLE SUMMIT」レポート前編

たったの8小節で語られたMCバトル17年の歴史「BATTLE SUMMIT」レポート前編

ハハノシキュウの「読むだけで口喧嘩が強くなるMCバトルコラム」

これは、ラッパー・ハハノシキュウによるMCバトルコラム連載である。

ルールは先攻後攻2回ずつ。基本的には、ハハノシキュウ本人とそれを一歩引いて俯瞰している立場の母野宮子という2人が交互にコラムを執筆していく。

タイトルの通り「読むだけで口喧嘩が強くなる」だろう。

ラッパー・ハハノシキュウによる「読むだけで口喧嘩が強くなるコラム」

ラッパー・ハハノシキュウによる「読むだけで口喧嘩が強くなるコラム」

VTuberぼっちぼろまるインタビュー バンドサウンドへの初期衝動を伝えるセルフプロデュース

ブーム初期のVTuber文化と接近遭遇し、自身もVTuberとして活動を展開するシンガーソングライター・ぼっちぼろまる。

様々なVTuberに楽曲提供し、自身でも「おとせサンダー」がTikTokの関連動画全体で3億再生されるヒットメーカーが語るVTuberたちのセルフプロデュース力、そして自身の大ヒットの裏側にあった半年に及ぶ研究と実践の積み重ね。

「お前はVTuberじゃない」冷遇されたぼっちぼろまるが、TikTokでバズるまで

「お前はVTuberじゃない」冷遇されたぼっちぼろまるが、TikTokでバズるまで

VTuberシーンを始めた立役者 松田純治インタビュー

「キズナアイとは何だったのか?」Activ8創業メンバーで、キズナアイのクリエイティブ周りのプロデューサーとして活動していた松田純治。

今、そのプロジェクトを別の視点から紐解くことで、VTuberの未来を照射する。

キズナアイは“インターネットの神“になるハズだった 元Activ8創業メンバーが語る

キズナアイは“インターネットの神“になるハズだった 元Activ8創業メンバーが語る

NFTはカルチャーの“希望”たりうるか?

2021年よりITトレンドとなり、クリエイターの新たな収益モデルとして期待が寄せられる「NFT」。しかしその一方で、NFTの本質的な“価値“については、いまだ疑問の声も多い。

NFTがカルチャーにもたらすのは、果たして“希望”なのだろうか?“絶望”なのだろうか?

第一人者が描くNFTとメタバースの未来 「中心のない世界」を目指して

第一人者が描くNFTとメタバースの未来 「中心のない世界」を目指して

Mori Calliopeインタビュー 死神VTuberがラップについて語ること

Mori Calliope(森カリオペ)というバーチャルYouTuberがいる。彼女は一体何者で、自身のファンたちをどのように見ているのか。

そして彼女はいかにしてネットラップを武器にVTuberとアーティストの壁を越えたのか? 自身が現在立たされている岐路と葛藤。

死神VTuberのつくり方──「Mori  Calliope」流キャラソン論

死神VTuberのつくり方──「Mori Calliope」流キャラソン論

『なめらかな世界と、その敵』伴名練インタビュー

日本のSF界を支える出版社である早川書房をして「2010年代、世界で最もSFを愛した作家」と言わしめた作家・伴名練。2019年、傑作集『なめらかな世界と、その敵』ベストSF2019投票の国内篇第1位を獲得してSFコミュニティにとどまらない話題をさらった。

2022年、その文庫化記念のロングインタビューを前後編でお届けする。古今東西の名作や作家ごとの傑作群を編んだアンソロジー『日本SFの臨界点』シリーズを早川書房から怒涛の勢いで刊行している伴名練のSF愛と、ジャンルとしてのSF観──その一言一句に、作家としての倫理と矜持が詰まっている。

「もっとみんなが活躍できるジャンルであってほしい」伴名練のSF論

「もっとみんなが活躍できるジャンルであってほしい」伴名練のSF論

境界線を飛び越えて──ボーカロイドが繋ぎ、残した文化と才能

かつてニコニコ動画で一斉を風靡したボーカロイドの文化。

「歌ってみた」や「踊ってみた」等の音楽の同人・二次創作だけでなく、そのキャラクター性を用いた創作群は小説になり、ゲームとなり、様々な商業的なエンターテイメントをもたらした。

一時は「衰退論」が囁かれたものの、才能あるクリエイターの存在は潰えなかった。現在は主戦場となるプラットフォームを移し、YouTubeやTikTokでさらに新しい才能が登場し、さらに裾野を拡大し続けている。

ボカロPとしてキャリアを積んでから、J-POPシーンの勢力図を塗り替えるようなアーティストの存在も当たり前の状況となった。私たちは、”ボカロ以後”の音楽を聴いている。

このような状況の変化とボカロ文化のさらなる成長と発展について、本連載ではボカロ文化を下支えしてきたキーマンたちに取材。ボカロ文化とは何だったのか。そして今後はどのようなシーンを形成していくのか。

「もう一歩か二歩、退いてもいい」初音ミク生みの親・佐々木渉が今だから語れること

「もう一歩か二歩、退いてもいい」初音ミク生みの親・佐々木渉が今だから語れること

Itaq×Marukido 宗教2世ラッパー対談

幸福の科学の現役2世信者を公言し、ビートメイクも行いながら活動する若き俊英ラッパー・Itaq。かつて宗教2世だった過去を吐露し、歯に衣着せぬ宗教への思いを楽曲として発表して耳目を集めたMarukido。

2人の宗教に対するスタンスは対極に見えるが、そのどちらもが「宗教2世のリアル」を描き出し、その表現方法としてヒップホップを選んでいる。彼らが語る信仰とヒップホップとは──。

宗教2世ラッパーたちのリアル「ストイックなだけじゃない生き方をヒップホップは示せる」

宗教2世ラッパーたちのリアル「ストイックなだけじゃない生き方をヒップホップは示せる」

イラストレーター中村佑介が警鐘を鳴らす「トレパク」の本質

他者の著作物を無断でトレース(なぞり描き)して盗作する行為を意味する言葉「トレパク」。

様々な作品に触れる機会が増える中で、我々はイラストの正しい知識や見識、あるいは「トレパク」のリスクの大きさを理解しているだろうか。

誰もが著作物をインターネット上にアップすることが当たり前になった今、次の盗作騒動に巻き込まれるのは自分かもしれない。

なぜ「トレパク」は発生してしまうのか? ”模写”や”オマージュ”や”二次創作”との違いは何か? そもそも問題の本質は何なのか。

今回、長年第一線で活躍するイラストレーター・中村佑介さんへ取材を行った。若手クリエイターとの交流も積極的に行い、森見登美彦さんの書籍やASIAN KUNG-FU GENERATIONのCDジャケットをはじめとする作品の数々は、多くのクリエイターに影響を与え続けている。その視座から見据えてきた、クリエイティブの倫理とは。

「トレパク」を誘発する業界構造 イラストレーター中村佑介が語る「トレパク」の本質

「トレパク」を誘発する業界構造 イラストレーター中村佑介が語る「トレパク」の本質

「フィメールラッパー」という現象

先人たちが築き上げてきた歴史──日本における本流ヒップホップを“正史”とするなら、これまで片隅に追いやられてきたフィメールラッパーたちの歴史は、何と呼べばいいだろう。

いくつかのターニングポイントを経て旧来的な「フィメールラッパー」というカテゴライズが無効化された現在にあって、大きな“現象”としての『フィメールラッパー』は語られる必要がある。

90年代から続くフィメールラップ史 新時代を告げた2人の女性ラッパーの存在

90年代から続くフィメールラップ史 新時代を告げた2人の女性ラッパーの存在

Vシンガー「somunia」変わる周囲と広がる表現の幅

「インターネットのどこかにある部屋で歌っている」アーティスト・somunia。彼女の歩みは、バーチャルYouTuber(VTuber)カルチャーと共にありながら、彼女自身がVTuberと名乗る場面は少ない。彼女にとっての「Vのカルチャー」とは。多くの才能が日の当たる時を待っている「Vの音楽シーン」を、彼女はどう見ているのか。独立後初となるインタビュー。

somuniaインタビュー「VTuberの歴史と一緒に育ててもらった」

somuniaインタビュー「VTuberの歴史と一緒に育ててもらった」

KAI-YOU アカデミー

アニメや漫画、音楽、特撮……ポップカルチャーは市場で独自の体系をもって進化・発展し続けている。

では、それらはアカデミア、学術研究の場においては、どのように学ばれ、研究されているのか。

KAI-YOU大学では、実際に教鞭を執る講師の方々をお迎えして、学問の場における「ポップカルチャー」を紐解きながら、実際の講義内容などを紹介する。

なぜ若者はボカロに共感する? 東大の講義で学ぶ新しいボーカロイド論

なぜ若者はボカロに共感する? 東大の講義で学ぶ新しいボーカロイド論

日本から見る中国のbilibiliカルチャー

日本のニコニコ動画(現在の「niconico」)文化に大いに影響を与えられているという、中国の大手動画配信サービス「bilibili」(ビリビリ)。ユーザーがコンテンツを投稿するCGMサービスとして、中国で大きな存在感を持つに至っていることはご存知の通りだ。

そして近年、この「bilibili」から、日本人クリエイターの中国進出も始まっている。その筆頭がバーチャルYouTuberだろう。中国で「虚拟主播」と呼ばれるVTuberの目を通して見る、ビリビリカルチャー・中国のポップカルチャーとは。

Photo by Shubham Dhage on Unsplash

カグラナナインタビュー イラストレーター兼Vアーティスト、ジャンルも海も越えて

カグラナナインタビュー イラストレーター兼Vアーティスト、ジャンルも海も越えて

KAI-YOU Podcast

アニメや漫画、ゲームから、文芸、音楽、映画、ストリートカルチャーまで、「ポップ」を独自に定義するカルチャーメディア「KAI-YOU」が、取材を通して出会った様々な方々をお招きして雑談を行うトーク番組。

山形のじいちゃんがKID FRESINOで泣いた話 ゲスト:岩壁音楽祭 上田昌輝&後藤桂太郎

山形のじいちゃんがKID FRESINOで泣いた話 ゲスト:岩壁音楽祭 上田昌輝&後藤桂太郎

大石昌良×StylishNoob「音楽にも物語を」Vol.13

ネット上で大きなシーンとして注目されるゲーム配信。その人気を牽引する「スタヌ」ことStylishNoobが、大石昌良の対談連載に登場。

全く領域は異なるトップストリーマーと音楽家。対談を通じて見えてきた、共通すること、異なること──

「あの話、ガチなんですか?」上手すぎてチート疑惑 伝説の配信者StylishNoob

「あの話、ガチなんですか?」上手すぎてチート疑惑 伝説の配信者StylishNoob

福島県白河発「小峰の城下からの刺客」MU-TONインタビュー

福島県白河発「小峰の城下からの刺客」MU-TONインタビュー。

驚異の遅刻癖、借金に前科…それでも開花した「MU-TON」という才能

驚異の遅刻癖、借金に前科…それでも開花した「MU-TON」という才能

RAqが読み解く海外ヒップホップの思想

ファッションやアート、大衆音楽、あるいは政治にまで影響を与えるまでに成長した現代のストリートカルチャー。特に10代や20代の若者にとって、その声を代弁するかのような表現を行うヒップホップのアーティストやミュージシャンの影響力は日に日に増していっている。

世界中を席巻するストリートカルチャー、ヒップホップの魅力とはどこにあるのか、今何がユースたちの間で巻き起こっているのか?

この連載では、自身もアーティストとして活動する東大卒/ネットシーンの発ラッパー・RAqさんが、日本国内で生活する中ではなかなか分かりづらい、深い文脈を持つ海外アーティストたちの「リリック」に焦点を当て、解読。

1人のアーティストの思想を知ることは、シーンを読み解くヒントとなり、そして「世界で何が起こっているのか」を知ることにも繋がっていく。

「88rising」とリッチ・ブライアン──ネット時代のアジア文化はいかに広がったか

「88rising」とリッチ・ブライアン──ネット時代のアジア文化はいかに広がったか

クリエイティブプロデューサー・高橋良の頭の中

長年、KOHHのクリエイティブ・プロデューサー「318」として活動してきた高橋良。KOHHの引退と同時に、音楽業界からの引退を表明している。現在は、映画鑑賞のための一晩1組限定のホテル「TEATHER1」を経営。

彼の半生を紐解くことは、日本のヒップホップ史を紐解き、KOHHという不世出の傑物について語ることでもある。

すべては「KOHHとの約束だった」音楽業界引退の真相について、プロデューサー高橋良が語る

すべては「KOHHとの約束だった」音楽業界引退の真相について、プロデューサー高橋良が語る

現代イラストレーターの肖像

SNSを中心としたインターネットサービスの発展によって、個人が気軽に創作を発表できるようになった現在。

クリエイターが会社に属さなければ身を立てられなかった時代は終わり、様々な領域で個人作家たちが活動を展開している。

イラストレーターは刻一刻とその在り方が変容している職種の一つだ。

日々目にするものの中にも二次元イラスト的なプロダクトが増え、その活躍がオタク領域だけではなくなって久しく、SNSによってファンとの距離も密接となり、その振る舞いにタレント的な要素まで求められる場合も見られる。

本連載では領域が広がり続け、その定義も変わり続ける現在を確かに生き抜くイラストレーターにフォーカスし、新たな時代のイラスト表現の可能性やクリエイターの矜持を解き明かしていく。

Mika Pikazoのキャラクターデザインへの哲学と挑戦 創作の責任をとれるのは誰なのか?

Mika Pikazoのキャラクターデザインへの哲学と挑戦 創作の責任をとれるのは誰なのか?

GHOSTCLUB×chloma対談

VRChatで2018年から継続的に運営を続けているバーチャルクラブ「GHOSTCLUB」を主催する0b4k3氏。基底現実とバーチャル空間の両方で活動を展開するファッションブランド「chloma」を主催するJunya Suzuki氏。

バーチャルクラブとファッションブランドの邂逅が引き起こす、可能性の拡大。

「どうせなら世界をめちゃくちゃにしたい」仮想空間を運営する意地と楽しさ

「どうせなら世界をめちゃくちゃにしたい」仮想空間を運営する意地と楽しさ

usagiが追う、みんなの「初体験」

アンダーグラウンドからポップまで、自由に領域を行き来する謎の漫画家・usagiさんの新連載。

様々な領域で活躍する人、あるいは何も変哲もない人にまで、その人の「初体験」を漫画化。

その人たちの人格やキャリアを形成するに至った、かけがけない、けれどどこか可笑しな、しかし唯一無二の経験。そこから見えてくるストーリーを追う。

BBCディレクター・illnessさんの場合 ある日のイラン人と偽造テレカ

BBCディレクター・illnessさんの場合 ある日のイラン人と偽造テレカ

西成から全国へ 「S-kaine」インタビュー

20歳。ラッパー/ビートメイカー/DJとして活動する大阪府西成区のラッパー・S-kaine。

弱冠20歳ながら、彼は黙々とスキルを磨きキャリアを積む。まるで生き急いでいるかのように──

20歳、レペゼン西成。ラッパーS-kaineは生き急ぐ

20歳、レペゼン西成。ラッパーS-kaineは生き急ぐ

インターネットの正しい使い方

誰もが組み込まれるようになったインターネットという広大なネットワークの海には、濃淡が存在する。ダークウェブまで潜らなくても、明るい場所もあれば、すぐそこに暗い闇も広がっている。

普段、スポットの当たることのない場所に光を当て、“正しい”インターネットとの向き合い方を考える。

あなたは頼れる“大人“ですか? #家出少女 の向こう側にあるSOS

あなたは頼れる“大人“ですか? #家出少女 の向こう側にあるSOS

ビデオゲーム海賊の黄金時代

「インターネットカルチャー」とは常に著作権侵害と共にあった。著作権侵害と隣接する領域から生まれた文化が商業コンテンツに影響を与えた例は数多く存在している。

インターネットとビデオゲーム、その暗部。グレーゾーンではどのような文化が営まれていたのか明らかにする。

Photo by Lorenzo Herrera on Unsplash

語られざるゲーム文化のグレーゾーン MOTHER3とUNDERTALE繋いだROMサイト

語られざるゲーム文化のグレーゾーン MOTHER3とUNDERTALE繋いだROMサイト

大石昌良×赤坂アカ「音楽にも物語を」Vol.12

赤坂アカ×横槍メンゴの漫画『【推しの子】』。

作品の熱心なファンだという大石昌良と、原作の赤坂アカが、音楽と漫画という境界を超えて、それぞれの可能性を探る。

「正直、漫画からは逃げてます」 大石昌良が激推し『推しの子』赤坂アカと対談

「正直、漫画からは逃げてます」 大石昌良が激推し『推しの子』赤坂アカと対談

『街風』が生まれた大阪生野区コリアタウンを征く

Jin DoggとREAL-Tという不世出のラッパーに会うために、日本有数のコリアタウンを擁する大阪生野区を訪ねた。

語られざる2人の歴史、語られざる生野区の歴史を紐解くことで、見えてくる『街風』。

『街風』吹き荒れる生野区 Jin DoggとREAL-T、10年前の邂逅

『街風』吹き荒れる生野区 Jin DoggとREAL-T、10年前の邂逅

大石昌良の本音「音楽にも物語を」atagiとの対話

映画『花束みたいな恋をした』のインスパイアソング「勿忘」が大ヒットしたAwesome City Club(オーサムシティクラブ)のatagi。

テレビアニメ『けものフレンズ』の主題歌「ようこそジャパリパークへ」で同じく大ヒットを経験している大石昌良。

稀代のソングライター2人が、現代のヒットのメカニズムを本気で考える音楽談義。

「勿忘」から考える、ヒットのメカニズム 大石昌良×atagi(Awesome City Club)対談

「勿忘」から考える、ヒットのメカニズム 大石昌良×atagi(Awesome City Club)対談

ゲーム実況の古豪・ガッチマンが見るVTuberの未来

ガッチマンさんは、2009年よりニコニコ動画で動画投稿を開始したゲーム実況者。ホラーゲームを中心に、ゲームを解説しながら落ち着いたトークでサクサク進めるスタイルが人気を博している。ニコニコ動画を中心としたゲーム実況文化の歴史を紡いできた人物の一人だ。

現在は活動の場をYouTubeに移し、メインのゲーム実況チャンネルに加えて「ガッチマンV」としてのVTuber活動も開始。

ブーム開始から数年で驚くべき速度で発展を続けるバーチャルYouTuber(VTuber)文化。1万人以上存在するVTuberの活動はバラエティ豊かだが、中でもYouTubeでのゲーム配信は盛んに行われている。プラットフォームや活動内容の近い界隈だからこそ、ゲーム実況文化から学ぶことも数多く存在するはずだ。

ガッチマンさんは、VTuberのゲーム配信の現在についてどう見ているのだろうか。ゲーム実況者とVTuber、両者の未来はどのようなものになるのだろう。

「ゲーム実況を誰も理解できていなかった時代」を越えて

「ゲーム実況を誰も理解できていなかった時代」を越えて

分人化するバーチャルなわたしたちの「本心」

『ドーン』『私とは何か 「個人」から「分人」へ』で分人主義──様々な「分人」の総体として捉える考え方を提唱した平野啓一郎。スマホ向けメタバース「REALITY」の運営、バーチャルタレントをプロデュースするREALITY株式会社代表のDJ RIO。

バーチャルYouTuberやアバターについて考える時に分人主義は避けて通れない。アバターをまとう時、実空間とは異なる自分──分人として我々は仮想空間で時を過ごす。アバターと分人主義を密接に絡めた平野の最新作『本心』をたたき台とした2人の対談は、いずれ来たるべき──既に訪れているアバター社会の姿を照らし出す。

平野啓一郎×DJ RIO対談 バーチャル社会で分人主義は加速する

平野啓一郎×DJ RIO対談 バーチャル社会で分人主義は加速する

大石昌良の本音「音楽にも物語を」粗品との対話

若手世代を率いる人気芸人であり、音楽家としてもデビューした霜降り明星・粗品。「天才」の呼び声高く、今お笑いと音楽という2つの道を本気で歩み始めた彼が、かねてから尊敬する音楽家として公言していたのが大石昌良だった。

音楽家であり歌手であり、アニソンシンガー「オーイシマサヨシ」としての顔を持ち、近年ではMC業でも活躍する多彩な大石昌良が、粗品と初の対談。音楽について、ボカロについて、お笑いについて、言葉を交わす。

「なんやねんこの人!」粗品も思わずツッコむ才能・大石昌良と初対談

「なんやねんこの人!」粗品も思わずツッコむ才能・大石昌良と初対談

障害から、クイズ&漫画の喜びを考えた。『映像研』大童澄瞳×「QuizKnock」山上大喜

漫画『映像研には手を出すな!』の作者・大童澄瞳と、人気Youtuberユニット・QuizKnockのメンバー・山上大喜の対談が実現。それぞれの障害を起点に、クイズと漫画のコミュニケーションを解き明かしていく。

「わかりそうでわからない」のが、クイズのコミュニケーション

「わかりそうでわからない」のが、クイズのコミュニケーション

“実業家”Tom-H@ckのIT企業訪問記

2008年の音楽家デビュー作にして大ヒット作となったTVアニメ『けいおん!』の楽曲を手がけ、その後、自身のアーティスト活動「OxT」「MYTH & ROID」という2つのユニットでアーティストデビュー。同時に、企業家として現在では4つの会社の経営者でもあるTom-H@ck。

彼が、気になるWebサービスの現場を訪問。サービスを深掘りしつつ、経営者として、クリエイターとして、疑問やアイデアをぶつけていく。

なぜ人気? 累計78万人活用する要約サービス「flier」をTom-H@ckが深掘り取材

なぜ人気? 累計78万人活用する要約サービス「flier」をTom-H@ckが深掘り取材

clubasia×GHOSTCLUB対談

渋谷を拠点にした老舗クラブ・clubasia。コロナ禍にあって、系列のVUENOS、Glad、LOUNGE NEOという3店舗は閉店。clubasiaは存続支援のクラウドファンディングでも約4000万円を集め、現在も緊急事態宣言と折り合いをつけながらオープンしている。

一方で、VRChat上で無料開催されている仮想空間クラブ「GHOSTCLUB」も注目を集め始めている。トラックメイカーでもある0b4k3(オバケ)さんの主宰するこの空間では、毎週金曜、思い思いのアバターに身を包んだギークたちが集まって音楽を楽しんでいる。

実空間と仮想空間、それぞれにお店を構えるクラブ店長たちが、現状について意見を交わす。

クラブの“現場”はどこにある? 「clubasia」鈴木店長×「GHOSTCLUB」0b4k3対談

クラブの“現場”はどこにある? 「clubasia」鈴木店長×「GHOSTCLUB」0b4k3対談

音楽ユニット「DUSTCELL」インタビュー 謎に包まれたヴェールの向こう側

ボーカルのEMAとコンポーザーのMisumiによって、2019年10月に結成されたDUSTCELL。

それぞれユニークな出自を持つネット発の音楽ユニットは、なぜ結成されたのか? その正体、背景、思想を語り尽くす。

他にない「DUSTCELL」という個性 時代を象徴する2人の、たった一つの掟

他にない「DUSTCELL」という個性 時代を象徴する2人の、たった一つの掟

海外トップアニメYouTuber「Gigguk」が語るアニメの現在地

アニメは海外でどう受容されてきたのか?

チャンネル登録者数290万人を誇る欧米アニメコミュニティの代表的な存在であるアニメ系YouTuber・Gigguk(ギグーク)が語る現状。

海外トップアニメYouTuberが語るアニメの現在地 「Shonen」ジャンルと日米ヒーロー比較論

海外トップアニメYouTuberが語るアニメの現在地 「Shonen」ジャンルと日米ヒーロー比較論

大石昌良の本音「音楽にも物語を」月ノ美兎との対話

2020年末にはLiSAの「炎」がレコード大賞を受賞するなど、今なお大きな変化の最中にありかつてない熱気を見せるアニソンシーン。そして、そのすぐ近くで、すべてを過去にするほどのスピードで発展し、だれもが目を背けることのできない規模にまで成長したバーチャルYouTuber(VTuber)カルチャー。

音楽家・大石昌良と、バーチャルカルチャーのサブカル委員長こと月ノ美兎が、今邂逅する。

月ノ美兎から見たスパチャ、大石昌良から見たVTuber文化

月ノ美兎から見たスパチャ、大石昌良から見たVTuber文化

プロe-Sportsチーム「REJECT」オーナー・甲山翔也インタビュー

プロe-Sportsチーム「REJECT」オーナー・甲山翔也。選手に年俸1000万円を支払い、渋谷の街頭ビジョンでCMを流す、現役大学生ながら豪気なオーナーだ。

六本木にオフィスを構える若きオーナーが語る、チームのマネジメント、企業の成長戦略とは

大学生オーナーが年俸1000万円を選手に払う理由 無双中のe-Sportsチーム「REJECT」インタビュー

大学生オーナーが年俸1000万円を選手に払う理由 無双中のe-Sportsチーム「REJECT」インタビュー

韻マンインタビュー 韻に取り憑かれた男

その男の名は「韻マン」。韻を愛し、韻を踏むことのみにこだわってきた。時に批判にさらされながらも、こだわりだけを貫き通すことで、自身の存在を徐々に認めさせていった。

そして、2020年からは音楽活動を本格化。抜群のリズム感や抜け感のあるリリックは耳心地が良く、現在、新世代のラッパーとして注目を集める1人だ。

韻に特化したホメオティック遺伝子「韻マン」インタビュー「韻への独占欲が芽生えてる」

韻に特化したホメオティック遺伝子「韻マン」インタビュー「韻への独占欲が芽生えてる」

急成長するVR法人HIKKY 「バーチャルマーケット」誕生秘話

開催からたったの5度目にして、のべ100万人以上が参加する世界最大のVRイベントとなった「バーチャルマーケット」。運営する企業もまた非常にユニークで、ベンチャー企業として急成長を遂げ注目を集めている。

VR法人HIKKYの代表取締役・舟越靖氏、バーチャルマーケット担当役員・動く城のフィオ氏が語る、バーチャル経済圏。

仮想空間に持ち込んではならないもの VR法人HIKKYの拓くVR経済圏

仮想空間に持ち込んではならないもの VR法人HIKKYの拓くVR経済圏

新世紀の音楽たちへ

既存の音楽シーンとは全く違うところで発展を遂げてきた同人音楽とそのシーン。日本文学の研究者であり、演劇にも通ずる安倉儀たたたが、連載コラムでその魅力と秘密に迫ります。

「同人音楽の歩み」序章 その環境と即売会について

「同人音楽の歩み」序章 その環境と即売会について

孫GONGを訪ねて京都を巡る

存在感のある巨体と、その腹部に鎮座する和彫りのダルマ。関西で随一の大麻好き。まるでフィクションから飛び出してきたかのような強烈なキャラクター。

「京都のヤクザの元組長の息子でラッパー」として知られる孫GONG。彼の素顔と日常に触れるため、その故郷・京都で密着取材を行った。

「初めて吸った次の日から売人なった」京都で過ごした孫GONGの少年時代

「初めて吸った次の日から売人なった」京都で過ごした孫GONGの少年時代

時代を映すクリエイター loundraw連続対談

10代でイラストレーターとしてデビューし、小説やCDのイラスト、TVアニメのキャラクター原案、漫画や小説の執筆、作詞と、多岐に渡る活動を続けるloundraw。

2019年には、花譜やカンザキイオリらを擁するクリエイティブレーベル「KAMITSUBAKI STUDIO」を抱えるTHINKRの中に、アニメーションスタジオ「FLAT STUDIO」を設立。

その連続対談イベントとしてオンライン開催された「FLAT STUDIO SESSION」でのトークをここに収録する。

「絵が上手い」は、イラストレーターの評価軸にはならない loundraw × 有馬トモユキ対談

「絵が上手い」は、イラストレーターの評価軸にはならない loundraw × 有馬トモユキ対談

都留泰作&柞刈湯葉 対談

漫画『竜女戦記』の都留泰作。SF小説『横浜駅SF』の柞刈湯葉。漫画家でもあり、文化人類学者、また京都精華大で教鞭を執る学者でもある都留と、SF作家でありながら、漫画原作者、生物学者としての出自をもつ異色の対談。

ふたりの創作論をはじめ、漫画とSFにおける「世界観」の構築、専門知と物語の重なり、現代におけるフィクションの意味性、漫画・SF小説というメディアのそれぞれの武器、ウェブと紙媒体の未来、そして都留が称賛する『ゲーム・オブ・スローンズ』をいかに更新するか。

ほかの漫画批評では読むことのできない、当事者作家、そして学者による圧倒的な創作論。

メッセージとは、“健康には良いが美味しくない食べ物”のようなもの

メッセージとは、“健康には良いが美味しくない食べ物”のようなもの

平庫ワカ作品が生む漫画の重力

ネットを起点に大きな反響を呼んだ漫画『マイ・ブロークン・マリコ』の作者、平庫ワカ。「描いたものは後から必ず描き直したくなる」と語った平庫が作品ごとになにを描き直したかったのか──。

鮮烈で、繊細で、躍動感のある物語に平庫が込める「問い」が生む漫画の重力を、「作画」と「ことば」から紐解く。

「メンヘラ」の一言で済まされるの、たまったもんじゃない

「メンヘラ」の一言で済まされるの、たまったもんじゃない

時代を紡ぐ新鋭編集者

社会や文化のあり方を見つめ、コンテクストを紡ぎ、社会の半歩先の価値観を提示することが求められる編集者。メディアを取り巻く環境がかつてないほど変化するなかで、彼らはいまどのように「編集」という仕事に向き合っているのか。新たな時流を生み出す“新鋭”の編集たちの言葉を紡ぐ。

「SF冬の時代」は雪解けを迎えた 早川書房・溝口力丸 Vol.1

「SF冬の時代」は雪解けを迎えた 早川書房・溝口力丸 Vol.1

大石昌良の本音「音楽にも物語を」草野華余子との対話

アニソンシンガー・オーイシマサヨシとしての顔も持ち、作家としても活躍を広げる大石昌良さんと様々なゲストによる対談連載「音楽にも物語を」。

再始動の一発目は、シンガーソングライターで作家としても活躍し、テレビアニメ『鬼滅の刃』の主題歌「紅蓮華」作曲でも知られる草野華余子が登場。近しいキャリアの2人が語る、現在の音楽トレンドとは?

「紅蓮華」生んだ草野華余子は、かつて大石昌良に救われた

「紅蓮華」生んだ草野華余子は、かつて大石昌良に救われた

木村昴×ピーナッツくん/兄ぽこ 対談 キャラクターに“リアル”は歌えるか?

群雄割拠のVTuber界にて圧倒的なオリジナリティを放つオシャレになりたい!ピーナッツくんと甲賀流忍者!ぽんぽこさんによるユニット「ぽこピー」。

動画の毎日投稿に加え、ゆるキャラグランプリの2年連続制覇、ヘッズを唸らす骨太ヒップホップアルバムのリリースと、その破天荒な活躍っぷりで熱きファンダムを獲得している。

KAI-YOU Premiumにおいてもそのプロデューサーである兄ぽこさんのインタビューを複数回行うなど、彼らの動向に熱き視線を注いできたが、また一人その輝きに魅入られる男の存在があった。

「ピーナッツくんがエミネムなら、俺は──」

「ピーナッツくんがエミネムなら、俺は──」

雑誌は今も“事件の現場“たりうるか?

かつて雑誌が、強い世界観を打ち出した誌面で社会と切り結んできた時代があった。雑誌発のムーブメントが社会現象化することも珍しくなかった時代、事件は確かに雑誌という現場で起こっていた。情報社会のあり方が大きく変わった現在、雑誌の需要はますます低下していることが数字に表れている。

しかし、と編集者の仲俣暁生氏は言う。当時から出版文化の斜陽化が叫ばれていた2009年、雑誌批評を行う連載『再起動せよと雑誌はいう』を始めた氏が投げかける問いはたった一つ。雑誌は今も“事件の現場”足り得るのか?

雑誌に幸福な“合併”はありうるか? 『怪と幽』創刊号

雑誌に幸福な“合併”はありうるか? 『怪と幽』創刊号

オリエンタリズムを超えるアジア映画

2019年の韓国映画『パラサイト 半地下の家族』の快挙はいわずもがな、西洋のステレオタイプを乗り越えたアジアのミクロな物語が、国境を超えてひととひとを繋ぎ、メインストリームで評価されている。

一方で、ストリーミング配信により映像作品は“飽食”の時代を迎えているように見えるが、アジアの作品たちを私たちが目にすることはまだ少ない。私たちが親しむ名作はごく限られた世界のものにすぎない。本連載では、有象無象の作品が世に出される飽食の時代にあっても輝きを放つ、アジアの珠玉の名作を新旧問わずレビューする。

『パラサイト 半地下の家族』が描く身体性はなぜ国境を超えたか

『パラサイト 半地下の家族』が描く身体性はなぜ国境を超えたか

QuizKnockインタビュー 知られざるクイズの世界

2016年に立ち上げられ、19年には法人化。WebメディアやYouTubeを通じてクイズの魅力や「知ることの楽しさ」を発信してきたQuizKnock(以下、クイズノック)。

知られざる「競技クイズ」と「現代の教養」について、クイズ王に問う。

クイズ王の語る、知られざる競技クイズ クイズはヒップホップと似てる?

クイズ王の語る、知られざる競技クイズ クイズはヒップホップと似てる?

ラッパーの漢 a.k.a. GAMIが語る本音

ラッパーの漢 a.k.a. GAMIが、乾燥大麻を所持していたとして、2020年5月に逮捕された。それを契機に、自身の会社・鎖 GROUPの代表を辞任し、ラッパーとして再出発することを発表した。その飾らない胸中。

前編は、1度目の逮捕後に取材を行ったもので、後編は、保釈中に再逮捕・不起訴されて全ての裁判が終わった後に再び取材を行ったものだ。

漢 a.k.a. GAMI 出所後インタビュー「俺がリアルにこだわるのは、助かるための武器だから」

漢 a.k.a. GAMI 出所後インタビュー「俺がリアルにこだわるのは、助かるための武器だから」

usagiのNetflixドラッグムービーマンガコラム

ヒップホップカルチャーをサンプリングしたグラフィックや漫画作品をSNSに投稿する漫画家・usagiさん。

ヒップホップだけでなく、ギャルやガラケー文化、漫画やアニメなどのオタク文化といったアンダーグラウンド全般に精通する彼が、現代の映像エンターテイメントの最先端ともいえる、Netflixで流行っているドラッグ映画やドラマを観たらどのような感想を抱くのか。

世にも奇妙で、不謹慎だけど楽しい、ポップかつドープな唯一無二の漫画コラム連載。

ギークの下克上『ドラッグ最速ネット販売マニュアル』

ギークの下克上『ドラッグ最速ネット販売マニュアル』

SILENT KILLA JOINTインタビュー 2年半の空白から見つけ出した世界

ラッパーとYouTuberという存在を横断し、越境し、アンダーグラウンドから絶大な支持を集めるSILENT KILLA JOINT。

2017年に傷害事件で逮捕され、2年半の懲役刑という空白の期間──彼が服役する前に残したいくつもの種はインターネット上の音源/MVとして残り、それに触発され、リスペクトを送るラッパーは少なくない。

なによりも特筆するべきは、彼が不在だったその2年半の間に「ヒップホップ」も「YouTube」も日本で爆発的なプロップスを獲得し、発展を遂げたことだ。

本インタビューでは「SILENT KILLA JOINT」のこれまで語られなかった彼の独自すぎる経験、そして期せずして「先行者」となった彼の胸中を前後編に分けて深掘りしていく。

「ヒッピーの集う島」で育まれたラッパーの常識

「ヒッピーの集う島」で育まれたラッパーの常識

ゼロ年代からはじめるライトノベル史

2010年代以降、途絶えてしまったライトノベル史を辿る言説。

その歴史を振り返り、ジャンルごとに捉え直す。

ラノベの学園ラブコメは、オタク像の変遷といかに向き合ってきたか

ラノベの学園ラブコメは、オタク像の変遷といかに向き合ってきたか

ハハノシキュウの計算より15足りない日々

ラッパー・ハハノシキュウを式で表すとこうだ。「8×8=49」。

演目は、“15足りない”ハハノシキュウの日常。

一席 お題 「水素水」「公開処刑」「樹海」

一席 お題 「水素水」「公開処刑」「樹海」

アニメ脚本家になる方法 志望者のための生存戦略

意外にも、あまり一般化されていないアニメ脚本家への道。実写と比べた時、一般参加できる公募なども多くない。

その理由は? そもそもなり方は? 現役脚本家に聞いたこと

「アニメ脚本家」になる方法 実写から転身するために打った博打 

「アニメ脚本家」になる方法 実写から転身するために打った博打 

九条林檎の華麗なる魂

「自分を愛し、人生を楽しめ」

一貫してそう説き続け、手本を示すようにその活動のすべてを楽しみつくす「九条林檎」が見据える覇道の先とは?

「バーチャル蠱毒」ともいわれた苛烈な「最強バーチャルタレントオーディション~極~」を勝ち抜き、生き残る彼女が見てきたバーチャルの風景をいまここで振り返る。独自の哲学を展開しながらVRと戯れる、VTuberシーンに毅然と挑む彼女の強かさは、やがて一過性のバズでは獲得しえない熱狂的な信望を集めていく。

クリエイターとして、バーチャルタレントとして、九条林檎として、気丈な振る舞いを貫く孤高の吸血鬼の美学、コンテンツ論に迫る。

SHOWROOMとYouTube、それぞれの闘い方

SHOWROOMとYouTube、それぞれの闘い方

MCバトル主催者 三つ巴座談会「戦極」正社員、「MRJ」派遣社員、「凱旋」怨念JAP

2020年現在、ブームが衰えるどころかますます隆盛を極めるMCバトル。

現場を最前線で支える「戦極MCBattle」、「凱旋MCBattle」、「MRJ」の主催者が一堂に会した。

「主催の椅子を狙う人が増えてる」MCバトル主催者たちの本音

「主催の椅子を狙う人が増えてる」MCバトル主催者たちの本音

大石昌良の本音「音楽にも物語を」堀江晶太との対話

アニソンシンガー・オーイシマサヨシとしての顔も持ち、作詞・作曲家としても活躍を広げる大石昌良さんと様々なゲストによる対談連載「音楽にも物語を」。

かねてから度々名前のあがっていたクリエイター・堀江晶太が満をじして登場。タイプの異なる2人が、クリエイターを取り巻く環境について率直に言葉を交わす。

「本格は求められない」アニソンクリエイターがこだわる“にわか“感

「本格は求められない」アニソンクリエイターがこだわる“にわか“感

“ぼくのりりっくのぼうよみ“と”たなか“の2人が伝えたかったこと

2019年1月29日、ラストライブの「葬式」で華々しく最期を飾った「ぼくのりりっくのぼうよみ」(以下ぼくりり)。辞職後の現在は「たなか」名義で、さまざまな分野で活動する彼が、ぼくりり”辞職”から1年たった今、何を思い、そしてこれからどこへ向かおうとしているのか。高校生の時のメジャーデビューから今までの彼の過去、現在、そして未来について余すことなく語る。

ニーチェを理解するためにも、“ぼくのりりっくのぼうよみ“は辞職した

ニーチェを理解するためにも、“ぼくのりりっくのぼうよみ“は辞職した

ゲーム攻略サイトの情報環境、遊びとインターネット

e-Sportsの台頭や配信サービスの充実化、ソーシャルゲームの隆盛──エンターテイメント産業において、近年のゲームの活躍はめざましいものがある。

そしして、人はゲームを「上手くなりたい」「強くなりたい」「もっと楽しみたい」と思う。ゲームが流行れば流行るだけ、その攻略情報は価値あるものとなっていく。

「ゲーム攻略サイト」というインターネット黎明期から存在したサイトが、IT業界のバズワードとなって久しい。

今後さらにゲームは発展していくだろう。そうなった時、我々はどのようにして、ゲームを取り巻く状況環境と付き合っていけばよいのだろうか?

バズワードとしての「ゲーム攻略サイト」

バズワードとしての「ゲーム攻略サイト」

舐達麻の生態系

今もっとも“リアルなラッパー”との呼び声も高い舐達麻。近年、シーンを揺るがす存在として頭角を現したヒップホップクルーだ。

オールドスクールスタイルを踏まえつつもジャジーなビートにのせたそれぞれのリリックが、3人のメンバーのオンビートとオフビートでのフロウによって胸に突き刺さる。

これまで詳細に語られることのなかった舐達麻の誕生秘話とその全容。そして、彼らの思想、言葉への向き合い方、生き様について紐解いていく。

ラッパーになるか、ヤクザになるか 結成前夜のすべて

ラッパーになるか、ヤクザになるか 結成前夜のすべて

藤田祥平の「キルをしている暇はない」

FPSゲーム『Wolfenstein』では日本代表として活躍し、ゲームエッセイ『電遊奇譚』(筑摩書房)やゲームに賭けた半生を綴った自伝的小説『手を伸ばせ、そしてコマンドを入力しろ』(早川書房)を上梓するなど、ゲームに深い造詣を持つ小説家の藤田祥平氏。

彼がゲーム作品や小説、さまざまな事象への考察を通じて、「ゲーム、あるいは人生の勝利条件とは何か?」というテーマを模索していく。

逆説的ながら、勝利するためには、“キル”をしている暇はないのだ。

現実は不条理でゲームには真実“しか“ない 『オーバーウォッチ』

現実は不条理でゲームには真実“しか“ない 『オーバーウォッチ』

大石昌良の本音「音楽にも物語を」Tom-H@ckとの対話

アニソンシンガー・オーイシマサヨシとしての顔も持ち、作家としても活躍を広げる大石昌良と様々なゲストによる対談連載「音楽にも物語を」。その発端となったのは、4年前に行われたオーイシマサヨシさんと音楽クリエイター・Tom-H@ckさんによるユニット「OxT」へのインタビューだった。

そのTom-H@ckさんが、満を持して公開対談という形で登場。近年のアニソンの動向はもちろん、来場者から寄せられた様々な質問に、クリエイターとして本気で応えた。

『けいおん!』から『リゼロ』まで 時代を跨ぐ稀代のヒットメイカー

『けいおん!』から『リゼロ』まで 時代を跨ぐ稀代のヒットメイカー

カンザキイオリ インタビュー 被覆される現代の祈り

2010年代の終わり、VTuberの勃興や歌い手のメジャーシーンへの台頭など、ネット発の文化がさら勢いを増した。

同時に、かつてニコニコ動画で一世を風靡した、ボーカロイドを用いたクリエイターたちも新たな才能が登場していくこととなる。

カンザキイオリは、次世代のボカロPとしてカリスマ的な支持を集める存在だ。だが、その特徴的なバンドサウンドと研ぎ澄まされた、ともすれば過激な歌詞はシーンの「中心」というよりも、さらに尖った場所にいたアーティストのように映る。

その才能が発見されるのは早く、VTuber「花譜」のメインコンポーザーに起用されるほか、彼女と共にクリエイティブチーム「KAMITSUBAKI STUDIO」への所属も発表。さらに、音楽だけでなく小説『獣』を敢行するなど、その活動は多岐にわたる。

一方で、その作品以外、彼のパーソナリティはほとんど明かされていない。KAI-YOU Premiiumでは、カンザキイオリに初のインタビューを敢行。

匿名性に覆い隠された現代、一人の音楽家として、表現者として、カンザキイオリはどのように生きるか。

孤独でばかりいたら、良い作品は生まれない

孤独でばかりいたら、良い作品は生まれない

大石昌良の本音「音楽にも物語を」 田淵智也(UNISON SQUARE GARDEN)との対話

シンガーソングライター、作曲家、バンド・Sound Scheduleのボーカルをつとめる大石昌良。ロックバンド・UNISON SQUARE GARDENのベーシストであり、作曲家である田淵智也。

ロックバンドで作曲を担当するメンバーであり、個人としては売れっ子作家としてアニソン界を中心に活動する2人。

お互いの才能を認め合い、共通点も多い大石昌良と田淵智也との初対談は、最前線を走るトップクリエイターだからこそ口にできる、今のアニソン業界が抱える課題を浮き彫りにしていく。

「アニソンから才能が流出している」最前線の2人が鳴らす警鐘

「アニソンから才能が流出している」最前線の2人が鳴らす警鐘

Webメディア有識者会議2019

KAI-YOUはこれまで、Webメディアというシステムや業界、あるいはそこで働く人々についての、自己言及的な記事や取材をあまり行なってこなかった。

それは「ポップ」を標榜する我々にとって、あくまでコンテンツこそが主軸であり、光であり、読者や楽しんでくれる人たちにとって、その受け皿であるメディアの裏側を見せる必要性を感じなかったからに他ならない。

しかし2019年に入ってからというもの、多くのWebメディアが閉鎖したり、人員削減を断行するなどのネガティブな報道が多く目に入ってきた。そしてやはりそれは他人事ではなく、KAI-YOU Premiumという新たなメディアを発足した理由の一つにもなっている。

経営者として、編集長として、プロデューサーとして、記者として、様々な立場や経験を経た4人のWebメディア有識者たちは、現在のWebメディアというビジネスとその役割、情報環境の変化について何を思うのか。

歴史、そして無料/広告モデルの状況と行方

歴史、そして無料/広告モデルの状況と行方

ハサン・ミンハジのオチから世界を知る

ポリティカルなイシューと大衆の媒介者となるアメリカのコメディアン。その中でも急先鋒と目され、世界的に注目を集めているのがハサン・ミンハジだ。彼のNetflix番組『ハサン・ミンハジ: 愛国者として物申す』では、「Supreme」というポップな話題から「インドの選挙」というディープな話題まで、巧みな比喩表現で風刺するハサンによる、スタンダップコメディの真骨頂を味わえる。

さらに、一流報道機関出身のライターやリサーチ・チームにバックアップされた膨大なレファレンスや、バックに流れるリッチなグラフィック。他者への想像を欠いた言葉の殴り合いが社会の二項対立を生み、ユーモアの役割も問われるなかで、彼のユーモアは単なる「風刺」にとどまらない。想像力を与えてくれるハサンのジョークを読み解く、『ハサン・ミンハジ: 愛国者として物申す』の副読本。いま、世界では何が起こっているのか?

栄光の裏にある“死屍累々” ゲーム業界のダウンサイド

栄光の裏にある“死屍累々” ゲーム業界のダウンサイド

「兄ぽこ」インタビュー VTuber個人勢としての矜持と未来

驚異的なスピードで発展し、マネジメント事務所や運営企業の隆盛も目立ったVTuberムーブメント。サービスやプロダクトへの大型投資が行われる一方、無所属で活動を行う「個人勢」の存在を忘れてはいけない。

兄ぽこさんは、ショートアニメ「オシャレになりたい!ピーナッツくん」を制作しつつ、主人公・ピーナッツくんや実の妹を「甲賀流忍者!ぽんぽこ」としてVTuber化し、NHKへの番組出演、TVアニメへの登場、n-bunaさん、デカキンさんとのコラボなどを実現。企業勢が登録者数の上位を占めるVTuberシーンにおいて独特の存在感を放っている。

既存のネット文化に比して、「個人クリエイティブの発表の場」という属性の薄いVTuberシーン。兄ぽこさんは、無所属のクリエイターとして今のVTuberシーンをどう捉えているのか、どのような未来を見据えているのだろうか。

甲賀市で、妹と、VTuberで生きていく

甲賀市で、妹と、VTuberで生きていく

韓国ポップカルチャー彷徨

現在、日韓の関係は“最悪”と言われているが、ポップカルチャーについてはその限りではない。

音楽、ファッション、文芸、アニメに漫画…相互の文化は影響し合い、活性化している。

韓国の社会と彼らが抱える問題、それを背景に生まれる様々な作品や潮流に触れながら、その手触りを探っていく。

現代韓国文学が抱えているのは“生き辛さ“だけではない

現代韓国文学が抱えているのは“生き辛さ“だけではない

ラッパー/通訳者 Meisoに聞く、ストリーミング時代の翻訳

NetflixやAmazon Primeなどの映像ストリーミング・サービスは、現代の映像視聴環境に大きな変化を生み、オンラインプラットフォームでの「世界同時配信」はコンテンツのボーダーレス化を促した。

このよな映像作品を取り巻くそんな状況を下支えしている仕事のひとつの「翻訳」だ。190ヶ国・28の言語での配信において、「翻訳家」の重要性はより高まっている。

しかしながら、多額の予算をかけた大作コンテンツに携わるつくり手と、翻訳家の価値のギャップが小さいとは必ずしもいえない実情がある。翻訳家の労働環境や、ストリーミングサービスの翻訳の質の低下などは、翻訳という作品を生み出す工程に横たわる大きな問題でもある。

作品を生み出すクリエイションに、「翻訳」は含まれないのか。翻訳・通訳に携わる者らに話を聞き、ストリーミング時代の「翻訳の価値」を探る。



グローバル化するアニメ、現場の制作支える通訳者の仕事

グローバル化するアニメ、現場の制作支える通訳者の仕事

えなこ×よきゅーん インタビュー 現代コスプレイヤーの提示

1970年代から続く、コミックマーケットが成立させた「同人」による経済圏。

クリエイターも消費者もフラットに、同好の士であること、あるいは「オタク」であるという共通項が生み出す楽しさによって独自の発展を遂げてきた。

もうインターネットが登場して以降は、毎日がコミケみたいなものなのかもしれない。自分の趣味性や特技、好きなことを活かし、売りにして生業とすることは当たり前のものとなった。

そんなシーンの一端を担う、「コスプレ」と呼ばれるジャンルにおいて、不動のトップで在り続けるのがえなこさんだ。彼女は、10代からコスプレをはじめてコミケに参加。瞬く間にインターネット上で話題を呼び、長年一般から見た「コスプレイヤー」のパブリックイメージとなっている。

「プロ」コスプレイヤーの成立と、えなこのこれまで

「プロ」コスプレイヤーの成立と、えなこのこれまで

大石昌良の本音「音楽にも物語を」 稲村太佑(アルカラ)との対話

多方面で精力的に活動する作曲家の大石昌良さん。その原点であるバンド・Sound Scheduleよりも以前、神戸のバンドマン時代を知るアルカラ・稲村太佑さんの登場は、これまでにない会話の呼び水となった。

旧友との邂逅、在りし日のバンドシーンとその現在を2人の視点から紐解く。

大石昌良を音楽に繋ぎ止めた“ロック界の奇行師”

大石昌良を音楽に繋ぎ止めた“ロック界の奇行師”