『ドーン』『私とは何か 「個人」から「分人」へ』で分人主義──様々な「分人」の総体として捉える考え方を提唱した平野啓一郎。スマホ向けメタバース「REALITY」の運営、バーチャルタレントをプロデュースするREALITY株式会社代表のDJ RIO。
バーチャルYouTuberやアバターについて考える時に分人主義は避けて通れない。アバターをまとう時、実空間とは異なる自分──分人として我々は仮想空間で時を過ごす。アバターと分人主義を密接に絡めた平野の最新作『本心』をたたき台とした2人の対談は、いずれ来たるべき──既に訪れているアバター社会の姿を照らし出す。