現代韓国文学が抱えているのは“生き辛さ“だけではない

現代韓国文学が抱えているのは“生き辛さ“だけではない

現代韓国文学ブームが来ている。 複数の出版社から現代韓国文学レーベルが立ち上がり、書店では関連イベントやフェアが数多く組まれている。アジア人初のブッカー賞受賞作となったハン・ガン『菜食主義者』(クオン)や、チョ・ナムジュ『82年生まれ、キ…

フィクションはどのような希望を描けるか? 珠玉の韓国文学3選

フィクションはどのような希望を描けるか? 珠玉の韓国文学3選

小説は現実とどのように距離をとるか。 現実社会の厳しさに対して、フィクションやエッセイには何ができるのか。前回取り上げた、『原州通信』や『ショウコの微笑』といった現代韓国文学の短編作品はそれぞれの表現でこの問いに答えている。 今回…

韓国映画の衝撃に触れる3作 “取りこぼされた人たち“の悲喜劇

韓国映画の衝撃に触れる3作 “取りこぼされた人たち“の悲喜劇

2000年代中頃、『冬のソナタ』の大ヒットに端を発し、『宮廷女官チャングムの誓い』や『美男〈イケメン〉ですね』といった韓流ドラマが日本で流行。中高年の女性たちを中心に、韓国のメロドラマが幅広く受け入れられていった。 それと同じ頃、生々しい暴…

韓国映画が描く“おじさん“たちの命運 出口のない夢が突きつける現実

韓国映画が描く“おじさん“たちの命運 出口のない夢が突きつける現実

本連載前半では、シビアな社会情勢からとりこぼされてしまう人々を、韓国映画がいかに描いてきたかを確認した。 韓国社会といえば日本以上に父権が強く、中年男性が力を持っているという印象が強い。近年ではフェミニズムの隆盛など、そこへの反発の…