Series

連載

一つのテーマを、連続した企画として発信していく「連載」は、KAI-YOU Premiumの目玉コンテンツの一つです。

単発では伝わりづらい長期的視野を見据えたテーマはもちろん、気になる識者や著名人のロングインタビューや、特定のテーマを掘り下げたレポートやレビューなどを発信していきます。

SNSを中心としたインターネットサービスの発展によって、個人が気軽に創作を発表できるようになった現在。

クリエイターが会社に属さなければ身を立てられなかった時代は終わり、様々な領域で個人作家たちが活動を展開している。

イラストレーターは刻一刻とその在り方が変容している職種の一つだ。

日々目にするものの中にも二次元イラスト的なプロダクトが増え、その活躍がオタク領域だけではなくなって久しく、SNSによってファンとの距離も密接となり、その振る舞いにタレント的な要素まで求められる場合も見られる。

本連載では領域が広がり続け、その定義も変わり続ける現在を確かに生き抜くイラストレーターにフォーカスし、新たな時代のイラスト表現の可能性やクリエイターの矜持を解き明かしていく。

音楽に救われた日──“強く”あることを求められがちなラッパーも、悩み、苦しみ、自分と向き合って人の心を打つ音楽を生み出す。

その苦悩を通して、音楽という救済の意味を知る。

クリエイターなら知っておきたい法知識・理論を、弁護士がQ&A形式で解説。ポップカルチャーを騒がせる話題を、骨董通り法律事務所の寺内康介弁護士が、法律的な観点から紐解く。

連載を通して、クリエイターが法的に「できること/しない方が良いこと」の境界線を明らかにしていく。

ゲーム会社・Happy Elementsでゲームプランナーとして働いた後、VTuber事業を展開。赤月ゆにを生み出し、株式会社ゆにクリエイトを仲間と設立。その後、VTuber事務所・ライヴラリとして一時期は4人のタレントを抱えるまでになる。

若年層を中心に独自のコミュニティを形成するも、事件やトラブル、死傷者も続出した「トー横界隈」。そして、歌舞伎町の目と鼻の先にある大久保公園で、個人間での売春取引が横行し外国人観光客からも好奇の視線が集まっている立ちんぼ・交縁問題。さらには、ホストに入れ込んで巨額の詐欺罪などの罪で懲役9年の実刑判決が下った“頂き女子りりちゃん”こと渡辺真衣被告も世間で注目を集めている。その背景にあるとされている、ホストクラブでの売掛金(女性客へのツケ)が社会問題となり、経営者らは“自主規制”を決断。4月からは売掛金全廃を行った。

歌舞伎町で幅広い人脈を持つライター・佐々木チワワ。16歳でホストになって歌舞伎町の違法店舗で夜の世界に浸った経験を持つ異色のラッパー・釈迦坊主。全く立場の違う異色対談を通して理解を深める、「歌舞伎町」学──

今最も熱狂的な人気を誇るラッパーの一人であるralph。1998年に横浜で生まれた彼は2019年にデビュー、ドリルやグライムといったUKのサウンドにスキルフルなラップを重ねた音楽を日本のシーンに持ち込んだことでブレイクし、2020年には「ラップスタア誕生」で優勝も飾った。

2023年には「Get Back」がヴァイラル・ヒットしたことでその人気はさらに拡大。多数の客演をこなし、もはやこのシーンにおいて名前を聞かない日はないほどだ。「ralph第1章の集大成」と位置付け、11/5に渋谷 Spotify O-Eastで開催したワンマンライブ「DAVANTA」は圧倒的ともいえるフロアの熱狂を生み出して締め括った。一挙手一投足は多大なる注目を集め、ヒップホップ・ヘッズの指針になっているralph。けれども、どれだけ立ち位置が変わろうと彼がこだわっていることはただ一つ、自分自身との対峙。

ファッションやアート、大衆音楽、あるいは政治にまで影響を与えるまでに成長した現代のストリートカルチャー。特に10代や20代の若者にとって、その声を代弁するかのような表現を行うヒップホップのアーティストやミュージシャンの影響力は日に日に増していっている。

世界中を席巻するストリートカルチャー、ヒップホップの魅力とはどこにあるのか、今何がユースたちの間で巻き起こっているのか?

この連載では、自身もアーティストとして活動する東大卒/ネットシーンの発ラッパー・RAqさんが、日本国内で生活する中ではなかなか分かりづらい、深い文脈を持つ海外アーティストたちの「リリック」に焦点を当て、解読。

1人のアーティストの思想を知ることは、シーンを読み解くヒントとなり、そして「世界で何が起こっているのか」を知ることにも繋がっていく。

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