究極の「自由」とは何か? 『進撃の巨人』とエレンの運命

究極の「自由」とは何か? 『進撃の巨人』とエレンの運命

「私たちは自由でなければならない」 エーリッヒ・フロムの著に『自由からの逃走』という本があります。 僕なりに超簡単に説明すると、大衆一人ひとりが自由というものを得たものの、その自由の持つ孤独と責任に耐えきれずに、思考や決定権をファシズ…

「悪」はいかに成立し、救われるのか『宝石の国』論

「悪」はいかに成立し、救われるのか『宝石の国』論

「自由であるためには「尊厳」が必要なんだ。「尊厳」は、君以外の人(他者)から「承認」される経験を必要としている。逆にたどれば、他者から「承認」された経験があるからこそ、「尊厳」(「失敗しても大丈夫」感)」が得られ、それをベースに君は自由に…

少年漫画の臨界点『チェンソーマン』『ファイアパンチ』が描く欲望

少年漫画の臨界点『チェンソーマン』『ファイアパンチ』が描く欲望

目次 藤本タツキの鮮烈なデビュー作『ファイアパンチ』 『ファイアパンチ』における映画論と、実存 「ポスト・トゥルース」に陥らないために …

神を否定する者たち『ヴィンランド・サガ』『プラネテス』における愛の正体

神を否定する者たち『ヴィンランド・サガ』『プラネテス』における愛の正体

目次 縁起とは何か 存在証明としての関係性 『プラネテス』ハチマキ、タナベの「悟り」の境地 ロックスミスは、神をどう否定するか 『ヴィン…

『アリスと蔵六』『ぼくらのよあけ』今井哲也の描く“悪”の諸相

『アリスと蔵六』『ぼくらのよあけ』今井哲也の描く“悪”の諸相

技術的特異点(シンギュラリティ)という概念があります。 厳密に定義できる言葉ではないのですが、「1000ドルで買えるコンピュータの性能が、全人類の脳の性能を上回る時点」「人工知能(AI)が自己フィードバックによって勝手に成長し続け、人間に代わ…

『ONE PIECE』考察 ルフィがもたらす救済と革命の行方

『ONE PIECE』考察 ルフィがもたらす救済と革命の行方

すみません、まず最初に注意書きなのですが……「諸説あります」。 「諸説ある」ことを理解した上で、この考察を「フィクション」として、あるいは「妄想」として楽しめる方だけ、この先をお読み下さい。 目次 「福音を…