第1回 雑誌に幸福な“合併”はありうるか? 『怪と幽』創刊号 2019.06.07 第1回 雑誌に幸福な“合併”はありうるか? 『怪と幽』創刊号 「雑誌が売れない、読まれない」という話は、もう聞き飽きるほど耳にしてきただろう。実際に取次ルート経由(定期購読や電子版以外による)の雑誌売… 2019.06.07
第2回 王道ジャーナリズムの底力 『ニューズウィーク』百田尚樹現象 2019.07.26 第2回 王道ジャーナリズムの底力 『ニューズウィーク』百田尚樹現象 『ニューズウィーク』日本版(CCCメディアハウス)の2019年6月4日号が「百田尚樹現象」と題し、ノンフィクションライター石戸諭による20ページにわた… 2019.07.26
第3回 『文藝』特集「韓国・フェミニズム・日本」が示した文芸再起動の狼煙 2019.08.30 第3回 『文藝』特集「韓国・フェミニズム・日本」が示した文芸再起動の狼煙 いまの時代に「文芸誌」はどうあるべきか。その問いに一つの回答を出したのが、この夏に行われた『文藝』(河出書房新社)の「文芸再起動」と称した… 2019.08.30
第4回 新生『STUDIO VOICE』アジア三部作が告げた旧来型「カルチャー誌」の終焉 2019.10.01 第4回 新生『STUDIO VOICE』アジア三部作が告げた旧来型「カルチャー誌」の終焉 日本の「カルチャー誌」と呼ばれるものに対して、長いこと不信の気持ちを抱いていた。 「カルチャー誌」の定義は曖昧だが、映画や音楽からサブカ… 2019.10.01
第5回 新始動告げる『ゲンロン10』 思想家のしたためる「愛の実践」 2019.11.07 第5回 新始動告げる『ゲンロン10』 思想家のしたためる「愛の実践」 思想家の東浩紀が編集する雑誌『ゲンロン』が、この9月に「第2期始動」と謳った第10号を刊行した。昨年10月以来、11ヶ月ぶりの刊行となる。 1993… 2019.11.07
第6回 広告なき『暮しの手帖』は第5世紀にどこへ向かう? 美しきジャーナリズム 2019.12.15 第6回 広告なき『暮しの手帖』は第5世紀にどこへ向かう? 美しきジャーナリズム 『暮しの手帖』は2019年8-9月号で「第5世紀」を迎えた。通巻100号を迎えるごとに新しい「世紀」を迎えたとするこの呼び方は、戦後を代表する編集者と… 2019.12.15
第7回 「アート」が自明ではなくなった時代の美術誌 『美術手帖』アニメーション特集 2020.02.13 第7回 「アート」が自明ではなくなった時代の美術誌 『美術手帖』アニメーション特集 現代アートの専門誌『美術手帖』は、創刊70年を迎えた2018年から隔月刊行となった。それに先立つ2017年にはWeb版をローンチしており、刊行間隔が開い… 2020.02.13
第8回 デザイン誌『アイデア』が(図らずも)浮き彫りにした、日韓のフェミニズムとの距離感 2020.04.02 第8回 デザイン誌『アイデア』が(図らずも)浮き彫りにした、日韓のフェミニズムとの距離感 日本でこれほどまでにフェミニズムという思想や行動原理が広範な関心を集めるのは空前のことではないかと思えるほど、ここ数年、多くのメディアがこ… 2020.04.02
第9回 博報堂『広告』の野心的実験に欠けたもの 「パクリ」という表現の座りの悪さ 2020.05.30 第9回 博報堂『広告』の野心的実験に欠けたもの 「パクリ」という表現の座りの悪さ 大手広告代理店の博報堂が出している『広告』という雑誌がある。通常の書店で見かけることは少なく、放送局や出版社などマスコミ関係者が多く集まる… 2020.05.30
第10回 パンデミックの時代を雑誌はどう語ったか 『現代思想』から『中くらいの友だち』まで 2020.07.04 第10回 パンデミックの時代を雑誌はどう語ったか 『現代思想』から『中くらいの友だち』まで 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)がパンデミックの様相を呈していった今年の春から初夏にかけて、多くの雑誌がこの特集を組んだ。 東アジア… 2020.07.04
第11回 SF小説は、コロナ後の社会をプロトタイプできるか 『WIRED』BRAVE NEW WORLD特集 2020.08.01 第11回 SF小説は、コロナ後の社会をプロトタイプできるか 『WIRED』BRAVE NEW WORLD特集 このところ日本のSFが面白くなり、新しい作家との出会いを楽しんでいる。なかでも『SFマガジン』2020年8月号の特集「日本SF第七世代へ」で紹介された… 2020.08.01
第12回 「バラバラ」な言葉が宿る場所──『ことばと』『DAWN』『海響』 2020.10.13 第12回 「バラバラ」な言葉が宿る場所──『ことばと』『DAWN』『海響』 編集されたコンテンツの束としての雑誌を、ひとつの「事件」の現場としてフィールドワークするこの連載に、今回でいったん一区切りをつけることにし… 2020.10.13