Vol.1『オーバーウォッチ』 現実は不条理でゲームには真実“しか“ない

Vol.1『オーバーウォッチ』 現実は不条理でゲームには真実“しか“ない

悪魔の誘いというものは、それと自覚されないものだ。誘った側も誘われた側も、よかれと思って誘いに乗る。その後は、もう散々だ。私の場合は貧乏が待っていた。あるいは失われた青春をもういちど取り戻す機会が待っていた。 なんの話か? 「『オーバ…

Vol.2 『Apex Legends』 せめてゲームくらい、運と無関係でいさせてくれ

Vol.2 『Apex Legends』 せめてゲームくらい、運と無関係でいさせてくれ

あるゲームにおいて、ランダム性、つまり「運」が結果に及ぼす影響力が大きければ大きいほど、そのゲームは「ギャンブル」に近づく。 反対に、結果にたいする運の影響力が小さければ小さいほど(もしくはまったくない場合)、そのゲームは「スポーツ」に…

Vol.3『Eve Online』 戦場でのフェアネスは、現実のそれとは真反対だ

Vol.3『Eve Online』 戦場でのフェアネスは、現実のそれとは真反対だ

自分の命と引き換えに、なにかひとつだけ願いを叶えられるとするならば、私は宇宙へ行く。 私たちの悩みや栄光はすべて、二次元的なものである。人間的な生活とは、重力にとらわれた生活である。私たちは正面から他人を愛し、背後から刺され、両隣の友人…

Vol.4 続『Eve Online』 重力から自由になりたくて、遊びはじめたはずだった

Vol.4 続『Eve Online』 重力から自由になりたくて、遊びはじめたはずだった

この連載の前回で、私は『Eve Online』について、「この作品における経済は、それが経済と呼ばれることからもわかるとおり、生産と消費のサイクルから成っている」と述べた。 また、その経済は、「徹底的に『宇宙船』という概念に的を絞っている」とも述…

Vol.5 “世界の欠損を埋めたい“という欲望 『CROSS†CHANNEL/最果てのイマ』

Vol.5 “世界の欠損を埋めたい“という欲望 『CROSS†CHANNEL/最果てのイマ』

だいたいわたしは世界は滅びるものだと思っている。あるいは滅びたあとの世界に生きているのだ、と思っている。その理由を求められると、表向きには、バブルがはじけたあとに生まれたからだとか、小学生のときに見た9.11の印象のためだとか説明する。しかし…