第1回 現実は不条理でゲームには真実“しか“ない 『オーバーウォッチ』 2019.04.22 第1回 現実は不条理でゲームには真実“しか“ない 『オーバーウォッチ』 悪魔の誘いというものは、それと自覚されないものだ。誘った側も誘われた側も、よかれと思って誘いに乗る。その後は、もう散々だ。私の場合は貧乏が… 2019.04.22
第2回 せめてゲームくらい、運と無関係でいさせてくれ 『Apex Legends』 2019.05.29 第2回 せめてゲームくらい、運と無関係でいさせてくれ 『Apex Legends』 あるゲームにおいて、ランダム性、つまり「運」が結果に及ぼす影響力が大きければ大きいほど、そのゲームは「ギャンブル」に近づく。 反対に、結… 2019.05.29
第3回 戦場でのフェアネスは、現実のそれとは真反対だ 『Eve Online』 2019.06.28 第3回 戦場でのフェアネスは、現実のそれとは真反対だ 『Eve Online』 自分の命と引き換えに、なにかひとつだけ願いを叶えられるとするならば、私は宇宙へ行く。 私たちの悩みや栄光はすべて、二次元的なものである。… 2019.06.28
第4回 重力から自由になりたくて、遊びはじめたはずだった 『Eve Online』 2019.07.25 第4回 重力から自由になりたくて、遊びはじめたはずだった 『Eve Online』 この連載の前回で、私は『Eve Online』について、「この作品における経済は、それが経済と呼ばれることからもわかるとおり、生産と消費のサイクルか… 2019.07.25
第5回 “世界の欠損を埋めたい“という欲望 『CROSS†CHANNEL/最果てのイマ』 2019.09.04 第5回 “世界の欠損を埋めたい“という欲望 『CROSS†CHANNEL/最果てのイマ』 だいたいわたしは世界は滅びるものだと思っている。あるいは滅びたあとの世界に生きているのだ、と思っている。その理由を求められると、表向きには… 2019.09.04
第6回 変えようのない運命への、唯一の対抗手段 『The Red Strings Club』 2019.11.05 第6回 変えようのない運命への、唯一の対抗手段 『The Red Strings Club』 自分は自分の人生をコントロールしていると考えること、どのような不幸も不徳のために自らが引き寄せたのだと信じること、あらゆる幸福はみな自分の… 2019.11.05
第7回 徹底的に完璧に隔たった断絶 『さよならを教えて』 2019.12.04 第7回 徹底的に完璧に隔たった断絶 『さよならを教えて』 インターネットが分断を生んだわけではなく、もともとあった分断を、インターネットが浮き彫りにしただけだ。 このあいだ、インターネットで知り… 2019.12.04
第8回 顔を下にして倒れるのにちょうどいい場所 『CONTINUE?9876543210』 2020.01.07 第8回 顔を下にして倒れるのにちょうどいい場所 『CONTINUE?9876543210』 人間は、天の影が地上に投影されたものにすぎない、という思想がある。この思想においては、しばしば、人間どころか地上のあらゆる創造物は、すべて… 2020.01.07
第9回 私たちに許された唯一の解放 美しき絵空事『Stellaris』 2020.02.29 第9回 私たちに許された唯一の解放 美しき絵空事『Stellaris』 サイエンス・フィクションをつくりあげた人々は、つぎのように思った。私たちはこの宇宙の万分の一も見ることなく死ぬだろう。私たちは電子の浜辺の… 2020.02.29
第10回 わたしという人間を生かすカウント ファースト・パーソン・シューター(FPS) 2020.03.24 第10回 わたしという人間を生かすカウント ファースト・パーソン・シューター(FPS) もうどれだけの人を殺してきたかわからない。はじめから数えていたわけではない。 いったい、どれだけの弾を撃ったのか。何万挺のトンプソン、MP4… 2020.03.24