Series

連載

一つのテーマを、連続した企画として発信していく「連載」は、KAI-YOU Premiumの目玉コンテンツの一つです。

単発では伝わりづらい長期的視野を見据えたテーマはもちろん、気になる識者や著名人のロングインタビューや、特定のテーマを掘り下げたレポートやレビューなどを発信していきます。

今からちょうど10年前、練馬から「悪党の詩」が叫ばれた。「悪党が奏でるこの歌が/全土にばら撒かれ」た結果、2022年、一人の悪党が立派に育ってその背中に追いついた。

練馬を代表する男の名前はD.O。彼に憧れて不良の道からヒップホップの道に歩みを進めてきたのはRed Eye。

立会人は、両者をよく知る漢 a.k.a. GAMI。これは、継承の物語である──

これは、ラッパー・ハハノシキュウによるMCバトルコラム連載である。

ルールは先攻後攻2回ずつ。基本的には、ハハノシキュウ本人とそれを一歩引いて俯瞰している立場の母野宮子という2人が交互にコラムを執筆していく。

タイトルの通り「読むだけで口喧嘩が強くなる」だろう。

ブーム初期のVTuber文化と接近遭遇し、自身もVTuberとして活動を展開するシンガーソングライター・ぼっちぼろまる。

様々なVTuberに楽曲提供し、自身でも「おとせサンダー」がTikTokの関連動画全体で3億再生されるヒットメーカーが語るVTuberたちのセルフプロデュース力、そして自身の大ヒットの裏側にあった半年に及ぶ研究と実践の積み重ね。

2021年よりITトレンドとなり、クリエイターの新たな収益モデルとして期待が寄せられる「NFT」。しかしその一方で、NFTの本質的な“価値“については、いまだ疑問の声も多い。

NFTがカルチャーにもたらすのは、果たして“希望”なのだろうか?“絶望”なのだろうか?

Mori Calliope(森カリオペ)というバーチャルYouTuberがいる。彼女は一体何者で、自身のファンたちをどのように見ているのか。

そして彼女はいかにしてネットラップを武器にVTuberとアーティストの壁を越えたのか? 自身が現在立たされている岐路と葛藤。

日本のSF界を支える出版社である早川書房をして「2010年代、世界で最もSFを愛した作家」と言わしめた作家・伴名練。2019年、傑作集『なめらかな世界と、その敵』ベストSF2019投票の国内篇第1位を獲得してSFコミュニティにとどまらない話題をさらった。

2022年、その文庫化記念のロングインタビューを前後編でお届けする。古今東西の名作や作家ごとの傑作群を編んだアンソロジー『日本SFの臨界点』シリーズを早川書房から怒涛の勢いで刊行している伴名練のSF愛と、ジャンルとしてのSF観──その一言一句に、作家としての倫理と矜持が詰まっている。

かつてニコニコ動画で一斉を風靡したボーカロイドの文化。

「歌ってみた」や「踊ってみた」等の音楽の同人・二次創作だけでなく、そのキャラクター性を用いた創作群は小説になり、ゲームとなり、様々な商業的なエンターテイメントをもたらした。

一時は「衰退論」が囁かれたものの、才能あるクリエイターの存在は潰えなかった。現在は主戦場となるプラットフォームを移し、YouTubeやTikTokでさらに新しい才能が登場し、さらに裾野を拡大し続けている。

ボカロPとしてキャリアを積んでから、J-POPシーンの勢力図を塗り替えるようなアーティストの存在も当たり前の状況となった。私たちは、”ボカロ以後”の音楽を聴いている。

このような状況の変化とボカロ文化のさらなる成長と発展について、本連載ではボカロ文化を下支えしてきたキーマンたちに取材。ボカロ文化とは何だったのか。そして今後はどのようなシーンを形成していくのか。

幸福の科学の現役2世信者を公言し、ビートメイクも行いながら活動する若き俊英ラッパー・Itaq。かつて宗教2世だった過去を吐露し、歯に衣着せぬ宗教への思いを楽曲として発表して耳目を集めたMarukido。

2人の宗教に対するスタンスは対極に見えるが、そのどちらもが「宗教2世のリアル」を描き出し、その表現方法としてヒップホップを選んでいる。彼らが語る信仰とヒップホップとは──。

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