今、トレーディングカードゲーム業界に何が起こっているのか? メディアを賑わす「ポケモンカードゲーム」を筆頭に熱狂的なブームの続いているTCGは、国内玩具業界における売上No.1を叩き出している。
後発の「ONE PIECEカードゲーム」などの勢いもさることながら、新カード発表のたびにトレンドを賑わす「遊戯王OCG」や、リリースから現在に至るまでキッズの心を掴み続ける「デュエル・マスターズ」、世界最古のTCG「マジック:ザ・ギャザリング」まで様々なタイトルがしのぎを削っている。
Series
連載
一つのテーマを、連続した企画として発信していく「連載」は、KAI-YOU Premiumの目玉コンテンツの一つです。
単発では伝わりづらい長期的視野を見据えたテーマはもちろん、気になる識者や著名人のロングインタビューや、特定のテーマを掘り下げたレポートやレビューなどを発信していきます。
アート分野に突如現れた反逆児、画像生成AI。DALL·E 2、Midjourney、Stable Diffusionといった生成系AIの発展と、一体どのように向き合うべきか?
これは現代のイラストレーターにとって避けては通れない大きな課題と言えるだろう。
SNSを中心に、AI技術と創作の交点に発生する技術的な課題、倫理的あるいは法的な問題など、多角的な観点からクリエイター達の意見がぶつかり合っており、まさに混沌とした状況が広がっている。
そのような状況下で、常に最新技術を自身の創作活動に取り入れ、独自のアートを追求し続けているイラストレーター・redjuiceさんにインタビューを行った。同氏は早くからAIソフトを使用してイラストを制作していた一方で、そこには技術的可能性と同時に、受け入れがたい違和感も混ざり合っていたと言う。
本インタビューを通じて、AIとアートがどのように共存可能なのか、そしてその先に広がる未来は何なのか——その手がかりを探る。
NORIKIYO『犯行声明』インタビュー 逮捕の“真相”
2022年6月、ラッパーのNORIKIYOは、大麻取締法違反の疑いで逮捕された。警察は当初、営利目的での栽培容疑をかけていた。その後の事件の詳細は、一部の新聞社による18kg以上の大麻(末端価格1億1千万円相当)所持と営利目的ではない栽培で起訴されたという断片的な報道のみ。
本人や公式からの声明もなく、NORIKIYOの身に何が起こったのか? 憶測も飛び交った。
その半生と創作哲学、そしてNORIKIYOが逮捕された事件の顛末と最新アルバムについて本人の口から初めて語られる。
ジャパニーズレゲエ再考
2022年は、ジャマイカ独立60周年に当たる。ジャマイカから広がったレゲエは遠い日本にも辿り着き、ジャパニーズレゲエのパイオニア・MIGHTY CROWNが結成30周年を機にこの夏で活動休止となる。大きな地殻変動を迎えた今こそ、ジャパニーズレゲエは再考される必要がある──
長年日の丸レゲエを追ってきたライターのソロバンタン、大学で文化人類学を研究し著書に『レゲエという実践 ラスタファーライの文化人類学』を持つ神本秀爾が監修する、ジャパニーズレゲエの連載。
Photo by Patrick Superior on Unsplash
星街すいせいと花譜──VTuber/Vシンガーの音楽シーンに君臨する2人の歌姫。片やVTuber史上初となる「THE FIRST TAKE」への出演を果たし、片やVTuberとして初の日本武道館公演を成功させ、今やその存在感はシーンの外側にも轟いている。
その2人が語らう言葉から、「VTuber/Vシンガーの音楽」がさらに飛躍するためのヒントを探っていく──。
岩永亮祐の現代マンガ考察塾
日本のポップカルチャーにおいて、漫画の存在は大きい。
多くの映画やアニメーションなどの映像作品の原作という中心的な役割を担い、長年続く出版不況の中でも漫画のメガヒットは続いている。幼い子どもから、大人にまで、あるいは海外にまで届く射程の広さを漫画は持っている。
そして、主に漫画雑誌という連載媒体をほぼ変えないままに、今、ますます漫画は面白くなっている。
神話をベースにして読み解いた画期的な『HUNTER×HUNTER』批評で話題を読んだ気鋭の書き手・岩永亮祐が、現代の漫画、その物語の構造を解き明かす。
この連載を読めば、あの話題作や人気作がなぜ人を惹きつけるのかを理解することができる!
KAMITSUBAKI STUDIOのプロデューサー・PIEDPIPER。クリエイターとプロデューサーという側面を併せ持っている。
新会社「深化」とWeb3.0構想、そしてマネジメント論からKAMITSUBAKI STUDIOの展望までを、ロングインタビューでお届け。
歌い手たちのキャリアストーリー
メジャーアーティスト、声優、プロゲーマー、音楽作家、小説家、VTuber……歌い手の第一線で活躍している人が、こうした領域にチャレンジする事例は多い。「歌い手=プラットフォームにカバー動画を投稿する人」というかつての認識では、追いつかない状況になってきているように思う。先駆者たちの活躍に憧れ、歌い手を志す若者も多い。歌が伸び、大成すれば、上記のようなさまざまな可能性も拓かれるだろう。一方でその競争は年々激化しており、ままならない現実に悩む人も多いのではないだろうか。
ボーカロイド同様ニコニコ動画で広がり、そして世の中へと浸透していった「歌ってみた」。先駆者たちのキャリア観を聞き、若い活動者たちの将来感が少しでも明るくなるような連載を目指す。
たなかの「ノー《ゲーム脳》ライフ」
本業は音楽家のたなか。彼が目下、音楽以外に打ち込んでいるのはゲームだ。
彼を夢中にさせるゲーム。彼がゲームに夢中になる理由。そして、ゲームをプレイしている最中の彼の頭の中は、どうなっているのか──。
たなかの綴る、ゲームエッセイ。