Series

連載

一つのテーマを、連続した企画として発信していく「連載」は、KAI-YOU Premiumの目玉コンテンツの一つです。

単発では伝わりづらい長期的視野を見据えたテーマはもちろん、気になる識者や著名人のロングインタビューや、特定のテーマを掘り下げたレポートやレビューなどを発信していきます。

社会や文化のあり方を見つめ、コンテクストを紡ぎ、社会の半歩先の価値観を提示することが求められる編集者。メディアを取り巻く環境がかつてないほど変化するなかで、彼らはいまどのように「編集」という仕事に向き合っているのか。新たな時流を生み出す“新鋭”の編集たちの言葉を紡ぐ。

アニソンシンガー・オーイシマサヨシとしての顔も持ち、作家としても活躍を広げる大石昌良さんと様々なゲストによる対談連載「音楽にも物語を」。

再始動の一発目は、シンガーソングライターで作家としても活躍し、テレビアニメ『鬼滅の刃』の主題歌「紅蓮華」作曲でも知られる草野華余子が登場。近しいキャリアの2人が語る、現在の音楽トレンドとは?

群雄割拠のVTuber界にて圧倒的なオリジナリティを放つオシャレになりたい!ピーナッツくんと甲賀流忍者!ぽんぽこさんによるユニット「ぽこピー」。

動画の毎日投稿に加え、ゆるキャラグランプリの2年連続制覇、ヘッズを唸らす骨太ヒップホップアルバムのリリースと、その破天荒な活躍っぷりで熱きファンダムを獲得している。

KAI-YOU Premiumにおいてもそのプロデューサーである兄ぽこさんのインタビューを複数回行うなど、彼らの動向に熱き視線を注いできたが、また一人その輝きに魅入られる男の存在があった。

かつて雑誌が、強い世界観を打ち出した誌面で社会と切り結んできた時代があった。雑誌発のムーブメントが社会現象化することも珍しくなかった時代、事件は確かに雑誌という現場で起こっていた。情報社会のあり方が大きく変わった現在、雑誌の需要はますます低下していることが数字に表れている。

しかし、と編集者の仲俣暁生氏は言う。当時から出版文化の斜陽化が叫ばれていた2009年、雑誌批評を行う連載『再起動せよと雑誌はいう』を始めた氏が投げかける問いはたった一つ。雑誌は今も“事件の現場”足り得るのか?

2019年の韓国映画『パラサイト 半地下の家族』の快挙はいわずもがな、西洋のステレオタイプを乗り越えたアジアのミクロな物語が、国境を超えてひととひとを繋ぎ、メインストリームで評価されている。

一方で、ストリーミング配信により映像作品は“飽食”の時代を迎えているように見えるが、アジアの作品たちを私たちが目にすることはまだ少ない。私たちが親しむ名作はごく限られた世界のものにすぎない。本連載では、有象無象の作品が世に出される飽食の時代にあっても輝きを放つ、アジアの珠玉の名作を新旧問わずレビューする。

ラッパーの漢 a.k.a. GAMIが、乾燥大麻を所持していたとして、2020年5月に逮捕された。それを契機に、自身の会社・鎖 GROUPの代表を辞任し、ラッパーとして再出発することを発表した。その飾らない胸中。

前編は、1度目の逮捕後に取材を行ったもので、後編は、保釈中に再逮捕・不起訴されて全ての裁判が終わった後に再び取材を行ったものだ。

ヒップホップカルチャーをサンプリングしたグラフィックや漫画作品をSNSに投稿する漫画家・usagiさん。

ヒップホップだけでなく、ギャルやガラケー文化、漫画やアニメなどのオタク文化といったアンダーグラウンド全般に精通する彼が、現代の映像エンターテイメントの最先端ともいえる、Netflixで流行っているドラッグ映画やドラマを観たらどのような感想を抱くのか。

世にも奇妙で、不謹慎だけど楽しい、ポップかつドープな唯一無二の漫画コラム連載。

ラッパーとYouTuberという存在を横断し、越境し、アンダーグラウンドから絶大な支持を集めるSILENT KILLA JOINT。

2017年に傷害事件で逮捕され、2年半の懲役刑という空白の期間──彼が服役する前に残したいくつもの種はインターネット上の音源/MVとして残り、それに触発され、リスペクトを送るラッパーは少なくない。

なによりも特筆するべきは、彼が不在だったその2年半の間に「ヒップホップ」も「YouTube」も日本で爆発的なプロップスを獲得し、発展を遂げたことだ。

本インタビューでは「SILENT KILLA JOINT」のこれまで語られなかった彼の独自すぎる経験、そして期せずして「先行者」となった彼の胸中を前後編に分けて深掘りしていく。

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