

2020年、イラスト界で生き残るということはどういうことなのか?
共に売れっ子のイラストレーターとアートディレクターが語る戦略。

10代でイラストレーターとしてデビューしたloundraw。小説やCDのイラスト、TVアニメのキャラクター原案、漫画や小説の執筆、作詞と、その活動は多岐に渡ってきた。
「アニメーションは僕にとって憧れでした」と語る彼は2019年、アニメーションスタジオ「FLAT STUDIO」を設立。
2020年にオンラインでの連続対談イベントとして開催された「FLAT STUDIO SESSION」では、所縁の深いクリエイターを迎えてそれぞれの創作手法や現代の創作環境を巡る議論が交わされた。
初回は、loundrawとこれまで何度もタッグを組んできた、アニメや音楽、書籍などのデザインの数々を手がける有馬トモユキがゲストだ。
お題は「イラスト界をサバイブするために」。2人のクリエイターが赤裸々に語ったこととは?
聞き手は、loundrawとともにFLAT STUDIOを設立し彼のマネジメントを長年つとめている石井龍。バーチャルシンガー・花譜やボカロP・カンザキイオリらを擁するクリエイティブレーベル「KAMITSUBAKI STUDIO」を抱えるTHINKRのプロデューサーでもある。
ホスト:loundraw ゲスト:有馬トモユキ 司会:石井龍 執筆:ゆがみん
目次
- loundraw × 有馬トモユキ 学生時代から歩み続ける道
- 美しさは単純なところにある
- 根っこの美しさにアプローチできるか
- 専門性があるからこそ考えられること
- 立ちはだかる「イラストを仕事にする」自分
- 分解できない部分こそが自分の価値
- 優れた描き手に必要なこと
文:ゆがみん
loundraw × 有馬トモユキ 学生時代から歩み続ける道

「FLAT STUDIO SESSION」loundraw × 有馬トモユキ回
──loundrawくんと有馬さんとの関係は、いつから始まったんですか?
loundraw 最初は『〔少女庭国〕』の装丁でご一緒して(イラストをloundraw、デザインを有馬トモユキが担当)、その次は僕がイラスト、有馬さんが表紙デザインを担当した『ILLUSTRATION 2018』ですね。

矢部 嵩『〔少女庭国〕』 Via Amazon
有馬 初めてお会いした時、loundrawくんはまだ学生でしたもんね。
loundraw そうですね、18歳くらい。だから、有馬さんには仕事始めたときから今日までを見守っていただいている感じがあります。

『ILLUSTRATION 2018』
有馬 そのころからloundrawくんのスタイルは確立してたと思う。ただ、描きたいものがあってやっているけど、この先どうするのか……それなりに悩まれていたような気がします。
loundraw 有馬さんの会社の図書室で、将来について話を聞いてもらってたりしましたね。
有馬 「めちゃくちゃ上手いんだからもっといっぱい描いたら?」みたいな話はした気がしますね(笑)。でも、あまり変わってないですよね。あの頃から確立していたものはあったと思うし。
──有馬さんが18歳の頃はどうでしたか?
有馬 Webデザインを始めたのが15・6歳からで、18歳の頃は経営学部の学生をしながらWebのデザイン会社に通っていて、ファッションブランドのWebサイトとかを手がけていました。
きっかけはFlashでしたね。今でいうUnityみたいな何でも出来るツールで。デザイン、ソフトウェア、Web、ゲームだってできる。そのお陰でテクノロジーに興味を持てたみたいなところはあります。
──有馬さんはテクノロジーへの興味が強いですよね。
有馬 ずーっとですね。今、僕の隣に初代のMacintoshがあるんですけど、自分とほぼ同い年なんですよね。半年に一回起動して生きていることを確認してます。
親がテクノロジー畑だったので「2代揃って同じことをする必要もないかな。次は何が必要になるかな」と考えて、別の価値観として、デザインを選びました。
特に音楽やイラストをやってる人が周りにいたんですよ。初音ミクを描いたKEIさんとは相互リンクでした。当時から、ある程度の地点に達しちゃってる人を見てきました。憧れですね。消去法じゃないですけど、「そういう人と一緒に活動できるようになるには」と考えたらデザインは良さそうだなと。
美しさは単純なところにある
──僕も有馬さんとは定期的にお話することがあるんですが、「一体今、何に美しさを感じるのか」という話題が印象に残っています。
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イラストでサバイブするために
Series
連載

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