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連載

一つのテーマを、連続した企画として発信していく「連載」は、KAI-YOU Premiumの目玉コンテンツの一つです。

単発では伝わりづらい長期的視野を見据えたテーマはもちろん、気になる識者や著名人のロングインタビューや、特定のテーマを掘り下げたレポートやレビューなどを発信していきます。

1970年代から続く、コミックマーケットが成立させた「同人」による経済圏。

クリエイターも消費者もフラットに、同好の士であること、あるいは「オタク」であるという共通項が生み出す楽しさによって独自の発展を遂げてきた。

もうインターネットが登場して以降は、毎日がコミケみたいなものなのかもしれない。自分の趣味性や特技、好きなことを活かし、売りにして生業とすることは当たり前のものとなった。

そんなシーンの一端を担う、「コスプレ」と呼ばれるジャンルにおいて、不動のトップで在り続けるのがえなこさんだ。彼女は、10代からコスプレをはじめてコミケに参加。瞬く間にインターネット上で話題を呼び、長年一般から見た「コスプレイヤー」のパブリックイメージとなっている。

多方面で精力的に活動する作曲家の大石昌良さん。その原点であるバンド・Sound Scheduleよりも以前、神戸のバンドマン時代を知るアルカラ・稲村太佑さんの登場は、これまでにない会話の呼び水となった。

旧友との邂逅、在りし日のバンドシーンとその現在を2人の視点から紐解く。

近年、e-Sportsの隆盛が喧伝されるほか、YouTubeやTwichを中心にゲーム実況における環境整備が続き、「ゲーム」を取り囲む環境が大きく変化している。「ゲームをプレイするということがお金になる」ことが当たり前のように知られることになり、エンドユーザーに対する興味や関心も変化が起こっている。

そんな時代について、競技アナログゲームの祖『Magic: The Gathering』のプロプレイヤー/ライターの細川雄哉は何を思うのか。「いまゲームをプレイするということは、どういうことなのか」「ゲームが生み出す熱狂の正体はなんなのか」について考察していく。

変化するコンテンツ及びそれを取り巻く情報環境について。2ちゃんねる創設者である「ひろゆき」こと西村博之氏に聞いた、現在の見通し。

膨大な情報に接することができる現在、ポップカルチャーにおいても増え続ける作品との接し方。そして、メーカーおよびクリエイターが生き残るための世界的な見通し。最後は、「嘘を嘘と見抜けなくなった」現在について。

今、バーチャルというこれまで未踏だった新しい世界に文化経済圏(エコノミー)が成り立ちつつある。

ヘッドマウントディスプレイや3DCG、Unityといったバーチャルリアリティを支える技術やガジェットが個人にまで浸透し、VTuberをはじめとする、バーチャルの世界で活躍するタレントやクリエイターたちが登場。企業も次々に新しい世界に参入し、ビジネスと文化を急速に発展させている。

まだ未開の世界、バーチャルとは一体何なのか。

今後私たちに何が可能になるのか。何がもたらされるのか。バーチャルガールズユニット・KMNZ プロデューサー ninoP(二宮明仁)がその実践と思考を記述する。

子役、ブロガー、ギャルモデルを経て、現在はYouTuberとして活躍するてんちむさんと、レズビアン風俗「レズビアン東京」の売れっ子キャストであり、インフルエンサーとしても支持されるゆづきさん。

二人の共通点は、ネット上にたくさんのファンを持つ、多くの人から憧れられる存在であること。そして、過去の自分からの「変身」をとげた経験があることだ。

メイクやコスプレ、加工アプリ、整形など、自分の姿を手軽に変えられるツールが一般化し、それをSNSなどで「シェア」することが当たり前となった昨今。誰でも気軽に「変身」できる一方で、コンプレックスやガサツさのある「映えない」現実の自分とのギャップは広がるばかりだ。

変身が手軽だからこそ「自分も変わらなければ」という圧力を感じることもあるかもしれない。

2017年に起こしたVALU騒動によって、人気絶頂の最中に活動休止した禁断ボーイズ。活動再開後は、かつての過激さはなりを潜め、動画の方向性を模索。

個性的な髪色も反省の意を込めているのか、黒に戻したまま。かつてNextStageに所属したレーベルメイトが次第に再生数や登録者数などで復活を見せる中、彼らは2019年現在も未だにVALU事件をひきずっているように見えた。しかし、2019年7月20日を皮切りに突如として髪の毛の色も元に戻し、さらなるブーストをかけていくことを宣言。なぜ彼らは立ち直ることができたのか。この2年の間に、何が彼らの間にあったのか。

HIPHOP動画メディア「ニートtokyo」のインタビュアーでフリーランスの編集者の山田文大氏。海外からの観光客の刺青を趣味で写真に撮り続けてきた彼が抱えている違和感。


それは、なぜ日本のアーティストは息苦しそうで、日本社会では“不当”な扱いを受けている彫り師は伸び伸びとしているように見えるのかということだ。

今、世界で存在感を放つ“絵描き”として、彫り師の生き様や価値観から学べることは多い。

音楽と演技という、全く異なるアプローチながら一つの作品をつくりあげる上で共に作品を彩る存在であるアーティストと声優。

音楽家の大石昌良さんと、声優の櫻井孝宏さん。「似ている」とたびたび話題を呼び、自らネタにしてきた2人だが、対談を行うのは初めてのこと。

スリリングで、示唆に富んだ話の数々。

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