Series

連載

一つのテーマを、連続した企画として発信していく「連載」は、KAI-YOU Premiumの目玉コンテンツの一つです。

単発では伝わりづらい長期的視野を見据えたテーマはもちろん、気になる識者や著名人のロングインタビューや、特定のテーマを掘り下げたレポートやレビューなどを発信していきます。

公正取引委員会が、VTuber事務所「ホロライブプロダクション」を運営するカバー株式会社の下請法違反について、勧告等を行った。

しかし、この問題はあくまで氷山の一角である。VTuber業界の実態を知れば知るほど、むしろカバーは“マシな方”だったという思いを強くする(当然だがカバー社も改善しなければならない)。

VTuber業界におけるクリエイティブ発注の実態、そして改善の余地を探るため、VTuber企業と取引するイラストレーターやモデラー、VTuber事務所の元社員、演者含めほか複数の業界関係者に取材を行い、匿名を条件に証言を得た。

クリエイターと運営それぞれの立場からの証言を通して「なぜこうしたことが起きてしまったのか?」「どうすれば今後防ぐことができるのか?」を考えたい。

2018年から2024年まで『週刊少年ジャンプ』で連載された漫画『呪術廻戦』。賛否渦巻きながらもジャンプの看板作品だった同作に補助線を引くことで、まさしくジャンプ系列らしい作品だと読み解くことができる。

「週末批評」管理人・てらまっと氏による寄稿「原子力少年の憂鬱」。

80年代に大ブームを巻き起こした「ビックリマンシール」をはじめとしたお菓子のおまけシールが、今、形を変えて蘇っている。

昔懐かし『ビックリマンシール』から、人気クリエイターによる自作シールまで、新たなシールが現在進行形でどんどん生み出され、時にはとんでもないほどの高値がつくほど盛り上がりを見せている。

その成り立ちや魅力に迫る。

日本でVTuberブームが始まったときに、にじさんじやホロライブが中国の次に注目した国。それがインドネシアだ。

しかし実は、一度はVTuberシーンが下火となってもいる。インドネシアでのVTuberの歩みと、なぜ今再び盛り上がりを見せているのかについて、掘り下げていきたい。

2023年には20歳を迎えたばかりのラッパー・Yvng Patra。見た目とは裏腹の低音ボイスにスキルフルなフロウで存在感を見せつけてきた。2024年は、その勢いにさらに弾みをつけた一年だったと言えるだろう。EP『4 MY CULT』のリリース、自身初のワンマン、全国クラブツアーの開催。国内最大級のヒップホップフェス「POP YOURS」には2年連続出演し、Kaneee、Kohjiyaと3人でテーマ曲「Champions」も披露した。

「一皮剥けた」と自身でも振り返る2024年を駆け抜けたYvng Patraが、今の率直な心の内を言葉にする。

音楽に救われた日──“強く”あることを求められがちなラッパーも、悩み、苦しみ、自分と向き合って人の心を打つ音楽を生み出す。

その苦悩を通して、音楽という救済の意味を知る。

DJ松永とR-指定によるCreepy Nuts。公式の記載は“HIP HOPユニット”であるが、彼らは、ヒップホップコミュニティにおいては難しい位置付けである。

それは、過去にも日本語ラップコミュニティにおいて、KICK THE CAN CREWやRIP SLYME、SOUL'd OUTらが通ってきた道でもある。ただ、Creepy Nutsはそれらともまた一線を画しているように思う。

Creepy NutsあるいはR-指定の特異性とは何なのか? そしてなぜ、世界的大ヒットを打ち立てたCreepy Nutsの成功は、「日本語ラップの偉業」とは語られないのか? 分析していく。

昨今のストリーマーによるVRChatブーム。VRChatの住民たちを招いて話を聞くユニークなインタビュー企画を始めたやみえんさんもその一人だ。非常にマルチな活動を精力的に展開している、謎めいた人物。そんな印象の中、2時間に渡るインタビューを実施すると、不意に切り出されたのは「自分はもうオワコンだと思う」という思いもかけない言葉だった。

バーチャルYouTuberとアダルト向けコンテンツとの深い関わりを、メディアでは詳らかにされてこなかった。しかし、そこには、VTuberを広めるきっかけや文化の変化に寄与した背景がある。

語られない「AVTuber」の歴史を紐解く。

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