SNSを中心としたインターネットサービスの発展によって、個人が気軽に創作を発表できるようになった現在。
クリエイターが会社に属さなければ身を立てられなかった時代は終わり、様々な領域で個人作家たちが活動を展開している。
イラストレーターは刻一刻とその在り方が変容している職種の一つだ。
日々目にするものの中にも二次元イラスト的なプロダクトが増え、その活躍がオタク領域だけではなくなって久しく、SNSによってファンとの距離も密接となり、その振る舞いにタレント的な要素まで求められる場合も見られる。
本連載では領域が広がり続け、その定義も変わり続ける現在を確かに生き抜くイラストレーターにフォーカスし、新たな時代のイラスト表現の可能性やクリエイターの矜持を解き明かしていく。