
「僕は音楽しかできない」SASUKEの放つ異彩の源
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左:SASUKEさんのお父さん 右:SASUKEさん
音楽を愛する家庭に育ち、高校生になって更に活躍の場を広げている音楽クリエイターSASUKEさん。
その年齢もさることながら、ダンスにDJなど様々なパフォーマンスを魅せることからマルチな才能を持った天才と評価されるが、自身としてはただ音楽ができるだけと語る。
そうして自らの考えや独特の感覚を分かりやすく言葉にしてくれる姿には、年齢に見合わない活躍を重ねてきた確かな経験を感じさせられるが、それができるようになったのも最近の事と語るのは彼の成長を一番近くで支えてきたお父さんだ。
両親が流していた音楽に合わせてダンスを踊り始めた少年は、どうやって稀代の音楽クリエイターとして育っていったのか。
特殊に見える親子の間にあったのは、決して特別ではないたったひとつのシンプルな約束であった。
撮影:滝沢たきお
──ここ数年でSASUKEさんを取り巻く環境も大きく変化したと思いますが、ご両親としてはそのスピード感に戸惑うこともあるのでしょうか?
父 SASUKEは小さい頃からやりたいことがはっきりしていて、音楽をやって人に見てもらいたいという気持ちがとにかく強い子でした。でも地元・愛媛の松山という田舎では、なにかパフォーマンスをしても大勢に見てもらうことが難しかった。
決まりきったことをさせられることも嫌いで、小学校でもよく反発していましたし、その衝動が激しく表に出ていたので、どうにかして環境を変えてあげたいと思っていました。
そこからいろんな試行錯誤をした結果、やっとこうして音楽で活躍させてもらえるようになったので、大変というよりは念願が叶ったという気持ちの方が大きいんです。
大変に見えるかもしれないけど、それまでの環境に比べたら明確に希望に向かっている感覚なんですよ。
──メジャーデビューや東京進出など、具体的な展開はSASUKEさんも考えていたことなのでしょうか?
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