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連載

一つのテーマを、連続した企画として発信していく「連載」は、KAI-YOU Premiumの目玉コンテンツの一つです。

単発では伝わりづらい長期的視野を見据えたテーマはもちろん、気になる識者や著名人のロングインタビューや、特定のテーマを掘り下げたレポートやレビューなどを発信していきます。

HIPHOP動画メディア「ニートtokyo」のインタビュアーでフリーランスの編集者の山田文大氏。海外からの観光客の刺青を趣味で写真に撮り続けてきた彼が抱えている違和感。


それは、なぜ日本のアーティストは息苦しそうで、日本社会では“不当”な扱いを受けている彫り師は伸び伸びとしているように見えるのかということだ。

今、世界で存在感を放つ“絵描き”として、彫り師の生き様や価値観から学べることは多い。

音楽と演技という、全く異なるアプローチながら一つの作品をつくりあげる上で共に作品を彩る存在であるアーティストと声優。

音楽家の大石昌良さんと、声優の櫻井孝宏さん。「似ている」とたびたび話題を呼び、自らネタにしてきた2人だが、対談を行うのは初めてのこと。

スリリングで、示唆に富んだ話の数々。

新しい地図 join ミュージックへの楽曲提供や、m-floのアルバムへのリミックスでの参加、自身もワーナーから楽曲をリリースするなど、音楽家として多くの実績を持つSASUKEさんは16歳の高校生。

10歳でアポロ・シアターのアマチュアナイトにおいて日本人史上最年少で優勝。その後路上パフォーマンスがTwitterで話題を呼ぶと、SNSを中心にファンを増やし、奔放なスタイルで人気を確立させた。

しかし、そんな彼も一人で育ったわけではなく、傍らには常に見守る親の姿がある。

SASUKEさんが音楽に傾倒するきっかけをつくり、活動をサポートし続けるお父さんにもインタビューを敢行。その家庭にフォーカスしていく。

稀代の天才音楽クリエイター・大石昌良。インターネットの弾き語りやネタ配信で人気を博すゆゆうた。少しでも触れ合うたびにインターネットに大きな波紋を起こしてきた両者が、ついに邂逅を果たす。

フィールドは違えど共に第一線で活躍する二人が、インターネットに翻弄される中で磨きあげた独自の哲学を語り尽くす。

Web小説の歴史は長い。インターネットが民間でも気軽に利用されるようになってから、個人サイトや掲示板では小説家志望やアマチュア作家たちの練習の場として、あるいは同好の士たちによるコミュニケーションツールとしても機能してきた。

そして現代。そんなネット発の小説群が出版業界、エンターテイメント業界に大きなインパクトを与え続けている。その中心的な場として在るのが「小説家になろう」というプラットフォームだ。

異世界転生を物語の軸に据えた「なろう系」と呼ばれる小説は次々にコミックやアニメーション作品の原作となり、凄まじい点数が書籍としても刊行されている。そんな影響力を持ち、月間20億PVという日本発Webサービスにおいて有数の巨大サイトである一方、その実態はネット小説になじみの深い人ですらあまり知られていない。

『ロッキンユー!!!』は読み切り版が投稿されるとTwitterで大反響を呼び、Webコミック媒体「少年ジャンプ+」で連載が開始。瞬く間に人気作品の一つとなった。

しかし人気の最中、突然の終焉。作者は「今後は個人で続きを描く」と発言。人気の内に終了するというのは劇中でも大きくフィーチャーされるロックバンド「NUMBER GIR(ナンバーガール)」に通ずるものがあるが、作品を愛するファンとしては納得がいかないのも事実だ。

王道ではなくとも確実に人の心を奪う不思議な魅力を放った作品と作者のルーツを辿ると共に、彼女の愛した音楽、漫画についての思いを聞いた。

今、“本屋の未来”を語ろうとすると、「本が売れない」「書店経営が苦しい」という収束論に終始しがちだ。しかし、「知に触れる場所」として存在してきた本屋の役割については、再考する価値があるのではないか。

下北沢「本屋 B&B」の内沼晋太郎さんと日販のブランド「YOURS BOOK STORE」の有地和毅さんとの対談によって議論を深めたのは、「GAFA以降の本屋」について。

2019年現在、「叩いてもいいキャラ」の筆頭は安田大サーカスのクロちゃんだろう。『水曜日のダウンタウン』でその生態が次々に暴露されたことで“モンスター”としてのイメージが定着し、そのキャラを存分に活かした彼は、むしろタレントとしては輝きを増してテレビでも引っ張りだこだ。

子役タレントとして活躍してきた「はるかぜちゃん」こと春名風花さんも、幼い頃から心ない言葉に晒され続けてきた。彼女は高校時代を、学校側の理解を得て自分とは別人の「西村風花」という別人格として過ごしてきたことを明かしている。

「キャラクター」という言葉はとても都合が良い。自分を守る盾にもなれば、人を攻撃する言い訳にもなる。ほとんど接点はないながら、「キャラクター」として晒され、同時に武器にもしてきた2人の邂逅。

「KAI-YOU.net」でライターデビューを果たしたラッパー・ハハノシキュウ。この春には、星海社から小説家としてデビューを果たし処女作『ワールド・イズ・ユアーズ』を上梓した。

彼から届いた一本の小説。それは、実に“奇妙”としか形容できない類の内容だった。最初は困惑し、次に腹を立て……最後は総毛立った。それを味わうために必要な条件はたった一つ。“最後まで読み通す”ことだ。簡単に聞こえるだろうが、この『韻も踏まずに』を前に、それは決して容易くない。

韻を踏むように文字を書き綴ってきたハハノシキュウが描いた、“誰もが日常的に韻を踏む世界”における「MCバトル」の物語。そこではすべてが“反転”する。

これは異世界転生モノであり、MCバトル強者によるMCバトル小説であり、散文小説への挑戦であり、なぜ「MCバトルというものが必要とされるのか」という問いに対するひねくれたラッパーからのアンサーである。

「アニソンが物語を失っている」──2016年当時、「君じゃなきゃダメみたい」でアニソン界にも“オーイシマサヨシ”としてその名を轟かせたアーティスト・大石昌良の言葉だ。

入念なリサーチと飾らないMC、煌めく楽曲センスに裏打ちされて近年立て続けに大ヒットを生み出している彼が、気になっているクリエイターをゲストに語り合う本音の対談連載。

背景写真の撮影:溝口元海

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