LAM インタビュー「僕は天才ではない、だけど──」
2020.11.21
紆余曲折を経てたどり着いた、これまでの道のり。
DUSTCELLが見つめる過去、現在、そして未来。
クリエイター
この記事の制作者たち
ボーカルのEMAとコンポーザーのMisumiによって、2019年10月に結成されたDUSTCELL。
2021年現在、彼らを含めた「ネット発のアーティスト」はインターネットの枠を超え、様々なフィールドに活動の舞台を広げている(関連記事)。
音楽的ルーツや制作への姿勢、各楽曲に込められた思いが語られた前編。
後編では彼らを育んだネットの音楽シーンを俯瞰。
DUSTCELL以前の、決して一本道ではなかったそれぞれの活動を振り返り、謎のベールの向こう側にいる彼らのインターネットとの距離感について話が膨らんだ。
目次
- ネットの音楽は気軽に日常生活の一部に取り込める
- ボカロにはボカロにしか出せない良さがある
- 配信をやったからこそ学べたこと
- ずっと何か一つに固執しなくちゃいけないことはない
- 姿を完全に出さないからこそ表現できる世界観
- アカウントを別に分けた理由
- 活動から芽生えた自覚
- バカみたいに聞こえる、ひとまずの目標
──DUSTCELLさんは他のアーティストと合わせて「ネット発のアーティスト」と括られることがありますよね。
EMA ヨルシカさんとかYOASOBIさんとか、姿は積極的に出さず歌や声だけでいろんな人の耳に届けているアーティストさんたちと名前が並ぶと嬉しいです。
──そういったネット発の音楽シーンの現在についてはどのように考えていますか?
Misumi 盛り上がっていると思います。アニメーションと合わせて展開するのはすごく日本的だなと。
ヨルシカもYOASOBIもメロディと歌詞がすごいと思っています。ボカロをやってる人って歌詞に力を入れてるというか、言葉の力が素晴らしいメロディに乗っかっているからこそこれだけ流行っている印象があります。
形だけ真似してアニメーションでやろうとしても上手くいかないと思いますね。
EMA ネットは広がりやすいのももちろん、気軽に日常生活の一部にできて馴染みやすいですよね。
どんな音楽を聴くかを含めて、SNSには常に音楽の情報が流れています。そこを通じて文化がここまで流行ったのも、きっと海外と違うというか、日本独特な感じがします。
Misumi あとは、二次創作文化がめちゃくちゃ大きくなって、それで聴く人が増えたというのも大きいと思っています。
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