LAM インタビュー「僕は天才ではない、だけど──」
2020.11.21
アバターを身にまとう、だけではない。バーチャル時代のファッションとは?
※本稿は、「KAI-YOU.net」にて2019年に配信された記事を再構成して掲載したもの
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2019年9月、バーチャルYouTuber(VTuber)によるファッションランウェイイベント・FAVRICが幕張メッセで開催された。
樋口楓さん、ピンキーポップヘップバーンさん、MonsterZ MATEらが出演するイベントでは、様々なデザイナーとVTuberとのコラボレーションが実現。
ファッションを中心に音楽や舞台演出などを通じて、新しい時代のエンターテインメントが展開された。
企画ユニット・モリオン航空は、VTuberユニット・KMNZの舞台衣装をデザインした。
キャラクターデザイン・イラスト・設定をモグモさんが、原案・企画をHISADAKEさんが担当するモリオン航空は、これまで『永久×バレット』や『ケモノファブリック』など独自の世界観を持つ作品をネット上で発表してきた企画サークルだ。
2020年からは、『永久×バレット』を漫画化。『週刊ヤングマガジン』『good!アフタヌーン』での連載が始まっている。
その魅力的なイラストのルーツは? 「バーチャル時代のファッション」をテーマに、バーチャルとファッションの関係性に迫る。
──モグモさんがイラストを始めたきっかけは?
モグモ 「東方Project」の二次創作からだったと思います。2010年くらいに、pixivなどでの創作活動が一気に盛り上がった時期でした。
──美大や専門学校などで学んだことはありますか?
モグモ 絵やCGについてはほぼ独学です。ネットのチュートリアル動画や書籍などから学んでいきました。
──そうだったんですね。ご自身が影響を受けている、特定ジャンルや作品、クリエイターはいらっしゃいますか?
モグモ (『天上天下』『エア・ギア』などの作者)大暮維人さんの絵には何度も衝撃を受けてきました。線の美しさ、大胆なパースの取り方、斬新な表現など、いつ見ても素晴らしいです。
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「バーチャル時代のファッション」はどう進化していく?