Interview

  • 2021.10.01

「自分が好きな自分でいられるかどうか」宇垣美里が語る“自分らしさ”とコスプレ

自分らしくいること。それは決して、簡単なことではない。

※本稿は、2019年に「KAI-YOU.net」で配信された記事を再構成・編集したもの

「自分が好きな自分でいられるかどうか」宇垣美里が語る“自分らしさ”とコスプレ

クリエイター

この記事の制作者たち

自分が好きな自分でいられるかどうか

高飛車な魔女のコスプレに身を包んだ宇垣美里さんは、そう答えた。

2019年5月、宇垣美里さんのコスプレ姿が大きな反響を呼んだ。

同年3月までTBSアナウンサーとして活動しながら、たびたびアニメや漫画好きとして作品への愛を語ってきた彼女。

4月には女性誌『anan』でのグラビアも話題となったが、自身初となる公式コスプレイヤーとしてのコスプレイベントへの参加が、今回大きな注目を集めた。

5月11日・12日に開催されたコスプレイベント「Ultra acosta!@池袋サンシャインシティ」において、メイクアップブランドの「KATE」(ケイト)ブースに登場。“黒の魔女”というオリジナルキャラのコスプレを披露し、現場にはテレビ含めて多くの報道陣が駆けつけた。

その様子はすでに報じた通りだが、撮影後個別インタビューをおこなった。メイクと自分らしさについて、そしてコスプレの魅力について答えてくれた。

目次

  1. 「あなた、何の仕事してる方なの?」
  2. 「自分が好きな自分でいられるかどうか」
  3. 「アナウンサーのコスプレ」と思って働いていたら全然平気
  4. コスプレは究極の愛の表現

「あなた、何の仕事してる方なの?」

──囲み取材と撮影、おつかれさまでした。

宇垣 (報道陣の)カメラの数がすごくて、(フラッシュで)目がまだチカチカしてます(笑)。正直、まだ慣れないなーと。

──すごい数の報道陣でしたね。実は目立つことに抵抗もある、ともおっしゃっていますよね。

宇垣 でも、今日はもはや私じゃないので、そのままの私で人前に出るより、キャラになりきれたので逆にそこまで違和感はありませんでした。

KATEのコスプレをした宇垣美里さん

──宇垣さんのコスプレ披露は事前の発表(関連記事)から大きな反響でしたが、どう受け止めていましたか?

宇垣 友達から(自分のコスプレが取り上げられているニュースの)スクショがたくさん送られてきました。「あなた、何の仕事してる方なの?」って(笑)。

でもみんなに「似合ってる」「世界観強くていいね」って言ってもらえたので嬉しかったですね。

──今回コスプレされたKATEオリジナルキャラクターの“黒の魔女”オプシディアンは、「外見は無表情だけど内面は純粋なところがある」という二面性も表現されています。このキャラはどのように生まれていったのですか?

宇垣 もともとキャラクターのイラストがあって、それに寄せてメイクしていきました。イラストを見て「どういうキャラだと思いますか?」と聞かれて、わたしの考えを取り入れていただいた部分もあります。

無表情だけど実は優しい子なのかな? とか。だから目はパッチリしているよりトローンとしている方がいいのかな? 肌は白くて、陶器みたいなメイクがいいのかな? とか、メイクさんと相談しながら。

──一番気に入っているポイントは?

宇垣 やっぱり目ですね。赤と青の色使いが魔法使いっぽくもあり。テープを貼ってつり目にもしていて、よりキャラに近付けたかなと思っています。

「自分が好きな自分でいられるかどうか」

KATEのコスプレをした宇垣美里さん

──KATEの今回のコンセプトは“あらゆる枠を超えて自分らしく輝く”だとうかがっています。宇垣さんがコスプレされているのも、それを体現したキャラです。

ただ、「自分らしく輝く」というのは簡単なことではありません。宇垣さんは2019年からフリーになられ、より自分らしくあろうと意識されているかと思いますが、普段から自分らしくあるために決めていることはありますか?

宇垣 あとで振り返ったときに、自分で自分を嫌いになることを絶対にしないと決めています。小中高…特に高校生のときの自分が今の自分を見て、恥ずかしいと思うようなことは絶対にしないと決めて行動してます。

例えば、この人がやってることを自分としては「違うな」と思っていたとして、ウフフって笑って済ませておいた方が良いこともあるんですけど、その頃のわたしはウフフって笑って過ごす人のことが嫌いでした。(自分でそれをやると)あとからすごく自己嫌悪に陥ったので、そういうことはやらないようにしています。

人に好かれるのも大事です。だからと言って、人に「こっちの方がいいよ」って言われて自分の好きじゃないメイクするのも違うと思うんです。

「すっぴんの方がいいよ」って言われても、「だって私まつ毛がパッと上がってる方が好きなんだもん!」と思えば、「そうですかー」と言いながら自分の好きなメイクをした方が精神衛生上良いかなと思っています。その方が自分らしくいられる。

  • 800本以上のオリジナルコンテンツを読み放題

  • KAI-YOUすべてのサービスを広告なしで楽しめる

  • KAI-YOU Discordコミュニティへの参加

  • メンバー限定オンラインイベントや先行特典も

  • ポップなトピックを大解剖! 限定ラジオ番組の視聴

※初回登録の方に限り、無料お試し期間中に解約した場合、料金は一切かかりません。

法人向けプランはこちら
10日間無料でおためし