海外で再発見される90年代日本語ラップ 「人間発電所」は次の「プラスティック・ラブ」になりえるか?
2021.02.24
愛とは何か、幸せとは何か──KOHHとヒップホップを追求することで、たどり着いた答え。
高橋良という人間を紐解くには、引退を表明しているKOHHのクリエイティブ・ディレクター兼プロデューサー「318」としての活動を知ることが不可欠だ。
前編では、ある意味ではKOHH引退の真相が明かされることとなった。
後編では、高橋良の現在、「THEATER 1」のホテル業や「VapeMania」他数社のコンサル業について掘り下げていく。
そしてここでも、やはりKOHHのプロデュースと分かち難く結びついている高橋良の現在があることがわかる。
彼は言った。
「アートとヒップホップは結びつかないと思っていた僕に『そんなことはない』と教えてくれて、結果的に今の仕事への背中を押してくれたのもKOHHでした」
目次
- VapeManiaのコンサルは、楽曲「CBD」がきっかけ
- CBDから高橋良が学んだこと
- 「勉強」が大事だと気付いた瞬間
- KOHHから受けたカミングアウト、カトリックとの出会い
- 幸せになるために、何が必要なのか? 高橋良が出した答え
- アートとの再接近 KOHHが教えてくれたこと
- これまでもこれからも「高橋良」に繋がっている
──前編では、高橋さんのヒップホップにおけるキャリアについてのお話でした。現在は、コンサルティングと建築・アート分野でお仕事をされています。音楽から離れた後の話はこれまでほとんどされていませんが、何か理由があるのでしょうか?
高橋良 KOHHの音楽活動が終わったら、自分も完全に音楽・ヒップホップ業界から離れることにしています。その途中で大々的に自分のこれからの話をしゃべっていたら音楽の方になんとなく申し訳ないと思って、ひっそりやっていました。
檜原村で経営する「TEATHER1」
──そういうことだったんですね。ここでは、特にコンサルタントとしての「高橋良」のお考えについてうかがいたいです。VapeManiaのコンサルをされているおっしゃっていました。どういう経緯だったのでしょうか?
高橋良 MonyHorseから「今度CBD出すんですよ」って聞いて、それが8000円ぐらいだと。安くはないし、そこそこの数を製造したという話で。けれど、Monyのリスナーは若い層だから、普通に売り出しても絶対に売れ残ると思ったんです。
じゃあ打ち合わせに同席してほしいということになって、上野に来てほしいと聞いて「もしかしてVapeMania?」ってピンと来たんですね。
僕もCBDを試したことがあったけどそんなにハマらなかったんです。それで店員さんが詳しくて試しに吸わせてくれるところがあると聞いて、数年前に行ってみたのが上野にあるVapeManiaだったんです。
──CBD入門と言えばVapeManiaというくらい有名ですよね。
高橋良 僕もCBDには興味があったからそこからPRに協力して、あの手この手で、数日くらいで全部売り切った。1000万円以上は売り上げたはずですよ。
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