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  • 2024.03.10

配信者が夜通し集う“ロールプレイ”遊び運営の掟──我々はどこまで物語に干渉すべきか

15歳の頃からゲーム配信を始め、常に最先端のコンテンツをコミュニティへ提供し続けてきたしょぼすけさん。

彼の心を掴んで離さなかったのは、プレイヤーがゲーム内のキャラクターになりきって生活をおくる奇妙な光景だった。

配信者が夜通し集う“ロールプレイ”遊び運営の掟──我々はどこまで物語に干渉すべきか

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本稿では、しょぼすけさん発祥の企画『Grand Theft Auto V(グランド・セフト・オートV、以下GTAV)』の「ストリートグラフィティ ロールプレイ」(ストグラ)に関するインタビュー後編をお届けする。

TRPG(テーブルトークロールプレイングゲーム)や人狼ゲームの文化がある程度根付いているのに、なぜ日本では『GTAV』のロールプレイは流行っていないのか? こんなに面白いものを、なぜ誰もやっていないのか? 純粋な疑問を抱き、強烈な熱意に後押しされたしょぼすけさん。2022年夏、彼はまっさらの状態から「ストグラ」の立ち上げにたった2人で挑戦した。

特殊なプレイスタイルゆえに生じるコミュニティからの不満。従来のサーバー運営では考えられなかった問題の連続。様々な苦労を乗り越え、しょぼすけさんが実現させた「ストグラ」の到達点に迫る。

目次

  1. 「ストグラ」には無限の可能性が秘められている
  2. MMORPGの知見が「ストグラ」の運営にも組み込まれている
  3. ストグライブで見た「ストグラ」によって紡がれた交流の輪
  4. 多様なRPサーバーがコミュニティを盛り上げてくれると嬉しい

「ストグラ」には無限の可能性が秘められている

──インタビュー前編では「ストグラ」を立ち上げた経緯からうかがいましたが、後編はまずロールプレイそのものについて掘り下げたいと思います。しょぼすけさんは以前「GTAのRP文化が浸透するまで1年ぐらいはかかりそう」と話されていましたが、今はどのようにお考えですか。

しょぼすけ ロールプレイの定義が、そもそも遊ぶ環境や人によって全く異なると思います。例えば「そもそもロールプレイってなんだろう?」という疑問に対しては、『ドラゴンクエスト』などのRPG(ロールプレイングゲーム)を思い浮かべる人が多いと思います。

一方、ストグラでは、あくまで「その世界に存在するように振る舞うこと」をロールプレイだと定義しているんですね。もっと具体的に言うと、「VRゲームを遊ぶ感覚」や「『ソード・アート・オンライン』みたいな感じ」ということを伝えています。

美味しいものを食べた時は美味しいと言ってもらいたいし、足を段差に引っ掛けた時は「足くじいた!」という仕草がほしい。だから本当は、警察官であっても別に警察官らしく振る舞わなくてもいいんです。

ただ実際に自分が街にいたとして、「自分ならこうするだろうな」という気持ちを持ってもらえれば、それがロールプレイだと参加者には話しています。

──「街の住人として転生した」というイメージがストグラのロールプレイに繋がると。一般的なプレイスタイルと異なる分、ストグラでは「観測者」と呼ばれる視聴者側のコメントも違う性質になりますよね。

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