ゲームの画像解剖 ドット絵表現が生み出した構図たち
2020.02.07
2016年8月にリリースされた銀河探索ゲーム『No Man’s Sky』。大型アップデートが繰り返され現在ではフルVRプレイにも対応、最近の評価は概ね好調だが、リリース当初は決してそうではなかった。
賛否両論という形容も生ぬるい、膨れ上がった期待を裏切られたプレイヤーからの批判を集めた同作だが、イラストレーター/インディーズゲーム開発の筆者の評価は異なるものだった。
PlayStation4/PC(後にXbox Oneも追加)向けのアドベンチャーゲーム『No Man’s Sky』。このゲームは(執筆時点で)国内外でも賛否が非常に分かれているゲームだ。
普段はイラストレーターをしていて、インディーズゲーム開発も行なっている筆者・たかくらかずきが、ゲーム事情なども含め、『No Man’s Sky』というゲームについて書き連ねていこうと思う。
※本稿は、2016年9月に「KAI-YOU.net」で配信した記事を再構成したもの
海外のレビューを読んでいると、このゲームについて「思っていたような激しい戦闘や明確なストーリーがなく、MMO(大規模多人数同時参加型オンライン)ゲームだと思っていたのに人と出会うこともない…」と、ガッカリしている感想が目立った。
そりゃそうでしょう、タイトル見ればそんなのわかるじゃん。だって『No Man’s』ですよ。「人がいない」ということです。おそらくこのタイトルは「No Man’s Land」という言葉から来ているのではないかと予想される。「No Man’s Land」とは、中間地帯、主のいない土地、不毛の地、2つの思想の不明確な領域、という意味だそう。
これが地球規模での出来事ならば、『No Man’s Sky』は宇宙規模での不毛の地や、様々な思想が交わる点、主のいない未開の空のことを指す造語だろう。
筆者はそもそも『No Man’s Sky』が、未開の星や不毛地帯を孤独に旅するゲームであるということを期待していたので、まさに期待通りのゲームだった。
例えば『Minecraft』や、PS初期の『LSD』『アクアノートの休日』なんかで冒険を楽しんだ人は、どっぷりハマれる探検ゲームだし、図鑑収集的な要素もあるので『ポケットモンスター』(ポケモン)好きにもたまらないのではないだろうか。
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