LAM インタビュー「僕は天才ではない、だけど──」
2020.11.21
キャラクターとして消費する/されることで出来上がる、感情の渦。
アンチへの向き合い方を通して、それぞれの功罪について考えは深まる。
クリエイター
この記事の制作者たち
クロちゃん×はるかぜちゃんの異色のキャラ対談もついに完結。2人が執拗なアンチからの攻撃で見つけたもの、失ったもの。問答無用の「有名税」の取り立てに、タレントはどう対応すべきなのか。
アンチは個人か、それともアンチ自体が「キャラ」なのか。「キャラクター」の周りを渦のように巡る人間の感情。終盤にかけて徐々に共鳴する2人のバイブス。クロちゃん化するはるかぜちゃんの自意識……。最終回「キャラクターの向こう側」。
目次
- 「Twitterなんてファンタジーですから」
- 自分の心を守るためには「フィルター」を通す必要がある
- 「今まで貰った3大“変な”プレゼント」
- 「5年後か10年後、もう一回この対談やりたいよね」
──自分は自分なんだけど、本質とは少しだけ距離がある。「キャラクター」とは、衝撃のベクトルを変えてくれたりとかするものなのかなって思いました。
クロちゃん 面白いですよね、考え方一つでこうも捉え方が変わるんだなって。Twitterとかで文句言われても、「文句」じゃなくて「興味」だなって思うだけでちょっと感じが違うじゃないですか。
もちろん度を超えたものもくるし、それに対して我慢できない人ももちろんいるし、それも当たり前。ただ、僕が言いたいのはわざわざ真正面でぶつからないで欲しいなってこと。ぶつからないで、「こんなこと言って心が悲しい人なんだな」と思ってもいいし、「こんなことで悩むんだったら違うところに時間使おう」と考えることもできる。それだけで自分の怒りとかしんどいとかのキャパシティって変わってくるから、試してほしいなって思いますけどね。
有名人の方でSNSを閉鎖する人多いですけど、個人的にはもったいないと思う。今やっとかないと、次新しいものができたときに対応できない。正常な人ほど止めて欲しくない、負けて欲しくない。
──おそらくお2人はある種のしたたかさ、いい意味での受け流しができるから、アンチとの攻防もギリギリ成立されていると思うんですけど、もしお2人が、いやこれは嫌だ、これはいじめだと思った瞬間、それはいじめになるわけで。そう考えるとお2人に対して「罪悪感を持たない」とか「悲壮感ないよね」とか言うことは、それを成立させるための圧力にも見えますね。
クロちゃん 色んな人がいるから、全部に100%応えるのはたぶん無理だと思うんです。色んな人に対して全部考えるなんて絶対無理だから。人間なんてそれこそ人種も違えば男女でも違うし、骨格も違ったりするのに、同じ思考になるわけないから。だからこそ自分らしく生きていかないとなと思います。だって隠そうにも隠せないから、僕はもう。
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