自信と、焦燥と、「現場」という閾
2019.12.26
バーチャルYouTuberの甲賀流忍者!ぽんぽこ(以下「ぽんぽこ」)さんが、10月に新曲「Bokeh」を発表した。
本楽曲は、ぽんぽこさんの活動5周年を記念する楽曲として制作されてもの。
相棒のオシャレになりたい!ピーナッツくん(以下「ピーナッツくん」)を含め、ビートメイカーのnerdwitchkomugichanさんとKrissiOさんが楽曲を提供。
アンビエンスなテクスチャーにJersey Club(ニュージャージー発祥のバウンシーな強調点が入るダンス音楽)のリズムを取り入れた楽曲として仕上がっている。
目次
- SoundCloudラップへの記憶──ピーナッツくんの楽曲が異端である理由
- “ピンボケ”の美学について
※本稿は、2023年10月にKAI-YOU.netで掲載されたもの
ぽんぽこさんの実兄である兄ぽこさんが以前インタビューで語ったように、VTuberシーンの大手企業は「深夜アニメ的な文脈のキャラクターをつくって展開するやり方を進めて」大きなムーブメントを生み出している。
数あるVシンガーたちのメジャーな傾向を2010年以降のアニソンやJ-POPやボーカロイド、ニコニコ動画発の文化との接続を見出すことは、一般的な見解に思える。
そんな中で、個人勢のピーナッツくんは、楽曲「グミ超うめぇ」に代表されるようなSoundCloud的なラップスタイルを取り入れることで、Vシンガーシーンで独自の領域を獲得することに成功した。
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