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2024.06.09
2022年にセルフ受肉の個人勢としてデビューしたイラストレーター/VTuberの甘狼このみ。
所属する事務所・ミリプロは2024年に法人化。彼女が見据えるVTuberシーンの今と未来とは。
クリエイター
この記事の制作者たち
小学館『ちゃお』が実施した「好きなVTuberアンケート」にて2位となり、多くの注目を集めている、VTuber事務所・ミリプロ所属VTuber・甘狼このみへのロングインタビュー。
前編では、「女子小学生に支持されるVTuber」となった心境から始まり、彼女がどのようにVTuberとなっていったかを尋ねていった。
事務所設立、法人化と、ステップアップを続ける甘狼このみ。2017年末から始まり、成熟化し飽和したようにさえ見えるVTuberシーンで、2022年のデビューでYouTubeのチャンネル登録者数50万人突破という勢いは一際輝いて見える。
後編では、そんな彼女がVTuber業界をどのように見ているのか、そして自身の「バーチャル観」について、ミリプロの代表者も交えながら赤裸々に語っていただく。
目次
- 個人から事務所、そして法人へ。ステップアップの裏側に迫る
- 甘狼このみから見た十人十色なミリプロタレントたち
- 100万登録がスタートライン──新星がVTuber業界のためにできること
- あくまで「自分は自分」──甘狼このみのバーチャル観
- 「いろんな夢を叶える場所」で、未練がなくなるまで
- サイン入り「甘狼このみ1周年記念アルバム 限定ブロマイド7枚付き」プレゼントキャンペーン!
──ここからは甘狼さんを取り巻く環境についてお話をうかがえればと思います。甘狼さんは個人活動から「ミリプロ / MillionProduction」という事務所を設立した、めずらしいVTuberのひとりです。まず、ミリプロはどのような経緯で設立されたのでしょうか?
甘狼このみ 現在、ミリプロの代表を務めている方から声をかけてもらったのが、設立のきっかけです。
声をかけていただいたのは、ちょうどショート動画が伸び始めた時期でした。セルフ受肉だったこともあって、注目していただけていたのかなと思います。
ミリプロ代表 もともと、自分はYouTubeを伸ばす知見や組織運営のノウハウがあったので、そこにこのちゃんのクリエイティブが加わったときに「もっと面白いことができそう!」というシンプルな発想から、「いっしょにVTuber事務所設立しないか?」と相談させていただきました。
甘狼このみ 私自身、個人での活動に限界を感じていましたし、何よりこうした提案をもらって、趣味の活動としてやっていたVTuberを、もしかしたら本気で取り組んで、伸びていけるんじゃないかって、初めて思えたんです。
自分でも想像もついていなかった話でしたが、いろいろ考えた末に、事務所設立のお話を受けました。
──「個人での活動に限界を感じていた」とのことですが、具体的にはどんなことに限界を感じていらっしゃいましたか?
甘狼このみ ひとつは、案件の連絡ですね。私自身、お仕事の依頼をいただくというのは、初めての経験だったので、勝手が全然わからなかったんです。
もうひとつは、ショート動画をたくさん投稿する上で、作業する時間が足りなくなったことですね。動画の編集にしても、編集者さんを探さなければいけなかったので。
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