AVTuberは、AV新法とクレカ規制にどう対応する? 同人AVの第一人者が語る最前線
2024.09.07
『ゲームの王国』『地図と拳』知られる作家・小川哲。折に触れてゲーム文化について洞察してきた彼はどのようにゲームに親しんできたのか。
のめり込んだ傑作『シヴィライゼーション』やサバイバルクラフト、アナログゲームへのこだわりから、その先にある世界まで。
クリエイター
この記事の制作者たち
気鋭の小説家、小川哲。
満州を巡って繰り広げられる歴史巨編『地図と拳』が第168回直木賞を受賞。クイズ番組で起きた珍事を掘り下げる小説『君のクイズ』が第76回日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門を受賞した、才気あふれる作家だ。
小川氏は小説家としてのキャリアのなかで、ポル・ポトの圧政下を独自のゲーム理論で生き抜くカンボジアの天才少年を描いた『ゲームの王国』といった小説をはじめ、折に触れてゲーム文化について洞察してきた。
今回、小川氏と兼ねてから親交があったゲームシナリオライターである筆者・各務都心が、小川氏のゲーム観を根掘り葉掘りインタビューさせていただいた。
その結果、人生を通して付き合ってきたゲームやスポーツに対する熱い想いや、現代のゲームカルチャーが持つデザインの面白さやその限界、そしてその先にある世界について語っていただくことができた。
ひとりの作家がゲームを遊んできたことで、何を知り、何を感じたのか──是非ともチェックしていただきたい。
目次
- ゲームの攻略請負人だった幼少期
- ゲームを制限するより、自制できるようにさせた方がいい──小川哲のゲーム持論
- 小川哲がのめり込んだ傑作『シヴィライゼーション』を通して構築したゲームコミュニティ
- オンラインゲームとの付き合い方──大切なのは「いかに暇な知り合いを多くつくるか」
- ゲーム体験は小説執筆に活きない?──上達しないからこそ面白い体験
- 小川哲の語る「小説という表現形式の一番良いところ」
- 「全員が同じスタートラインに立っている」マーダーミステリーの魅力
- 世界はテレビゲーム的になっていく――機械的な判定がもたらす近未来のビジョン
──幼少期はどんなゲームを遊んでいましたか?
小川 小学校入学と同時に「スーパーファミコン」を買ってもらったのが最初ですね。それまでは友達の家でゲームを触っていました。
当時はサッカーをやっていたのもあって『Jリーグサッカー プライムゴール』『エキサイトステージ』『実況ワールドサッカー』をよく遊んでました。
基本的にはサッカークラブや学校の友達と遊ぶことが多かったですね。皆で誰かの家に集まって『スーパーマリオカート』を遊ぶこともありましたね。
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