somuniaインタビュー「VTuberの音楽という括りにとらわれないでほしい」
2022.04.05
独特のファッションセンスと奇抜な音楽性によって若者を中心に注目を集めるビリー・アイリッシュ。
ヒップホップが中心の米国において、彼女は何を表現し、いかにして人気を獲得していったのだろうか。歌詞に注目することで見えてくる、ロサンゼルスの若者たちの苦悩とは?
17歳の若きシンガー・ソングライター、ビリー・アイリッシュが快進撃を続けています。
今年リリースされたデビューアルバム『When We All Fall Asleep, Where Do We Go?』はビルボード200で1位を獲得。ビリーは世界で初めてビルボード1位を獲得した21世紀生まれのアーティストとなりました。
リリースされた楽曲の再生回数は、SpotifyやYouTubeのミュージックビデオで億越えを連発しています。
ビリー・アイリッシュはラッパーではないし、ヒップホップのアーティストでもないのですが、影響を受けたアーティストにタイラー・ザ・クリエイターやチャイルディッシュ・ガンビーノの名前を挙げるなど、ヒップホップの影響を強く受けています。
これまでラッパーの歌詞に注目し、その背景から社会を読み解いてきたこの連載ですが、今回は特別編として日本でも大きな注目を集めはじめたビリー・アイリッシュについて書いてみたいと思います。
目次
- 学校に通わなかったビリー・アイリッシュ
- SoundCloudからスターダムへ
- 兄妹での音楽制作を続ける
- ドラッグやヒップホップ文化へのカウンターにもなっている
- 同調圧力からの解放
ビリー・アイリッシュは、俳優や音楽家としてエンターテイメント業界で働く両親の元に生まれ、ロサンゼルスで育ちました。
彼女は、親の方針によって、学校に通うことなく、自宅で教育を受けるホームスクールで育てられました。自分が興味を持って学びたいことを追求できるホームスクールは、ビリーにとって適した環境でした。
ビリーは、親の影響もあってか、昔から人前に立ちたいと思っていたそうです。8歳になるとロサンゼルス少年少女合唱団に入ります。並行して、ビリーはダンス教室に通い始め、さらに11歳からは歌詞を書きはじめました。
そんなビリーの音楽キャリアを切り開いたのは、ビリーよりも一足先にバンドを結成して、人前で音楽活動を始めていた兄のフィニアス・オコネルでした。
フィニアスは、もともと自身のバンドのために「Ocean Eyes」という曲をつくっていましたが、隣の部屋から流れてくる「Ocean Eyes」を当時14歳のビリーは気に入り、歌うようになります。
その頃、ちょうどダンス教室の先生がオリジナルな振り付けをつくるために楽曲を探していました。当時、「Ocean Eyes」が頭から離れなくなっていたビリーに対して、ダンス教室の先生は、ビリーが歌ったバージョンの「Ocean Eyes」を送ってくれないかとお願いします。
そこで、フィニアスはこの曲をビリーにあげることにしました。
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