「世界の終わり」で読み解く現代の物語──『ぼっち・ざ・ろっく』から『ブルーアーカイブ』まで
2023.09.17
出典:ユーザーローカル提供の生放送リアルタイムランキング
クリエイター
この記事の制作者たち
ユーザーローカル提供の「生放送リアルタイムランキング」を元に、日本のインターネットの1週間の動きを多角的に紹介する「Weekly HOT Streaming」。
政治ニュース、ゲームの大会、アイドルのライブ、VTuberの配信………様々なジャンルの話題が飛び出すこの連載を読めば、あなたもきっとインターネットの多様性と面白さに改めて気づくはずだ。
なお、ランキングの仕様上、国外の配信の情報が入ったり、カウントされていない配信もあるだろうが、その点は何卒ご容赦いただきたい。
第2回となる今回は、9月11日(月)~9月17日(日)のトピックスを紹介。この週は、最大同時接続者数10万人越えのモンスターコンテンツが複数配信された、興味深い週となった。
目次
- Apple、任天堂……新作発表会に注目集まる
- 「Nintendo Direct」同接90万人越えの3つの背景
- 阪神優勝で「道頓堀のライブカメラ」に9万人殺到
- アフリカのサバンナ、渋谷、ISS……注目のライブカメラ
- 北山宏光のTOBE合流は同接30万人越え
- 「Weekly HOT Streaming」11位から30位までのランキングを見る(9/11~9/17)
今回1位となったのは、日本国外ではあるが、Appleの公式YouTubeチャンネルの「Apple Event」。「主力商品であるiPhoneの新作が発表されるのでは」と注目が集まっていた配信だ。
世間の期待に答える形でiPhoneやApple Watchの新モデルが発表され、各国のメディアやSNSで大きな反響を呼んだ。
そして2位は、記録的な数字を打ち立てた任天堂の国内向け公式YouTubeチャンネルの「Nintendo Direct」。最大同時接続者数は脅威の90万人越え(参考:現在、和歌山県の人口が推定89万人)。
さらに「Nintendo Direct」は、Nintendo of America、Nintendo España、Nintendo Franceなど、海外向けのYouTubeチャンネルを通じ世界各国に同時配信されており、その累計最大同時接続者数は150万人を超えている。
任天堂がゲームファンに情報を直接発信する試みとして、2011年に開始した「Nintendo Direct」。今回、これだけの大記録になった要因は、主に3つあると言えるだろう。
まず1つ目は、「Nintendo Direct」自体への注目度の上昇である。
「Nintendo Direct」では、今後発売されるゲームソフトや、発売済みのゲームソフトの追加ダウンロードコンテンツ(DLC)などが紹介され、世界中のゲームファンに大きな驚きや喜びを与えてきた。
同配信を視聴しながらSNS上で実況するゲームファンや、いわゆる同時視聴配信を行うインフルエンサーもいたりと、「『Nintendo Direct』は、みんなで見て盛り上がるもの」というムードが広がっている。
2つ目は、任天堂の業績が好調なこと。
Nintendo Switch用ソフト『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』や映画『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』の大ヒットなどにより、同社は今年の4~6月期の連結決算にて純利益約1810億円を発表(外部リンク)。4~6月期としては過去最高益を更新した。これにより、ゲームファン以外の層からの注目も集めている。
3つ目は、今回の配信日が、2001年に発売された家庭用ゲーム機・ニンテンドー ゲームキューブの発売22周年だったこと。
「ゲームキューブの人気タイトルが、任天堂の最新ゲーム機・Nintendo Switchでも遊べるようになる移植発表が行われるのではないか」という期待がゲームファンの間で膨らんでいた。
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