若いオタクはアニメからVTuberに流れたのか? 7つのポイントから考察
2022.07.31
物理的距離を必要としないインターネットサービスの隆盛によって、人と人との出会い方、コミュニケーションは大きく変容した。
自分のなりたい姿になれるVR空間やゲームを用いることによって、それはさらに加速度的に進化し続けている。
「デジタルは距離を超える」
「ネットを使えばどんな場所にいても一緒にいれる」
インターネットが一般化してから今日まで、当たり前のように使われてきた言葉だ。
事実、2019年の現在、物理的に離れてる人たちともわたしたちは日常的にからLINEやTwitterでリプを交わしあったり、メルカリでどこに住んでるかわからない人と商品を売買したりする。Discordを介して海外の人気ゲームのプレイヤーコミュニティにはいり、日々ゲームの遊び方について語れたりもする。
それらはいわゆるインターネット黎明期から、インターネットがもたらす利点として挙げられていた事だが、もはや利点として感じるのがおおげさなぐらい「フラット」なことは当たり前となっている。
最近驚いたことがいくつかある。
まず1つ目。最近若い子たちの間でMinecraftやFortniteでグループデートしてる子がいるという話だ。現場を見たわけではないが、かなり衝撃を受けたのを覚えている。
編注:Fortniteではランダムでチームを組んだプレイヤーと音声通話でコミュニケーションすることもできる。
今やMinecraftやFortniteのMAU(月間アクティブユーザー数)は大手SNSを超える規模となっている。あまりに多くのユーザーがいるので、恋愛やそれに付随する行動が自然発生する可能性があるのは理解できるが、それにしても衝撃的だった。
デートの内容は一緒に音声チャットしながら建築物を作ったり、スコアをきそったりしていっしょにゲームを楽しむというものだ。
その子たちがグループデートするきっかけはTwitterでの絡みだったという。もともと同じ学校に通っているとか同じ地域に住んでいるだとかではない。好きなゲームでの話題がきっかけとなり、だんだんとオンラインゲーム上でデートを重ねるようになったのだという。
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