韓国映画の衝撃に触れる3作 “取りこぼされた人たち“の悲喜劇
2019.07.01
今最もドープで、もしかしたらポップで、めちゃくちゃ謎が多い漫画家・usagiさんによるかつてないNetflix限定の映画レビュー。
舞台は1970年代の韓国・釜山。金細工職人の傍ら、小さな密輸業でも生計を立てていたイ・ドゥサム(ソン・ガンホ)。
平坦で、時に屈辱的な思いをしながら生活を続けていたドゥサムだが、ある日、日本の暴力団を相手に「ヒロポン(覚醒剤)」を売るビジネスに目をつける。
日本への密輸ルートを牛耳るチェや、麻薬製造のスペシャリストであるペク教授らと次々と手を組み、ドゥサムはビジネスを大成功へと導き、「麻薬王」と呼ばれる存在まで上りつめていく。
もともとは温和で、家庭的な平和を持っていたドゥサムだったが、成功と地位を守るために次第に変貌。ついには、「売人が手を出したら終わり」といわれていた覚醒剤に、自らも染まっていくことになる。
激動の韓国社会と、裏社会のビジネス。70年代の韓国に実在した「麻薬王」李斗三の実話をベースに、つくられた作品となっている。
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