変化するVTuberのプラットフォーム勢力図──TikTok隆盛、SHOWROOM衰退の背景を考える
2023.05.10
TikTokでのバズについて「やったぜ」と率直に答えるぼっちぼろまる。
試行錯誤の結果、彼の周りで起きた変化。
クリエイター
この記事の制作者たち
ひとりぼっちロックバンドとしてミュージシャン活動を行う地球外生命体・ぼっちぼろまる。
インタビュー前編では、彼がバーチャルYouTuber(VTuber)というシーンについて感じる彼らのセルフプロデュース力、そして彼自身のバンドサウンドへの初期衝動について語られた。
そしてそのプロデュース力は、彼自身にも当てはまる。シングル「おとせサンダー」はTikTokで関連動画を含めると3億回再生を超える大ヒットを記録。このヒットの裏側には、半年に及ぶTikTok研究と実践の積み重ねがあった。
目次
- 小さな嫌なことを日々積み重ねてしまうリスナーに向けての音楽
- 初めて聴いた人がどう思うかを体感する工程の重要性
- 「おとせサンダー」を半年間でバズらせた研究と実践
- TikTokは、試行錯誤に応えてくれる
- 「VTuberだから」でなくそれぞれの土俵で戦う現在のシーン
──今までたくさんの楽曲をリリースしてきましたが、ぼろまるさんの音楽における「大テーマ」はなんなのでしょう?
ぼっちぼろまる 音楽的な面でいうと、ロックというか、バンドサウンドの楽しさを伝えたいという思いはあります。
楽しく、ノリ良く。もちろん、染みる曲だったら心に届くような音楽にしたいなって思ってます。歌詞にはいろいろ思うところがあって、僕のリスナーは結構みんなそうだと思うんですけど、小さな嫌なこととかそういうものを日々積み重ねてしまうことってありますよね。
そういう人たちの味方になりたいというか、言い方がすごく難しいんですけど、一般的に「陽キャ」と呼ばれる人たちに向けたというよりかは、そうではない人たちがちょっとでも気楽になってもらえるような歌詞を書きたいなと思ってます。
──人によっては刺さりすぎるくらいに、ぼろまるさんの歌詞は共感力が高いと思います。
ぼっちぼろまる それは僕も意識して書いてるところもあって、みんなに共感してもらえるっていうより、共感してくれる人が共感してくれればいいかなって思ってます。
──「おとせサンダー」がTikTokでバズったことによって、ぼろまるさんの言う陽キャの人たちにも広まっていきましたよね。
ぼっちぼろまる そうなんですよ。その影響で「TikTokで流行るのヤダな」とか「変な感じで流行っちゃってヤダな」って言う人も結構いたんですよね。僕からしたらそれはそれでいいじゃんって感じ。
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