

新海誠は、日本やアジア各国では一躍人気監督に躍り出た。しかし、世界では実はそうではない。
世界ではブレイク前夜の新海誠。その世界進出を占う鍵は、『天気の子』の配給会社が前作と変更になった点、それを起点とした賞レースの結果。そして“気候変動”というモチーフにある。
2016年に『君の名は。』を映画史に残る大ヒットとした新海誠監督の3年ぶりの新作『天気の子』が、快進撃を続けている。7月19日の公開から8週目にあたる9月8日現在で興行収入は120億円を突破。前作の『君の名は。』の250億円に及ばないが、2019年映画興行1位を視野に入れている。
『天気の子』は原作・脚本・監督の新海誠だけでなく、アニメーション制作スタジオのコミックス・ウェーブ・フィルム、プロデューサー、キャラクターデザイン、音楽が前作と同じことから、『君の名は。』と何かと比較されがちだ。ただ共通する部分は多いが、むしろ前作と全然異なるとの評価も多い。
面白い現象は、『君の名は。』には否定的だった評論家や識者のなかに『天気の子』を積極的に評価する意見が多く見られることだ。一方で若い世代では、『君の名は。』と較べて物足らないと感じた人もいたようだ。
もちろん僕がそうであるように、『君の名は。』と『天気の子』の両方を大絶賛する人もいる。
それでもこの2作品、映画を楽しむポイントが大きく異なっているようだ。
僕自身は、ふたつの作品の良さを語る時に、次のように答えている。
「『君の名は。』は、“面白いアニメ”」
「『天気の子』は、“いいアニメ”」
映画館でのヒットで見ると、『天気の子』は『君の名は。』より小さい。ただより考えさせる作品を意識している、ドラマづくりの点で深みがある。
どちらがより優れているのではない。評価の軸が異なるなかでそれぞれが傑作なのである。
むしろわずか3年間で本質が違う映画をつくり上げ、さらにそれを高みにまで持っていく新海誠監督の才能こそが驚異的だ。
日本で引き続き、高い評価を獲得した新海誠監督だが、『天気の子』は海外ではどう見られているのだろうか。次世代の日本アニメを代表する新海誠監督だけに気になる人も多いだろう。
執筆:数土直志 編集:新見直
目次
- 新海誠を取り巻く世界の状況
- 海外興行は『君の名は。』を超える可能性も
- どう狙うのか、米国アカデミー賞
- 沈みゆく東京は受け入れるべきなのか?
新海誠を取り巻く世界の状況
現在の新海誠の評価を知るには、これまで海外で新海誠がどう評価されてきたか知る必要がある。実は監督は『君の名は。』の大ヒット以前より海外で注目されていた。これは意外に知られていない。
『君の名は。』公開に先立つ2016年5月、米国映画業界を代表する雑誌『ヴァラエティ』は、注目すべき世界のアニメーター10人のひとりに新海誠の名前をすでに挙げている。(ここでのアニメーターは作画だけでなく、監督も含む)
それでも宮崎駿や高畑勲レベルというわけでなく、知る人ぞ知る存在だ。海外の映画祭でアワードを重ねる細田守や原恵一のほうが、当時はよりインパクトの大きなネームだっただろう。
これは新海監督の独自のポジションにも理由がある。ジブリ作品ほど一般的でもなく、深夜アニメほどマニアックでもない。コアファン向けと広い映画ファン・一般向け、その中間の曖昧な場所に新海監督は位置している。

新海誠/撮影は編集部
それが新海監督の個性だが、熱狂的なファンは多いのにジャンル分けされないがために存在が見え難い。『君の名は。』発表以前の新海誠監督の国内での位置づけも、これに近かった。
『君の名は。』は日本や中国を含むアジア地域で大ヒットし、ここではもはやメジャーだ。しかし作品の話題性、ヒットが大きかったがゆえに、今度はエンターテインメント色が強いとみられ映画祭や海外のアワード的な枠組みから抜け落ちた。アニメーション映画によりアート性を求めるヨーロッパで遅れを取った印象は否めない。
現在の新海監督は、アジアを除いた世界では大人気というよりも、むしろブレイク一歩手前の状態。エネルギーはあるのに爆発しきれない。現在の課題はファンの圧倒的なエネルギーをどう表にだすかだ。
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