
Vo.4 「芸術家を育てる」とは人間を育てること
「批評家を育てる」。 2010年、株式会社ゲンロンの前身となる合同会社コンテクチュアズを設立してから、およそ9年。 中小…
現在この記事の0%の位置です。
“生きづらさ”が声高に叫ばれる昨今。「でなければならない」という病理から人を解き放つ言葉さえ、失われつつある。
未来をつくるために求められるメディアとは何か。ロングインタビューの最終回。
時代の節目を迎える現在。
平成を代表する思想家・東浩紀さんには、この30年はどのように映っていたのか。
最終回の更新でうかがった、時代を牽引する思想家/経営者として、次の時代が来たる目前、口に出来る唯一の希望とは。
取材・執筆:須賀原みち 編集:新見直
──経営者としての立場が、より多面的な見方を示してくれたというお話がありました。今、世界的に“多様性”という言葉が取り沙汰され、日本も例外ではありません。
例えば、安倍政権下で入管法が改正され、外国人労働者の受け入れ拡大が開始されます。
日本は先進国の中でも少子高齢化が著しく、労働人口として外国人に期待が寄せられています。一方、外国人労働者に対して満足のいく待遇を提供できていないという現実もあります。
リベラルであり、中小企業の経営者でもある東さんとしては、この問題についてどのようにお考えですか?
東 外国人労働者を受け入れながら、待遇の改善や差別を改善していくしかないんじゃないでしょうか。完全な制度をつくってから導入と言っている場合ではない。
日本が多様性を拒絶するのは外国人に限った話ではなく、いまだに女性も働きにくい社会です。
ここから先はPremiumユーザーのみ
ご覧いただけます
あと5122文字/画像4枚
KAI-YOU Premiumは月額定額(税別1000円)のコンテンツ配信サービスです。「KAI-YOU.net」の有料版という位置付けのもと、"ここでしか読めないポップカルチャーの最前線"をお伝えしていきます。
“生きづらさ”は絶対か?
開催からたったの5度目にして、のべ100万人以上が参加する世界最大のVRイベントとなった「バーチャルマーケット」。運営する企業もまた非常にユニークで、ベンチャー企業…
プロe-Sportsチーム「REJECT」オーナー・甲山翔也。選手に年俸1000万円を支払い、渋谷の街頭ビジョンでCMを流す、現役大学生ながら豪気なオーナーだ。 六本木にオフィ…
その男の名は「韻マン」。韻を愛し、韻を踏むことのみにこだわってきた。時に批判にさらされながらも、こだわりだけを貫き通すことで、自身の存在を徐々に認めさせていっ…