Column

  • 2020.12.25

“シーン”を喪失した音楽シーンの2020年と、アーティストが育む萌芽

“シーン”を喪失した音楽シーンの2020年と、アーティストが育む萌芽

クリエイター

この記事の制作者たち

およそ5年前。筆者は「今の時代の『音楽』をあらわすイメージは『音符』でも『ディスク』でもなく『たくさんの手が上がっているライブの光景』なんだ」ということを書いた。

当時はストリーミングサービスの黎明期。始まったばかりのApple Musicも、AWAやその他のサービスも、ステージに向かって熱狂しているオーディエンスを後ろから撮影したイメージショットをキービジュアルにしていた。

もうだいぶ昔のことのように思える。

2020年は、音楽カルチャーが“シーン”を喪失した一年だった

執筆:柴那典 編集:和田拓也

目次

  1. 「東京Victory」の世界線とは異なる音楽体験
  2. 「ロングテールとモンスターヘッドの二極化」の先にある萌芽
  3. アーティストが見つめ直す探究心
  4. 「グロース」から「ケア」へと切り替わる社会意識

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