『イカゲーム』はバズったけど…なんで今韓国カルチャーを語りづらいの? ゲスト:松本友也
2022.02.07
韓国で“マスター”と称され、世界のメディアで取り沙汰されるイラストレーター・漫画家のキム・ジョンギ。
急成長する韓国漫画界に寄せる、複雑な思いとは──
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筆ペン1本でなんでも生み出すことができる、“現代最強の絵師”と呼ばれる韓国の漫画家がいる。
キム・ジョンギが話題となったきっかけは、筆者の知る限りでは、2011年にソウル近郊で開催された「マンガフェス」でのライブ・ドローイングで4日間にわたって描き続けた映像だった。
その彼が、「東京コミコン2017」にてライブドローイングを行った。真っ白なキャンバスに、下書きなしで壮大なイラストが描かれる様には、会場を歩く人が思わず足を止めて目を奪われる。
現在も世界中からライブドローイングのオファーがひっきりなし。日本でも、今年だけで寺田克也さんとの画集出版、大友克洋トリビュート展でのライブドローイングなど、活動の場を広げている。
貴重な来日の機会に、キム・ジョンギが影響を受けた日本の漫画、そして、韓国漫画を取り巻く現状への懸念と期待について語った。
※本稿は、2017年に「KAI-YOU.net」で配信した記事を再構成したもの
取材・執筆:新見直

キム・ジョンギが絵を描くキッカケは、日本では知らない人のいない巨匠の作品だった。
「幼稚園の時、親が買ってくれた子供用スケッチブックに『Dr.スランプ』のイラストが描かれていました。その絵がとても素敵で、自分もこういう絵を描きたいと言ったら、漫画家になれと教わりました」
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