Interview

  • 2021.07.13

KMNZ衣装手がけた「モリオン航空」インタビュー VR時代のファッションとは

アバターを身にまとう、だけではない。バーチャル時代のファッションとは?

※本稿は、「KAI-YOU.net」にて2019年に配信された記事を再構成して掲載したもの

KMNZ衣装手がけた「モリオン航空」インタビュー VR時代のファッションとは

クリエイター

この記事の制作者たち

2019年9月、バーチャルYouTuber(VTuber)によるファッションランウェイイベント・FAVRICが幕張メッセで開催された。

樋口楓さん、ピンキーポップヘップバーンさん、MonsterZ MATEらが出演するイベントでは、様々なデザイナーとVTuberとのコラボレーションが実現。

ファッションを中心に音楽や舞台演出などを通じて、新しい時代のエンターテインメントが展開された。

企画ユニット・モリオン航空は、VTuberユニット・KMNZの舞台衣装をデザインした。

『Kemono kinetic sketch』

キャラクターデザイン・イラスト・設定をモグモさんが、原案・企画をHISADAKEさんが担当するモリオン航空は、これまで『永久×バレット』や『ケモノファブリック』など独自の世界観を持つ作品をネット上で発表してきた企画サークルだ。

2020年からは、『永久×バレット』を漫画化。『​週刊ヤングマガジン』『good!アフタヌーン』での連載が始まっている。

その魅力的なイラストのルーツは? 「バーチャル時代のファッション」をテーマに、バーチャルとファッションの関係性に迫る。

きっかけは「東方Project」

「モグモ/KEMEMO FABRIC TOKYO」

──モグモさんがイラストを始めたきっかけは?

モグモ 「東方Project」の二次創作からだったと思います。2010年くらいに、pixivなどでの創作活動が一気に盛り上がった時期でした。

──美大や専門学校などで学んだことはありますか?

モグモ 絵やCGについてはほぼ独学です。ネットのチュートリアル動画や書籍などから学んでいきました。

「モグモ/KEMEMO FABRIC TOKYO」

──そうだったんですね。ご自身が影響を受けている、特定ジャンルや作品、クリエイターはいらっしゃいますか?

モグモ (『天上天下』『エア・ギア』などの作者)大暮維人さんの絵には何度も衝撃を受けてきました。線の美しさ、大胆なパースの取り方、斬新な表現など、いつ見ても素晴らしいです。

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