現代物語概論 REVIEW 「世界の終わり」で読み解く現代の物語──『ぼっち・ざ・ろっく』から『ブルーアーカイブ』まで 2023.09.17 現代物語概論 REVIEW 「世界の終わり」で読み解く現代の物語──『ぼっち・ざ・ろっく』から『ブルーアーカイブ』まで 「なぜ人は、世界が終わる物語が好きなのか」。この問いを補助線に、現代の物語群を読み解く連載が岩永亮祐氏による「現代物語概論」だ。 前編で… 2023.09.17
現代物語概論 REVIEW セカイ系と日常系という物語は、なぜ生まれる必要があったのか──オタク的“終末の歩き方” 2023.09.10 現代物語概論 REVIEW セカイ系と日常系という物語は、なぜ生まれる必要があったのか──オタク的“終末の歩き方” 人は、なぜか世界が終わる物語が好きだ。 古くは最古の宗教と称されるゾロアスター教やアブラハムの宗教(ユダヤ教・キリスト教・イスラーム)で… 2023.09.10
岩永亮祐の現代マンガ考察塾 REVIEW 『推しの子』が描く宗教的アイドル像 嘘と愛と憎しみと、その感染力 2023.05.14 岩永亮祐の現代マンガ考察塾 REVIEW 『推しの子』が描く宗教的アイドル像 嘘と愛と憎しみと、その感染力 戦後最大の思想家とも謳われる吉本隆明の出世作に『マチウ書試論』というエッセイがある。 吉本隆明『マチウ書試論』Via Amazon どういう内容… 2023.05.14
『HUNTER×HUNTER』論 冨樫義博の挑戦 REVIEW 『HUNTER×HUNTER』で一番悪いのは誰? メルエムやパリストンを越える最悪について 2023.02.23 『HUNTER×HUNTER』論 冨樫義博の挑戦 REVIEW 『HUNTER×HUNTER』で一番悪いのは誰? メルエムやパリストンを越える最悪について この世界を初めて“善”と“悪”に二分したのは、ゾロアスター教の創始者であるザラスシュトラであると言われている。英語読み… 2023.02.23
REVIEW 『Pokémon LEGENDS アルセウス』論 使命と好奇心の対立、誰のためのポケモンなのか 2022.03.15 REVIEW 『Pokémon LEGENDS アルセウス』論 使命と好奇心の対立、誰のためのポケモンなのか 『Pokémon LEGENDS アルセウス』ゲーム画面より ピカチュウに対してのテルのこの発言は、自分が『Pokémon LEGENDS アルセウス』を… 2022.03.15
岩永亮祐の現代マンガ考察塾 COLUMN 『ジョジョリオン』論 後編──災厄の時代を生きる“幸せのイメージ” 2021.10.04 岩永亮祐の現代マンガ考察塾 COLUMN 『ジョジョリオン』論 後編──災厄の時代を生きる“幸せのイメージ” 前編を読んでない人はこちらから 宇宙ステーションが回転している理由──重力と「宇宙の一巡」 なぜ宇宙ステーションはわざわざ回転して… 2021.10.04
岩永亮祐の現代マンガ考察塾 REVIEW 『進撃の巨人』が描いた運命と自由──エレン、ミカサ、アルミンはどう生きたか 2021.05.27 岩永亮祐の現代マンガ考察塾 REVIEW 『進撃の巨人』が描いた運命と自由──エレン、ミカサ、アルミンはどう生きたか 突然なのですが、『進撃の巨人』を最後まで読破された方で、この1ページの意味を読み解けた方ってどれくらいいらっしゃいますでしょうか? 豚を見… 2021.05.27
岩永亮祐の現代マンガ考察塾 REVIEW 『呪術廻戦』虎杖悠二の選択——ニーチェ的「超人」と呪術師たちの実存 2021.03.05 岩永亮祐の現代マンガ考察塾 REVIEW 『呪術廻戦』虎杖悠二の選択——ニーチェ的「超人」と呪術師たちの実存 よくいわれるように『呪術廻戦』は、ジャンプ漫画の遺伝子の集大成のような作品です。 例えば、自分の能力の説明をすることで能力の底上げを図る… 2021.03.05
COLUMN “ポケモンを道具にすると敗北する”理由 多神教から定義するポケモンの正体 2020.12.19 COLUMN “ポケモンを道具にすると敗北する”理由 多神教から定義するポケモンの正体 子どもが絵を描くとき、太陽に顔を描く。花にも顔を描く。当然、母親や父親にも顔を描く。 生物や無機物、自然や現象などこの世のあらゆるも… 2020.12.19
岩永亮祐の現代マンガ考察塾 REVIEW 『ONE PIECE』考察 ルフィがもたらす救済と革命の行方 2020.09.30 岩永亮祐の現代マンガ考察塾 REVIEW 『ONE PIECE』考察 ルフィがもたらす救済と革命の行方 すみません、まず最初に注意書きなのですが……「諸説あります」。 「諸説ある」ことを理解した上で、この考察を「フィクション」と… 2020.09.30
岩永亮祐の現代マンガ考察塾 REVIEW 『アリスと蔵六』『ぼくらのよあけ』今井哲也の描く“悪”の諸相 2020.08.27 岩永亮祐の現代マンガ考察塾 REVIEW 『アリスと蔵六』『ぼくらのよあけ』今井哲也の描く“悪”の諸相 技術的特異点(シンギュラリティ)という概念があります。 厳密に定義できる言葉ではないのですが、「1000ドルで買えるコンピュータの性能が、全… 2020.08.27
岩永亮祐の現代マンガ考察塾 REVIEW 神を否定する者たち『ヴィンランド・サガ』『プラネテス』における愛の正体 2020.07.27 岩永亮祐の現代マンガ考察塾 REVIEW 神を否定する者たち『ヴィンランド・サガ』『プラネテス』における愛の正体 (『プラネテス』4巻 PHASE.25より) 突然ですが、『プラネテス』のこのシーンは幸村誠作品における「神の不在」を象徴しています。 &hel… 2020.07.27
岩永亮祐の現代マンガ考察塾 REVIEW 少年漫画の臨界点『チェンソーマン』『ファイアパンチ』が描く欲望 2020.06.26 岩永亮祐の現代マンガ考察塾 REVIEW 少年漫画の臨界点『チェンソーマン』『ファイアパンチ』が描く欲望 「ポスト・アポカリプス」という、物語のジャンルがあります。 アポカリプスとは基本的には新約聖書におけるヨハネ黙示録を指すのですが… 2020.06.26
岩永亮祐の現代マンガ考察塾 REVIEW 「悪」はいかに成立し、救われるのか『宝石の国』論 2020.05.26 岩永亮祐の現代マンガ考察塾 REVIEW 「悪」はいかに成立し、救われるのか『宝石の国』論 「自由であるためには「尊厳」が必要なんだ。「尊厳」は、君以外の人(他者)から「承認」される経験を必要としている。逆にたどれば、他者から「承… 2020.05.26
岩永亮祐の現代マンガ考察塾 INTERVIEW 究極の「自由」とは何か? 『進撃の巨人』とエレンの運命 2020.04.27 岩永亮祐の現代マンガ考察塾 INTERVIEW 究極の「自由」とは何か? 『進撃の巨人』とエレンの運命 「私たちは自由でなければならない」 エーリッヒ・フロムの著に『自由からの逃走』という本があります。 僕なりに超簡単に説明すると、大衆一… 2020.04.27
『HUNTER×HUNTER』論 冨樫義博の挑戦 COLUMN 『ドラゴンボール』の反復と変奏 非論理のその先へ 2019.03.15 『HUNTER×HUNTER』論 冨樫義博の挑戦 COLUMN 『ドラゴンボール』の反復と変奏 非論理のその先へ 『HUNTER×HUNTER』が休載で生きる意味を見失いかけているあなたへ。僕もです。 かと言って冨樫義博先生のお身体が何よりですし、『HUNTER&t… 2019.03.15
『HUNTER×HUNTER』論 冨樫義博の挑戦 COLUMN 自由への鍵 赤ん坊/王/ハンターの可能性 2019.03.15 『HUNTER×HUNTER』論 冨樫義博の挑戦 COLUMN 自由への鍵 赤ん坊/王/ハンターの可能性 人は誰しも、思い通りに生きたい。 好きなものを好きなだけ食べたり、アイドルや女優と付き合ったり、働かずに暮らしたかったりする。これを(狭… 2019.03.15
『HUNTER×HUNTER』論 冨樫義博の挑戦 COLUMN “首を持つ者“が暗示する、暗黒大陸の行く末 2019.03.15 『HUNTER×HUNTER』論 冨樫義博の挑戦 COLUMN “首を持つ者“が暗示する、暗黒大陸の行く末 『HUNTER×HUNTER』において、なぜヒソカ対クロロ戦が、あのタイミングで挟まれたのかについて。 前提として、幻影旅団の面々もカキンの船に… 2019.03.15
COLUMN 課金的リアリズムの行く末──頂き女子りりちゃんが起こした、究極のバーンアウト 本稿は、批評家・編集者の村上裕一氏が、2024年5月に開催された「文学フリマ東京38」にて配布した論考「バーンアウトの問題」を再構成したものとなる… 2024.09.29 新見直 編集 2024年という時代を駆動するシステムとその正体を看破した、今年最も重要な論考のうちの一つです。 課金的リアリズムの行く末──頂き女子りりちゃんが起こした、究極のバーンアウト
COLUMN 『パルワールド』はインディーゲームである、しかし──“猿の暴動”とゲーム業界の倒錯 ひとつの寓話から始めたい。『サルたちの狂宴』という、シリコンバレーのスタートアップ企業を運営していた人間が自らの経験を記した本がある。Faceb… 2024.09.28 新見直 編集 任天堂が特許権侵害で提訴したポケットペア社の声明に、反発が寄せられました。今問われるべき「インディーゲームとはなにか?」あるいは「いかにして変容したのか?」について、緊急寄稿いただきました。 『パルワールド』はインディーゲームである、しかし──“猿の暴動”とゲーム業界の倒錯
不適切で、不愉快なVTuber鑑賞論 不適切で、不愉快なVTuber鑑賞論 COLUMN 「インターネットのおもちゃ」としてのVTuber からかいを誘う“おもちゃ的労働”の魔力 「インターネットのおもちゃ」というスラングがある。インターネット上で、人々のからかいの対象になること。例えば、VTuberである赤見かるびは配信… 2024.07.27 ゆがみん ライター 美学者・難波優輝さんの連載の第2回は「VTuberをおもちゃにすること」について。その悪さやなぜ起きるのかについて分析します。 「インターネットのおもちゃ」としてのVTuber からかいを誘う“おもちゃ的労働”の魔力
ルポ「MCバトル」 ルポ「MCバトル」 COLUMN MCバトルに“邪道中の邪道”を持ち込んだ理由 ハハノシキュウが綴る「戦極33章」前日譚 運命なんて相手にすんなリンダカラー∞ 「ボクサーズナックル」という言葉がある。 意味は伸筋腱脱臼。 指の付け根の腱を固定してる結… 2024.06.23 新見直 編集 「戦極33章」を観て、ハハノシキュウに感銘を受けた人は是非このレポートを読んで是非愕然としてほしい。 MCバトルに“邪道中の邪道”を持ち込んだ理由 ハハノシキュウが綴る「戦極33章」前日譚
不適切で、不愉快なVTuber鑑賞論 不適切で、不愉快なVTuber鑑賞論 COLUMN VTuberのアンチはなぜ生まれるのか? 「ケア」から紐解くファンダムの功罪 ──あなたにとってアイドルとは? 「実生活において誰かを愛したいのに愛せないみたいな状況が多い。 振り上げた愛のおろし先が見当たらない時に… 2024.06.22 ゆがみん ライター 美学者・難波優輝さんの連載。VTuber文化では何が「不適切で不愉快」とされるか、そんな影の主役たちに光を当てます。初回はアンチについて! VTuberのアンチはなぜ生まれるのか? 「ケア」から紐解くファンダムの功罪
「イラストレーター兼VTuber」の新星が見据える未来 「イラストレーター兼VTuber」の新星が見据える未来 INTERVIEW 無名のイラストレーターが「女子小学生が好きなVTuber」になるまで──甘狼このみの軌跡 大手事務所の話題が華々しく飛び交うVTuber業界にも、時折、思わぬ方角から「期待の新星」がやってくる。「ミリプロ」所属VTuber・甘狼このみも、そ… 2024.06.01 ゆがみん ライター 『ちゃお』の「好きなVTuber」で2位に輝いた甘狼このみさん。「自分に自信がない」と語る一方でしっかりと考え研究を続けるモチベーションの高さが印象的な取材でした。 無名のイラストレーターが「女子小学生が好きなVTuber」になるまで──甘狼このみの軌跡
音楽に救われた日 音楽に救われた日 INTERVIEW シャブに溺れた日々、洗脳部屋からの一世一代のバックれ──Masato Hayashiが語ったトラウマ 悲しいとか過去痛み でも知ってる楽しいとか今未来 暴かれるあの嘘とか死 まだ忘れてない あの人魂Masato Hayashi「Lava Lamp」 もしあの時し… 2024.05.19 新見直 編集 壮絶すぎると言うしかない半生を振り返りながら、今再びプロップスをあげているMasato Hayashiの頭の中を根掘り葉掘りうかがいました。 シャブに溺れた日々、洗脳部屋からの一世一代のバックれ──Masato Hayashiが語ったトラウマ
REVIEW スマホゲーム『リバース:1999』が傘に隠した切実な主張 香港ポップカルチャーの闘い まず最初に香港製作のSF映画『未来戦記』の話をさせてほしい。香港の会社、香港のVFXスタジオでつくられたSF超大作である本作は、作中に出てくる「共… 2024.04.06 ゆがみん ライター スマホゲーム『リバース:1999』のメッセージを香港映画とも比較しながら読み解く。読めば納得いただける、スリリングで熱い試みです。 スマホゲーム『リバース:1999』が傘に隠した切実な主張 香港ポップカルチャーの闘い
「文学フリマ」潜入 「文学フリマ」潜入 INTERVIEW 短歌ブームと文学フリマ拡大が示す『不良債権としての「文学」』の答え プロ・アマ、営利・非営利、ジャンルを問わず、つくり手が「自らが〈文学〉と信じるもの」を自分で販売する場として、規模を拡大し続けている「文学… 2024.03.02 新見直 編集 文学フリマ東京の有料化、ビッグサイトでの開催。なんで今これだけ文フリが盛り上がってるのか? 関係者への取材を通して、かつて大塚英志氏が投げかけた問いについても紐解いています。 短歌ブームと文学フリマ拡大が示す『不良債権としての「文学」』の答え
主催者しょぼすけが語る「ストグラ」創世記 主催者しょぼすけが語る「ストグラ」創世記 INTERVIEW 「ストグラは配信者版スマブラ」10万人が覗き見る仮想都市生活、その舞台裏 しょぼすけさんが立ち上げたのは、『Grand Theft Auto V(グランド・セフト・オートV、以下GTAV)』を題材にした企画「ストリートグラフィティ ロー… 2024.02.25 ゆがみん ライター 配信サイトを席巻する「ストグラ」はどんな考えで運営されているのか。視聴者だけでなく、コミュニティを広げたい貴方にこそ読んでほしい記事です。 「ストグラは配信者版スマブラ」10万人が覗き見る仮想都市生活、その舞台裏
INTERVIEW 『すずめの戸締まり』プロデューサーの戦略 韓国発「WebToon」に見出す世界への道 年々売り上げを伸ばし、2022年には5000億円規模にまで成長した日本の電子コミック市場。その中で近年、韓国発の新たな漫画文化「WebToon」が注目を集… 2024.01.30 小林優介 ライター 作品自体のお話もさることながら、WebToonというジャンル自体が業界の内外からどう見えているのか、どのようなロジックで制作されているのかについてお聞きしています! 『すずめの戸締まり』プロデューサーの戦略 韓国発「WebToon」に見出す世界への道
2023年のVTuberシーンを振り返る 2023年のVTuberシーンを振り返る REVIEW 韓国イセドルや桐生ココが切り拓いてきた、VTuberグローバル化の鍵とは? インターネットは国境や文化を超えて、すべてを繋げてくれるネットワークだと期待されてきた。 2023年、国やプラットフォーム、SNSごとの区分は強… 2023.12.31 新見直 編集 2023年のVTuberシーンの総括は、世界の動向を取り上げています。特に韓国やタイなどの活況、国内事務所のグローバル戦略を分析。 韓国イセドルや桐生ココが切り拓いてきた、VTuberグローバル化の鍵とは?