KAI-YOU Premium 1周年 「個の時代」や「越境性」…そのテーマを振り返る
2020.03.31
クリエイター
この記事の制作者たち
対話の中で互いのプレイヤーとしてのスタイルに共通点を見出した大石昌良と夢野あかり。
ラストを飾る第3回では、そんな2人の共通点をより深堀りしていく。
シンガーソングライター・大石昌良とアニソンシンガー・オーイシマサヨシ、そしてぶいすぽっ!所属のVTuber・夢野あかりと個人勢ストリーマーだった「濃いめのあかりん」。
それぞれの、変わったことと変わらないもの──
2人がファンとの距離感について考えていること。配信シーンの今、そして将来をどのように見据えているのか。
目次
- 友達が増え、対面を楽しみ……ぶいすぽっ!加入後の変化
- 「背負わなくていいものまで勝手に背負ってパンクしてしまった」
- あかりんの「進化」、大石昌良の「脱皮」
- ファンとの距離感 どんな言葉に一番「食らう」のか
- Twitchは、汚い僕でもいいと思わせてくれる
- 2024年、配信シーンの地殻変動
- 楽しいと思うことに挑戦していきたい
- あかりんの歌には、伸びしろしかない!?
夢野あかりさん
──夢野さんは現在ぶいすぽっ!に所属されて、個人の頃とは環境も変わったと思います。そういう環境の変化をご自身で意識されることはありますか?
夢野あかり そうですね。言葉に気をつけたりとか配信内容に気をつけたりとか、そういった部分については、個人的に変わったと感じることはないんですよね。変わったことといえばやっぱり、友達の数がすごく増えて楽しくなったことかな。
大石昌良 ぶいすぽっ!に入ったことで友達が増えた?
夢野あかり そうです! 前まではソロでゲームすることが多かったんですけど、最近は新しい出会いがたくさん増えて、友達が増えて、個人のときと比べても、より楽しい配信活動になってますね。
他の人と比べたら多くはないと思うんですけど、ぶいすぽっ!に入ってからは仲いい人と配信外で遊ぶことも増えました。
配信外で遊ぶと「この人、こんな一面があるんだ」とか配信だけでは気づけないことにも気づくんですよ。実際会ってみたら、もっと違うのかも。
大石昌良 僕は、ファンとしては「あかりん星からは出てほしくない」「あかりんのキャラクターを守り続けてほしい」と思ってる自分もいる。ちょっと厄介オタみたいになってるんですけど……!
夢野あかり (笑)。
大石昌良 でも、確かにオフラインイベントやったりとか、輪が広がる場面っていうのは貴重ですよね。
夢野あかり 本当にそうですね。新しいことに挑戦させてもらえて、毎日楽しく活動させてもらってます。
──オフラインイベントといえば、先日「RAGE VALORANT」がありました。
夢野あかり オフライン最高ですね。目の前にお客さんがいるって普段と違うから、自分も熱くなれるんですよね。実際にファンの温度を感じたというか、僕を応援してくれてる人ってこんなにいてくれたんだなっていうのが実感できたんですよね。
大石昌良 あのあかりんが、出不精でおなじみのあかりんが! すごい心境の変化なんですね。
夢野あかり そうなんですよ! 「RAGE VALORANT」めっちゃ楽しかったです。大石さんも実際にライブすると、普段と違いませんか?
大石昌良 非日常な世界が目の前に広がってて、「自分はちゃんと認められてたり、求められてたりするのかな」っていうのが視認できるから、あかりんと同じような感覚かもしれませんね。
夢野あかり イベントはこれまでも何度かあったんですけど、「RAGE VALORANT」ではお見送りとかミニゲームとか、いろいろなイベントでお客さんと触れ合う機会が多くてより強く感じました。
大石昌良 いい話。僕、あかりんの責任感が強いところも好きだと言いましたが、去年の「V最」(VTuber最協決定戦 Ver.VALORANT Act.1)に出て涙したシーンがあったじゃないですか。あれ、僕も泣いちゃって……。
夢野あかり え~! 大石さん泣かないで。
大石昌良 すごい真面目な人なんだなって。多分、去年見た涙の中で一番綺麗な涙じゃないかな。
大石昌良 「V最」であかりんは、「外部のチーム戦はやめようかな」って話をされてたと思うんです。でも、この間の『ストリートファイター6』のCRカップ(Crazy Raccoon Cup STREET FIGHTER 6 Vol.4)を見てて、心境も変わったのかなって思ったんです。
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