KAI-YOU Premium 1周年 「個の時代」や「越境性」…そのテーマを振り返る
2020.03.31
サロメ 調子には乗ってますわよ~! ただそれで何かをやろうというのはなくて、逆にやろうと思っていた企画をやめたりもしましたわ。
──一躍人気になった方ならではの苦労が……
大石昌良 企画は全部自分で考えてるんですか?
サロメ 企画というほどたいしたことではないですが、全部自分ですわね。
大石昌良 そうなんですね! 『スプラトゥーン』をやると見せかけて本物のイカをさばくやつとか大好きなんですが、ああいうのって作家さん的な発想だなと思ってました。
サロメ (作家は)いませんわよ(笑)! イカの動画はむしろしょうもなさすぎて怒られたらどうしようって思ってたくらいですわ。
大石昌良 僕は笑い転げてました(笑)。みんながスプラやってるなかで、一人イカさばいてるの面白すぎるじゃないですか。
サロメ わたくしとしては、『スプラトゥーン』ができなかったがゆえの苦肉の策だったんです。
大石昌良 確かに、サロメ嬢は基本は1人で楽しむ系のゲームをやってますよね。
サロメ 口がよろしくないので、チームで対戦系のゲームはどうしても他の方に文句を言ってしまいそうで怖いんですわ。
最近やっている『Fall Guys』はあくまで自分一人ですし、ある程度は「コラー!」とか「やめてー!」とか言うのを織り込み済みのゲームなので大丈夫だと思ってるんですけども、『スプラトゥーン』みたいなゲームだとお相手もそうだしチームメイトにも何か言ってしまいそうで、それで炎上してしまったらと思うとプレイできないんですわ。
大石昌良 コラボをあんまりやらないのも同じ理由なんですか?
サロメ そうかもしれませんわね! ほかにもいろいろありますが、わたくしが相手様に変なこと言っちゃったらどうしようという怖さもあります。
大石昌良 僕らサロメイト的には、そういう姿勢に孤高の天才感を感じてもいたんです。
※サロメイト 壱百満天原サロメさんを応援するファンたちのこと
サロメ イカをさばいたのも結局皆様がスプラやっててうらやましいなって思ってわたくしにできることを考えた結果ですし、コラボに及び腰なのも変なこと言って相手の方やファンの方にイヤな思いをさせたくないというだけなんですわ。
孤高の天才なんてかっこよくてちょっと嬉しい気持ちもありますけど中身は本当にしょうもないので、なろう小説の主人公みたいな気分ですわ~!
大石昌良 しょうもなくなんてないですよ(笑)。そうやって素を隠さずに見せていただけて、僕らサロメイト的には嬉しいです。
サロメ 嬉しいんですか?! わたくしとしてはそういう時のアーカイブを見直すと「やっちゃった!」ってなるんですわよ。
大石昌良 すぐ号泣してしまったりして、喜怒哀楽がハッキリされてるのを見ると、僕らは親近感を覚えますけどね。
サロメ そう言っていただけるとわたくしも嬉しいですわ。そもそも最初に胃カメラ写真を見せたのも、すべてを理解してもらうというか、“普段見えないところを見せることで仲良しになりたい”って思いからですしね。
大石昌良 なるほど?
サロメ だって相当仲良くないと内臓は見せないじゃないですか?
大石昌良 そうですね……仲良くなっても見せないですけどね?!(笑)
サロメ でも仲良くない方よりは、仲良い方に「見せて」って言われたら「いいよ」ってなるでしょう?! つまり逆説的に内臓を見せられたら仲良しの証ってことですから、基本的に皆様にはすべてを出していこうと思ってるんですわ~!
大石昌良 胃カメラ写真に履歴書まで見せて、出しすぎちゃうか? って話もありますけどね(笑)。
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