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  • 2023.05.04

ホロライブ運営「カバー」業績予想を営業利益56%増に上方修正 6月の株主総会にも注目

4月27日、カバーが2023年3月通期業績予想の上方修正を発表。株価の動きは? 6月に控える株主総会にも注目。

ホロライブ運営「カバー」業績予想を営業利益56%増に上方修正 6月の株主総会にも注目

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バーチャルYouTuber(VTuber)関連トピックを毎週ピックアップし、よりPOPに、より深く掘り下げていく『週刊VTuber経済ニュース』。

第8回は、大手VTuberプロダクション・ホロライブを運営するカバー株式会社上方修正について解説する。

目次

  1. 3月に上場、ホロライブ運営のカバー社とは?
  2. カバー社、業績予想を上方修正 株価の動きは?
  3. なぜカバーが上方修正? その背景
  4. 6月には初の公開株主総会も 注目集まる理由
  5. カバーの近況 holoXカフェやホロライブ神田祭2023、ホロライブシティなど大型イベント控える
  6. どうなる? 需要高まる台湾での展開

3月に上場、ホロライブ運営のカバー社とは?

カバー株式会社は、大手VTuberグループ・ホロライブを運営する企業。3月27日に東証グロース市場に上場している。

VTuber事業者の上場は、2022年のVTuberグループ・にじさんじを運営するANYCOLOR株式会社に続き、2社目だ。

ホロライブ(hololive)は、国内外で高い人気を持つVTuberが多数所属するグループ。同社は英語圏で活動するグループ・ホロライブEN、インドネシア語圏で活動するグループ・ホロライブID。さらに国内で女性支持の厚い男性グループ・ホロスターズを抱えている。

カバーは、所属するVTuberがライブ配信を中心に活動を行い、スーパーチャットといった投げ銭などから得た収入、タイアップ、グッズなどのコマース、イベントといった事業で業績をあげている企業である。

カバー社、業績予想を上方修正 株価の動きは?

4月27日、カバーは2023年3月通期業績予想の上方修正を発表した

業績予想とは、企業が売上げや利益などの見通しを開示すること。開示義務はないが、株価に影響を与える可能性も高く、それが予想よりも大きく変動する場合には修正が求められる。

今回は、2022年4月1日から2023年3月31日までの通期業績について、3月27日に発表した「東京証券取引所グロース市場への上場に伴う当社決算情報等のお知らせ」から上方修正している。

売上高は23億4400万円増(12.9%上昇)の204億円、営業利益は同社は12億3100万円増(56.7%上昇)の34億円、経常利益は11億6400万円増(54.4%)の21億3600万円、1株当たり純利益40.90円を修正予想としている。

つまり、営業利益が約1.5倍も増えるという予想になる。

4月27日時点ではカバーの株価は1,445円だったが、市場ではこの上方修正を受けて翌日の4月28日は株の買い注文が集まり、一時ストップ高の1745円をつける場面も。なお、5月2日終値時点で1,656円をつけている。

なぜカバーが上方修正? その背景

カバーは、上方修正に繋がった要因についても触れている。

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