若いオタクはアニメからVTuberに流れたのか? 7つのポイントから考察
2022.07.31
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おもちゃに対して並々ならぬ情熱を傾ける、お笑いコンビ・宮下草薙の宮下兼史鷹。今回は、近年盛り上がりを見せるボードゲーム、なかでも”お笑いでいう吉本さん”のような存在だと語るメジャーなメーカー、アークライト社の名作ボードゲームを紹介。
ボードゲームの醍醐味は「ジレンマ」だという宮下は、自身が芸人として生きていくうえでも、ジレンマは接し方次第で武器になると話す。そして、もっとも身近な仕事仲間であり、一番の友人であり、大いなるジレンマでもある、相方の草薙航基について。
取材・執筆:ヒラギノ游ゴ 撮影:Hayato Takahashi 企画・編集:和田拓也
目次
- ボドゲ界の吉本興業「アークライト」
- 協力型七並べ『ザ・ゲーム』
- 草薙も楽しんだ『イーオンズ・エンド』
- 『MtG』生みの親が手がける『カーニバルモンスターズ』
- 「なんなんだよ! お前全然おもちゃ屋さんやらないじゃんかよ! 」
今回のテーマはボードゲーム。中でもアークライト社というメーカーの3つの名作ボードゲームをご紹介します!アークライト社は、お笑いでいう吉本さんみたいな感じで、有名タイトルをいくつも抱えるボドゲ界のメジャー企業といっていいと思います。海外で人気になって今年、賞を受賞しそうなゲームを日本語化するなど、コア層向けなものを扱いつつ、ファミリーで楽しめるようなライトのものも押さえている、隙のないメーカーさんです。
僕の身の周りでも、最近徐々にプレイヤーが増えてきている実感があります。思うように外出できなくなって、家の中で何か新しい遊びをってときにぴったりなので、皆さんにもぜひチャレンジしてみてほしいです。
最近のボードゲーム事情に詳しくない人からすると、ボードゲームと聞いて真っ先に浮かぶのはやっぱり「人生ゲーム」ですかね。
でも、今回ご紹介するようなボードゲームはちょっと毛色が違います。一概にはいえませんけど、運の要素が削ぎ落とされて、純粋な戦略の勝負になるところはほぼ共通していると思います。その分ルールがかなり複雑で、覚えるのに苦労するものも多いです。ビジュアル的にもファンタジー世界を舞台にしたものが多くて、『遊戯王』や『マジック:ザ・ギャザリング』に負けず劣らず凝ったものが多いですね。
そうそう、テレビゲームみたいに「セーブ」があるボドゲもあるんですよ。ルールが複雑すぎてクリアまでに2〜3時間じゃ済まないものもあって。有名なのは『グルームヘイヴン』。下手したら最後まで行くのに何百時間もかかるめちゃくちゃ”重たい”ボードゲームなので、ある程度進んだらセーブして後日再開するんです。今回ご紹介する3つのボドゲは、いわゆる”重量級”と呼ばれるようなものではなく、中量級〜軽量級のもの、そして「カード」を使っていくボードゲームです。
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“ジレンマ”はボドゲの醍醐味 最大のジレンマは草薙
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