編集未経験、「好き」の一点突破でブチ上げたお笑い誌 『芸人芸人芸人』編集長・福田駿
2020.05.08
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生粋のおもちゃ狂として知られるお笑いコンビ・宮下草薙の宮下兼史鷹。KAI-YOU Premiumでは、宮下に毎回1つのおもちゃを取り上げ存分に語ってもらう連載を更新中。
前回は『月刊コロコロコミック』の編集長・秋本武英を対談相手に迎え、ミニ四駆、ビーダマン、ポケットモンスターといった錚々たる90年代ホビーの裏側について語り尽くしてもらった。
中編となる今回は、90年代ホビーの系譜の集大成であるベイブレードを中心に、コロコロホビーの成熟期ともいえる2000年代を振り返る。そこから見えた、秋本が考えるコロコロの哲学と真髄とは?
構成:LIT_JAPAN 取材・編集:和田拓也 撮影:鈴木大喜
目次
- "90年代ホビーの集大成”ベイブレードと2000年代
- "制限のなかの自由”が、子ども心をくすぐる
- コロコロがこだわる「おもちゃ」と「ホビー」の違い

宮下兼史鷹(以下、宮下) 90年代のおもちゃには、大なり小なりカスタマイズとかアレンジ性があったと思うんですよ。
一方で、今のおもちゃは「こういう遊び方ですよ」という提示がされた上で、そこに沿って遊ぶものが多い気がするんですよね。ビーダマンとかにも一応遊び方が用意されてましたけど、みんなそれぞれが考えて遊んでいたというか。

秋本武英(以下、秋本) 難しいところですね。自由度というのは絶対に必要なんですよ。だけど、今の子どもたちがミニ四駆で肉抜き改造といった工作的なカスタマイズをするかと言ったら、なかなか手を出さないだろうとも思える。
宮下さんは子ども時代にプラモデルとかって作りました?
宮下 子どもの頃は作った覚えがないですね。ダンボール戦機に一時期ハマって作ったりしてましたが、それはもう大人になってからです。
秋本 もうちょっと上の僕たちの世代は、絶対にプラモから入って、何かに移行してるんですよ。でも、今の子どもたちはほぼプラモを通ってない。ガンプラとかも大人向けのものじゃないですか。
宮下 僕の世代ですら、プラモデルは大人のものというイメージがありますからね。
秋本 そういう意味でのガチの組み立てっていうところからは、今のホビーからは遠いのかも知れない。ミニ四駆にしろビーダマンにしろ、そういう用意されたパーツの組み換えっていう世界に割と子どもたちの食いつきが良かった。
その完成形に向かったのがベイブレードなんですよ。
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