若いオタクはアニメからVTuberに流れたのか? 7つのポイントから考察
2022.07.31
いまテレビで引っ張りだことなっているお笑いコンビ・宮下草薙。そのツッコミ担当である宮下兼史鷹が、超がつくほどの「おもちゃ狂」であることはあまり知られていない。
編集部も圧倒された宮下のおもちゃ愛と知識、そこに垣間見える芸人としての日常を語り下ろす。第4回は「ベイブレード」後編。
クリエイター
この記事の制作者たち
知識・愛情(そして実務経験)ともに群を抜く生粋の"おもちゃ狂”のお笑い芸人・宮下兼史鷹(宮下草薙)。前回のベイブレード編・前編では、ベイブレードを通して子どもたちに対する真摯な思いを吐露した。
続く後編では、ベイブレードの歴史を追いながら、今自身が子ども時代以上の熱量でベイブレードにハマっているきっかけの1つとして、タカラトミー広報でありベイブレードの商品開発に携わる「堀川さん」の存在を語る。
「こどものおもちゃ」であることを取り戻し、戦略性という奥行きを生み出した彼のすごさ、そして芸人として“なりたかった”存在について。
取材・執筆:ヒラギノ游ゴ 企画・編集:和田拓也 素材提供:宮下兼史鷹、太田プロダクション
目次
- 「こどものおもちゃ」を取り戻し、進化し続けるベイブレード
- 芸人じゃない道を選んだら、「堀川さん」になりたかった
- 芸人としての「こうなりたかった」
ベイブレードはベイを回してぶつけあうシンプルな遊びなんですが、実は遊戯王に負けないくらい深い進化の歴史があります。ベイブレードは、基本的には遊戯王と同じで、アニメシリーズの入れ替わりに連動しておもちゃのシリーズも更新されていきます。
そもそもベイブレードは名前の通りベーゴマを現代風にアップデートしたおもちゃ。初代の「爆転シュート ベイブレード」は1999年に発売開始しました。青龍、白虎、朱雀、玄武をはじめとした幻獣をモチーフにしたベイが子供心をくすぐるおもちゃです。
パーツごとに組み合わせを変えて自分だけのセッティングを作ることができるのが大きな特徴です。この時点でおもちゃとして一通り完成しきっていたと思います。後期はだんだんと尻すぼみになっていって、2005年に一度シリーズが終了。僕もこのタイミングで一度ベイブレードから離れてしまいました。
少し間を置いて2008年に始まったのが『メタルファイト ベイブレード』です。このシリーズではベイ全体がほぼ金属でできているんですよ。なので重量もそれなりにあって、ぶつかり合うさまはかなりの迫力。
前回遊戯王のお話をしたときの”メタ”のような存在はベイブレードにもあって、メタルファイトシリーズが始まってしばらくして登場した「バサルトホロギウム」というベイは、当時最強と長らく謳われていました。
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