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  • 2020.09.16

支配者になりたいわけじゃない  “ゲームマスター”と理想像── ボードゲーム「アークライト社」後編

支配者になりたいわけじゃない  “ゲームマスター”と理想像── ボードゲーム「アークライト社」後編

おもちゃに対して並々ならぬ情熱を傾ける、お笑いコンビ・宮下草薙宮下兼史鷹。今回は、近年盛り上がりを見せるボードゲーム、中でも”お笑いでいうよしもとさん”のような存在だと語るメジャーなメーカー、アークライト社の名作ボードゲームを紹介。

ルールの複雑なゲームを滞りなく進行するために必要な「ゲームマスター」の立ち位置を通して、芸能界におけるゲームマスター、MCを務める先輩芸人たちに対する思いを語った。

取材・構成:ヒラギノ游ゴ 構成補助:赤井大祐 企画・編集:和田拓也

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目次

  1. 「あれ? つまんなくない?」と思ったときこそが真骨頂
  2. ゲームマスターになって、支配したいわけじゃない
  3. 尊敬する、“ストレスフリー”なテレビのゲームマスター
  4. 「勝ち筋」はほしくない 芸人人生をボードゲームに例えるなら

「あれ? つまんなくない?」と思ったときこそが真骨頂

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前回はアークライト社の3つのボードゲームをご紹介しました。続いて今回は、ボードゲームを楽しむ上で重要になってくる「ゲームマスター」という概念について話します。

前回も話したように、ボードゲームはまずルールを覚える作業に平気で1時間くらいかかってしまうこともしばしばです。まず一通りルールを読んで、実際に1人で手を動かしながら覚えていくというのがよくある流れです。

すごいなと思うのは、やっていて「あれ? これつまんないな」と思う瞬間。

どういうことかというと、手を動かしながらルールを覚えていく過程で、やっていてもどうにもおもしろくないときがあるんですが、そんなときは改めて説明書を読み返してみると、だいたい見落としているルールがあるんです。そして、見落としいたルールを補うことでおもしろくなる。いやあ、本当にどれもよくできてるんですよ。

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