
遊戯王もお笑いも、「後攻の美学」がある|お題「遊戯王」
お笑いコンビ宮下草薙の宮下兼史鷹。有名おもちゃ店でのアルバイト経験があり、「バトルトイ・グランドマスター」をはじめ12個…
現在この記事の0%の位置です。
いまテレビで引っ張りだことなっているお笑いコンビ・宮下草薙。そのツッコミ担当である宮下兼史鷹が、超がつくほどの「おもちゃ狂」であることはあまり知られていない。編集部も圧倒された宮下のおもちゃ愛と知識、そこに垣間見える芸人としての日常を語り下ろす。第2回は前回に続き「遊戯王」。
前回は遊戯王が今どんなゲームになっているのかをお話しましたが、今回はそこに至るまでの遊戯王というカードゲームの歴史について。
この記事を読んでくださっている皆さんの中にも子供時代に遊戯王で遊んだことのある方がいるかもしれませんが、みなさんの子供時代からこれまで遊戯王がどんな進化を遂げてきたのか、空白の歴史がすごいことになってるんですよ。
かなり複雑なのでだいぶ簡略化しますが、マニアの方はぜひもう少し詳しくお友達に説明してあげてほしいです。駆け足でいきますよ!
2000年に始まったテレビアニメのシリーズ『遊戯王 デュエルモンスターズ』以来、2作目、3作目と新しいテレビシリーズの放送に合わせ、今までの戦法を圧倒するような強力なシステムが導入されてきました。そのたびにゲームバランスが傾き、バランスを保つためにメタが投入される、それをひたすら繰り返してきたのが遊戯王の歴史です。
取材・執筆:ヒラギノ游ゴ 企画・編集:和田拓也 素材提供:宮下兼史鷹、太田プロダクション
歴史の始まり、僕が遊戯王と出会った小学生の頃は、「罠カード」全盛の時代と言われていました。セットさえしておけばモンスターを簡単に除去できるので、みんな罠カードを中心にデッキを組んでいました。
そんな中出てきたのが「人造人間―サイコ・ショッカー」。罠カードをすべて無効にしてしまうモンスターで、今までのように罠カードを中心にデッキを組んでいると手も足も出なくなります。そうして罠カードからモンスターカードの時代へと変わっていくんです。これが僕としては最初の歴史の転換点でした。
ここから先はPremiumユーザーのみ
ご覧いただけます
あと3836文字/画像3枚
KAI-YOU Premiumは月額定額(税別1000円)のコンテンツ配信サービスです。「KAI-YOU.net」の有料版という位置付けのもと、"ここでしか読めないポップカルチャーの最前線"をお伝えしていきます。
笑いの最新シリーズ「第七世代」をどう超えていくか
漫画『竜女戦記』の都留泰作。SF小説『横浜駅SF』の柞刈湯葉。漫画家でもあり、文化人類学者、また京都精華大で教鞭を執る学者でもある都留と、SF作家でありながら、漫画…
10代でイラストレーターとしてデビューし、小説やCDのイラスト、TVアニメのキャラクター原案、漫画や小説の執筆、作詞と、多岐に渡る活動を続けるloundraw。 2019年に…
存在感のある巨体と、その腹部に鎮座する和彫りのダルマ。関西で随一の大麻好き。まるでフィクションから飛び出してきたかのような強烈なキャラクター。 「京都のヤク…