若いオタクはアニメからVTuberに流れたのか? 7つのポイントから考察
2022.07.31
いまテレビで引っ張りだことなっているお笑いコンビ・宮下草薙。そのツッコミ担当である宮下兼史鷹が、超がつくほどの「おもちゃ狂」であることはあまり知られていない。編集部も圧倒された宮下のおもちゃ愛と知識、そこに垣間見える芸人としての日常を語り下ろす。第2回は前回に続き「遊戯王」。
クリエイター
この記事の制作者たち
前回は遊戯王が今どんなゲームになっているのかをお話しましたが、今回はそこに至るまでの遊戯王というカードゲームの歴史について。
この記事を読んでくださっている皆さんの中にも子供時代に遊戯王で遊んだことのある方がいるかもしれませんが、みなさんの子供時代からこれまで遊戯王がどんな進化を遂げてきたのか、空白の歴史がすごいことになってるんですよ。
かなり複雑なのでだいぶ簡略化しますが、マニアの方はぜひもう少し詳しくお友達に説明してあげてほしいです。駆け足でいきますよ!
2000年に始まったテレビアニメのシリーズ『遊戯王 デュエルモンスターズ』以来、2作目、3作目と新しいテレビシリーズの放送に合わせ、今までの戦法を圧倒するような強力なシステムが導入されてきました。そのたびにゲームバランスが傾き、バランスを保つためにメタが投入される、それをひたすら繰り返してきたのが遊戯王の歴史です。
取材・執筆:ヒラギノ游ゴ 企画・編集:和田拓也 素材提供:宮下兼史鷹、太田プロダクション
目次
- メタをさらなるメタが凌駕する、遊戯王の濃い歴史
- 「第七世代」の外で展開できるバトルスタイルを
歴史の始まり、僕が遊戯王と出会った小学生の頃は、「罠カード」全盛の時代と言われていました。セットさえしておけばモンスターを簡単に除去できるので、みんな罠カードを中心にデッキを組んでいました。
そんな中出てきたのが「人造人間―サイコ・ショッカー」。罠カードをすべて無効にしてしまうモンスターで、今までのように罠カードを中心にデッキを組んでいると手も足も出なくなります。そうして罠カードからモンスターカードの時代へと変わっていくんです。これが僕としては最初の歴史の転換点でした。
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