
ポンコツがいると盛り上がる! 正月に家族でできる軽量級ボードゲーム
毎回、宮下草薙・宮下兼史鷹がおもちゃへの偏愛がほとばしる本連載。今回は以前も特集したボードゲームについてより深く掘り下…
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毎回、宮下草薙・宮下兼史鷹がおもちゃへの偏愛を語る本連載。今回は以前も特集したボードゲームについてより深く掘り下げるため、渋谷のボードゲームカフェ「JELLY JELLY CAFE 渋谷店」にお邪魔した。
前編では店長の野崎雄斗さんにお話を伺いながら、家族で正月休みに楽しめるライトなボドゲを紹介。
後編では、宮下と野崎さんによるディープな重量級ボドゲトークに花が咲いた。
取材・構成:ヒラギノ游ゴ 構成補助:赤井大祐 撮影:Hayato Takahashi 企画・編集:和田拓也 取材協力:JELLY JELLY CAFE 渋谷店
宮下 前回は家族で楽しめるライトなものをご紹介いただきましたが、今回は僕の大好きな重量級についてお話ししていきます!
──「重量級」と呼ばれるボードゲームは、プレイに数時間から半日かかるような、ルールが複雑なものですよね。
宮下 でもね、確かにプレイには時間がかかりますけど、ルールを覚えるのに苦労するだけで、あとは楽しいだけですよ。長いプレイ時間中ずっと苦痛に耐えながら無理してやってるわけではないので、そこは安心してください。
野崎 ですね。ルールを教えてくれる人が1人いれば、だいぶ覚えるのが楽ですしね。
──直近で話題になった重量級ボドゲというと、どんなものでしょう?
宮下 今年でいうと、「ウイングスパン」や「ネメシス」ですね。
野崎 「ウイングスパン」はありますけど、「ネメシス」はうちまだないんですよ。
宮下 「ウイングスパン」は今年日本語版が出て有名になったものです。夏に1回再販がかかったんですけど、それもすぐ売り切れましたね。僕も手に入れられなかったです。今思いっきり転売ヤーの餌食になってますが、奴らからは買いたくない。
──海外で作られる物が多いから、日本のユーザーは日本語版が出るのを待つわけですね。洋書っぽい。
野崎 そもそも日本語版が売られてないものもたくさんありますからね。それに、一口に日本語版といっても、パッケージなんかも含め全体的に日本語で作り直されたものから、日本語の説明書が追加されてるだけのものもあります。
──なるほど。
宮下 おっ、「白ブラス」ありますね! これなかなかないんですよ。
野崎 そうなんですよ、まあ僕個人的には黒のほうが好きなんですけど。
──すみません、その色の違いは……?
野崎 昔「ブラス」というボドゲがあって、それが再販されたのが「黒ブラス」。ブラスを基に、別のゲームシステムを組み込んで作られた完全新作が「白ブラス」ですね。
──全然ついていけない……。
宮下 なかなかこんな話できないですからね。伝わってうれしいです。
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自らボドゲを翻訳する宮下
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