若いオタクはアニメからVTuberに流れたのか? 7つのポイントから考察
2022.07.31
クリエイター
この記事の制作者たち
お笑いコンビ・宮下草薙の宮下兼史鷹が熱くおもちゃを語る本連載。
今回のテーマは「ウルトラマン」。日本の特撮界のパイオニア・円谷プロが手掛けるウルトラマンは、ヒーロー特撮ものでありながら本格派の空想科学(SF)作品としてのルーツを持つ奥深いシリーズだ。1966年の『ウルトラQ』『ウルトラマン』以降、その歴史は55年に及び、現在はウルトラマンTVシリーズ第25作目となる『ウルトラマントリガー NEW GENERATION TIGA』が放送中だ。
前後編の前編である今回は、『ウルトラマンティガ』『ウルトラマンダイナ』そして『ウルトラマンガイア』について宮下が語り尽くしていく。
目次
- 長野くんの神々しさ、特撮史上最高のエピソード!『ウルトラマンティガ』
- スタンド・バイ・ミー超え!?『ウルトラマンダイナ』
- 舞う砂埃! 火花散らすライバル!『ウルトラマンガイア』
- ウルトラマンのおもちゃでしかありえない特殊な現象
今回はウルトラマンシリーズの中でもいわゆる「平成3部作」と呼ばれる3作品について語っていきたいと思います。
まずは平成シリーズの1作目を飾る『ウルトラマンティガ』。昭和の時代に愛されたウルトラマンの新作を平成の世に、という気概が画面から滲み出るような、高い志を感じる作品です。
ティガはそれまでのシリーズのお約束を素通りしないんです。例えば、ウルトラマンって怪獣が現れたら基本的に無条件で倒しにかかるじゃないですか。そして脅威が去って平和が戻り、また怪獣が現れるという繰り返しの中でお話が展開していく。
ティガではそういったシリーズのルーティーンの中であまり掘り下げられてこなかった、そもそも怪獣ってなんで現れるんだ? 必ず倒さなきゃいけないものなのか? という部分に焦点を当てています。
怪獣からしたら、ただ生きようとしただけで”退治”されてしまうのは理不尽といえるわけですよね。ティガ=マドカ・ダイゴをはじめとして、怪獣から地球を守る組織・GUTSの隊員たちはそういった怪獣側の視点をなかったことにしない。ちゃんと葛藤していくんです。
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